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    wacca3577

    (迷走中の)
    東荒の妄想話をポイポイ中
    書きかけばっかりですみません

    ※過去でどの作品を何処まで晒して
    処理したか、どこにアップしたか
    不明になったので色々諦めた…

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    wacca3577

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    ライオンハート
    (荒北妊娠中)

    ※以下同文

    #東荒
    toiletInAZenMonastery

    「東堂………」

    遠くから俺を呼ぶ声がする…

    「東堂ぉ!」

    次第に近づいてくる声と共に姿が見えてくる
    そこには高校時代の制服を着た荒北が俺を呼んでいる…
    少し気恥ずかしそうに目線をそらしながらも口を開く

    「………」
    「ん?なんだ?聞こえないぞ…荒北?あらき…」



    「おい!東堂ぉ!起きろ!」
    体を揺さぶられ
    ハッと目を開けると見馴れた天井と
    覗き込む荒北の顔があった。

    「おめぇが起こせって言ったんだからな!」
    「あぁ、すまん」
    「簡単だけど朝食、できてっから
    早く食べて仕度しようぜ」

    そうだ!今日は大事な予定があるんだった。
    予定を思い出した東堂は急いで顔を洗い、
    食卓についた。

    「荒北、無理しなくていいからな、
    朝食も俺が作るから明日から
    お前はゆっくり休んでろ」
    「ん?別に無理なんてしてねぇし、
    まあ、休んでろってんならお言葉に甘えてゆっくりさせてもらうわ」
    「あぁ、そうしてくれ」

    そう言うと、東堂は味噌汁をすすった。

    ***


    荒北と2人、帰りのバスの中
    東堂は今日、産科の担当医から受け取った白黒の写真を見て口がにやけるのが抑えられない…

    「…さっきからニヤニヤしやがってキメェ」
    「っ!しょうがないだろ!」
    「家につくまで我慢しろ」
    「わっ…わかっている」


    家につくと東堂は買い出しの荷物もそのままに
    直ぐに荒北をソファーに座らせ
    荒北の正面に膝をつき優しくゆっくりと抱きついた

    荒北もそのまま、東堂の好きにさせていた。
    しばらくしてから東堂がゆっくりと話し始めた

    「………ありがとう、荒北」
    「…うん///」
    「こんな奇跡みたいなことが起こるなんてな」
    「おまえ、大げさぁ~」
    「なぁっ!そんなことはない!
    すべてがすごいことなんだ!荒北と出会えたこと、番になれたこと、そして………」

    「あぁ///ワァーったよ」
    「俺の全身全霊をもって守るからな!」
    「うっぜ……」
    「ウザくはないな!ライオンハートだ!」
    「バッカじゃねぇの、俺だって2人まとめて守ってやんョ」
    「っ!…お前らしいなぁ…だがそこは俺をたてろよ!」
    「やだね、俺はお前の足枷になりたくねぇ」
    「そんなこと微塵も思ってないぞ!」
    「思ってなくても俺がヤダ」
    「なに?」
    「あっ、動いた!」

    荒北の言葉に東堂が慌ててお腹に頬を寄せるとちょうど足の位置だったようで中から蹴りが入った。

    胎動を感じた東堂は目を輝かせて荒北を見上げる。その顔がこっちが恥ずかしくなるほど幸せオーラ全開で今からこんなに溺愛で大丈夫なのかと少し心配になった荒北だった。
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    処理したか、どこにアップしたか
    不明になったので誰か助けてくれ…
    荒北、お前は何を願った?


    7月8日早朝…
    東堂はいつものように、
    誰よりも早く目覚め洗面所に向かった。

    途中の共有スペースには
    昨日の七夕用に用意された笹があり
    男子高校生たちの願いが詰まった短冊を重そうにぶら下げていた。

    東堂はふと、短冊を手にとり見てみると
    皆それぞれ願い事や欲しいものなど
    七夕の意味など知る由もないであろう
    好き勝手なことが書かれていた。

    何人かの短冊を見ながら
    荒北は何を書いたのだろうかと気になり
    探し始めてみたものの何処にもそれらしき短冊が見当たらなかった。

    前日にちゃんと書くようにわざわざ短冊を手渡したはずなのに、荒北に手渡した青い短冊を見つけることができない

    短冊を探すのに上の方ばかり見ていたので
    一旦、目線を下に移すと
    足元のゴミ箱に見覚えのある紙が握りつぶされ捨てられていた…
    それは、東堂が探していた青い短冊だった。


    強い力でグシャグシャに握りつぶされて小さくなった短冊、東堂はこれが荒北の短冊だと直感した。

    ゆっくりとゴミ箱から短冊を拾い
    丁寧に破かないように開いていく…

    「東堂!おはよ!」
    「」

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