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    wacca3577

    (迷走中の)
    東荒の妄想話をポイポイ中
    書きかけばっかりですみません

    ※過去でどの作品を何処まで晒して
    処理したか、どこにアップしたか
    不明になったので色々諦めた…

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    wacca3577

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    #東荒
    toiletInAZenMonastery

    あれカリカリ…カリカリ…サッサッ…

    数日続いた雨が嘘のようによく晴れた日曜日、
    外からは暖かな日差しが差し込み
    太陽がもうすぐ真上に登る頃

    ベランダに丁寧に干されている洗濯物達が
    ゆるい風にあおられ踊っていた。

    カリカリ………

    この部屋の主は、
    リビングにある大きなソファーに
    横向きに体を預け
    肘置きに背を預けた格好で
    膝に置いたスケッチにペンを走らせている…

    ペラッ…カリカリ…

    時折、スケッチから外すその目線の先には、
    スラリと伸びた手足にしまった筋肉

    サラサラの黒髪を揺らし
    掃除をしている青年の姿があった


    頭から足の先までじっくり観察して
    またスケッチに目を戻す

    カリカリ…
    次第に掃除機のモーター音が近づいてくる
    足元まで来たあたりでモーター音が止んだ。
    ふと目線を上げると
    目の前には俺の愛しい人
    思わず表情が緩む

    少し前まで知らなかった
    幸福感がこみあげて来る

    あぁ、今は本当に心から幸せだとおもう

    ーーーーー

    それは、数ヶ月前に遡る

    あの時の俺におきた
    信じられない出来事だった…



    その時の俺は
    幼い頃から人よりも見た目には特に気を使ってきた。中学、高校とそれなりに人目も集めたし、
    大学ではさらに服飾について学び

    自分に似合う、引き立てる服をデザインすることで
    それなりの評価を得ていた。

    卒業してからも、デザイナーとして順調に進み
    今では自身のブランドを持ち
    それなりの知名度を上げてきたと思っている。


    だが。


    しかし、ここ最近
    思うようにペンが進まない…

    スケッチブックを前にしても
    線一本、引くことが出来ない…
    正直、何も浮かばないのだ。

    今まで才能に恵まれ
    天に三物も四物を与えられてきた身としては

    なかなか受け入れがたい出来事だが
    これが俗に言うスランプと言うものなのだろうか…


    なかなか浮上しない俺を心配して
    気分転換にと…
    普段は海外にいる俺の親友であり最高のライバルが
    旅行やヒルクライムに誘ってくれたりもしたが
    それでもスケッチブックは白いまま…だった。


    ♢♢♢


    そんな日々が続いたある日
    本当に気まぐれに街中を散策し、
    たまたま近くにあった
    自分の服が並ぶ店の前を通り過ぎようとした時。

    ふとガラス越しに店内を覗くと
    今までデザインしてきた服が並んでいるのが見えた。

    うむ、やはりどれも悪くない、
    我ながらセンスよく全ておいてに整っていると思う…

    ディスプレイも悪くない…
    マネキンのコーディネートも指示通り…に…
    ん?なんだ?

    自分のセンスの良さに優越感に浸っていると

    ひとつのマネキンに目が止まった。
    何だあのコーデは?

    あのバランスの体型にはその服じゃ無いだろう!
    わかってないな、オレが直々に直してやらねば!


    勢い良く店内に入ると俺は真っ先に
    マネキンに向かった


    ーーー


    ガチャガチャ…バンッ!


    震える手で荒々しく玄関のドアを開けて
    飛び込むと
    ドアに背を預けその場にズルズルとしゃがみこんだ


    ………はぁ…はぁ…


    やってしまった…
    こんな失態人生で初めてだ…

    心臓が壊れるんじゃないかと、もしくは
    口から飛び出すんじゃないかと思うほど
    ドクドクしている

    こんな事初めてだ
    店から家まで全力で走ったのだ
    俺はどうかしてしまったのだろうか…


    そのまま暫く息が整うまで頭を抱えていたが
    ゆっくりとスマホに手を伸ばし最新履歴にコールする


    3…4…5…6コール

    いつもすぐに出た事など無いのだから
    わかっている、それでも…

    早く出てくれ!頼む!と
    汗で張り付く前髪をかきあげながら
    心の中で叫んでいた。


    結局、相手は電話に出ることがなかったが
    留守電に切り替わった瞬間に俺は今起きたことを
    すべてを吐き出した。
    前半はアナウンスに被って録音されてはいないだろうがそれでも構わなかった。
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    処理したか、どこにアップしたか
    不明になったので誰か助けてくれ…
    荒北、お前は何を願った?


    7月8日早朝…
    東堂はいつものように、
    誰よりも早く目覚め洗面所に向かった。

    途中の共有スペースには
    昨日の七夕用に用意された笹があり
    男子高校生たちの願いが詰まった短冊を重そうにぶら下げていた。

    東堂はふと、短冊を手にとり見てみると
    皆それぞれ願い事や欲しいものなど
    七夕の意味など知る由もないであろう
    好き勝手なことが書かれていた。

    何人かの短冊を見ながら
    荒北は何を書いたのだろうかと気になり
    探し始めてみたものの何処にもそれらしき短冊が見当たらなかった。

    前日にちゃんと書くようにわざわざ短冊を手渡したはずなのに、荒北に手渡した青い短冊を見つけることができない

    短冊を探すのに上の方ばかり見ていたので
    一旦、目線を下に移すと
    足元のゴミ箱に見覚えのある紙が握りつぶされ捨てられていた…
    それは、東堂が探していた青い短冊だった。


    強い力でグシャグシャに握りつぶされて小さくなった短冊、東堂はこれが荒北の短冊だと直感した。

    ゆっくりとゴミ箱から短冊を拾い
    丁寧に破かないように開いていく…

    「東堂!おはよ!」
    「」

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