Gothic girl−1 アッデルドンと ダニエルが初めて出会った頃のお話✨滅多に人が来ない森の獣道での事件
ダ:うう〜しくしくしくしく
つまずいて転んだ拍子に頭のツノが折れてしまい
泣いている悪魔のダニエル
ダ:うう〜ツノが〜泣
見つかりません💦
生い茂った草をかきわけ
折れた片割れのツノを必死に探すが見つからない
もうすでに2時間経過している
早く病院に行ってツノをくっつけてもらいたいが
くっつけるツノがなければそれはできない
ダ:もうだめです。。。
見つからない。。。。。
ツノに痛覚はないが心理的大ダメージが大きく
落ち込むダニエル
ダ:どうしましょう、こんな見た目になっちゃって。。。
ちゃんとしたツノがないと生きていけない。。泣
悪魔にとってツノは顔や声と同じ
なければとても困る
それにダニエルのツノは自己肯定感が低い彼女にとって唯一の自慢だった。
ダ:うう。。うえ〜ん!!!!
へたり込んでしまい大泣きしてしまうダニエル
その時
ガサガサガサ
ア:な〜んだ?どうしたんだい??
ダニエルに向かって
落ち着いているような気怠けな声がかけられ驚きながら振り向くダニエル
ア:おや、泣いてるじゃないか。何かあったのかい?
そこには複数の首飾りをつけた
小柄でそばかすが特徴的な女の子が立っていた。
ダ:うう〜ひっぐ。
ツノが折れて、探してて、見つからなくて。。。
初対面で知らない人に怖がりながらも
泣きながら必死に説明をするダニエル
ア:あらら〜確かに頭にツノがないね〜
でもこの辺りは日が当たりにくいし草が多いし、
残念だけど落とし物はそう簡単には見つからないね〜
的確な意見をダニエルに言うアッデルドン
しかしそれが逆にダニエルにダメージを与える
ダ:うえ〜ん!!!!
またも泣いてしまうダニエル
ア:お〜よしよしごめんよ〜
不安にさせたね〜
とりあえず落ち着こうね〜
ダニエルの頭を撫で背中をさするアッデルドン
ダ:ふぅ〜ふぅ〜はぁ〜
しばらくすると落ち着いて
冷静になったダニエル
ア:落ち着いたかい??
お嬢さん??
ダ:はい。。ご迷惑をおかけしてしまいすみません
ア:そんなことは全くないよ〜
落ち着いてきたダニエル
しかしツノがなくなってしまったという
事実に絶望しているのが顔に出ている
ア:ん〜そうだね〜とりあえず
ここで闇雲に折れたツノを探すのは
危ないから警察さんにお願いしようか〜
ダ:はい。。そうします。。
よろよろと立ち上がろうとするダニエル
しかし足に力が入らず腰が抜けたようにペタンと座り込んでしまう
ア:おやおや〜ちょっとまだ大丈夫じゃないね〜
おうちは近くかい?送って行くよ〜?
ダ:あうっいえいえ!ごめんなさい。。
しばらく休んだら一人で帰れます。。。
ア:でも〜そろそろ日が暮れてきたし、
森の夜道はほんとに危ないよ〜?
ダ:そうですね。。いや!
私のことで長い時間付き合わせてしまって!!
お嬢さんこそおうちの方が心配されませんか?!
アッデルドンを自分より年下だと思い心配をするダニエル
ア:。。。。。ふふふふ〜
一人暮らしだから全然大丈夫だよ〜
こちらはお嬢さんよりだいぶ年上だしね〜
ダ:!!!???
失礼しました!!!!!
ア:いいよ〜いつもよく若く見られるからね〜
悪い気分じゃないよ〜
一瞬気にしていたツノのことを忘れ目の前の女の子が
自分よりも年上だったことに驚くダニエル
ア:それでおうちは近くかい?
ダ:あ、いえ実は隣町で。。。少し時間がかかります。。。
ア:そうだったのか〜
もう周りも暗いし今夜はうちに来るかい??
大したもてなしはできないけど〜
ダ:!!ありがたいですがこれ以上ご迷惑を
おかけするわけには、、、、、
こんな汚い姿ですし、、
ダニエルは一生懸命
ツノを探していた為に
服や髪は土だらけで
手は草で切ってしまい血が出ていた
ア:そんな格好だからこそ放って置けないのさ〜
いいからおいでよお嬢さん〜
優しくダニエルの手をひくアッデルドン
疲れた心に優しさが染み込み
思わずときめくダニエル
ダ:う〜ありがたくおうちに邪魔します!
そして二人はアッデルドンのおうちに行くことになったとさ
〜
めでたしめでたし
ダミー=アッデルドン・オーバー
→背が低め。ロリババ系?
生活力は低いが、
伊達に年はとっていない。
気怠さの中にセクシーさとかっこよさがある???
ダニエルには効果的めんでベタ惚れされている。
パトリシア=ダニエル・メナール
→背は結構高い。顔はめちゃ可愛い。ただ精神力弱々。
アッデルドンがいなければもう生きていけない。
圧倒的受け。割と発情しがち。
可愛い。