これは僕が小学生の頃のお話です
僕は毎年夏にやるホラー番組、所謂心霊番組が大好きで、次の日に同じホラー好きの友達とテレビを見た感想を言うのが好きでした。
僕の地元には赤い女の幽霊が出ると噂の洋館があって、心霊番組を見ているうちに僕は自分の目で幽霊を見たいと思うようになりました。
それは僕の友人も同じで、夏の終わりの思い出作りとして今夜友達と一緒にあの洋館に行くことに決めました。
しかし、流石に2人だけでは心細いのでクラスメイトの何人かを誘うことに決めました。
僕らはクラスで目立つタイプじゃない、所謂陰キャというやつで、人数集めに苦労しました。意外と僕たちと同じように心霊番組好き、ホラー話が好きな人がいたので10人くらいは集まった思います。
1991