書きたいひとコマを書いただけ。3(2の続き)「で、ナマエさんは倒れている直美さんを見たんですね?」『は、はい』カフェエリアの一角で、黒田と白鳥と向かう形で座るナマエは小さく頷いた。「覚えている事があれば教えてください。犯人の顔は見ましたか?」白鳥の問い掛けにナマエは首を横に振った。『一瞬の事でしたので、顔までは…あ、でも…』「でも?」『犯人のひとりが驚いた表情で“Kitty”って言ってました。』「Kitty…ですか。」黒田と白鳥は顔を見合わせ、ナマエに視線を戻す。コナンは近くのプランターボックスの陰でナマエ達の話を盗み聞きしていた。「(…Kitty?子猫って意味だが、何か意味があるのか?)」顎に手を当て、Kittyの意味を考えていると事情聴取を終えたナマエが席を立ち、カフェを後にする。コナンは足早にナマエの後を追った。
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