愛と呼ぶにはなんとやら 放課後の化学準備室には、俺との雑談を主な目的として足を運ぶモノ好きな生徒が度々訪れる。
六月十二日、天気のご機嫌とりが難しいこの頃、今日も土砂降りの雨で空気が冷たい。親が迎えに来るまで暖まらせて、という生徒のためにストーブを焚きながら軽い雑談をしていた。

「それでねそれでね、ウエディングドレスって────────────なんだって」

「へぇ...」

「あは、じろ〜ちゃん興味無さすぎ」

今日はプロポーズの日だ、なんて浮かれていた生徒が結婚に関する雑学を得意げに話すのを聞いて、仕事片手に相槌をうつ。

「興味」

ないことはないけど、と呟く。本当だ。こういった自分に縁がない(と、少なくとも自認している)事柄に対しての知識は、小さくても知れる機会があるのなら知っておくべきだ、と思う。面白いし、人生において知らないことが減っていくのは、安心するから。

日本的夏天真热啊。

等影片美伽回过神来的时候他已经牵着斋宫宗的手坐在公寓的床上好一会儿了。行李箱被随意的遗忘在玄关，四仰八叉的两双鞋方才见证两人拥吻着进门。斋宫宗趔趄着被影片美伽揽着腰带向卧室，兴许是因为常年无人在家，无法流通的热气阻塞二人的呼吸。磕磕绊绊的分开两唇，影片美伽才推搡着脱力的斋宫宗一齐倒在床上。

正午炙热的阳光透过窗户洒进房间，不知是谁的手指忍不住蜷缩了一下，换来对方更加得寸进尺地攥紧。影片美伽呆呆地望着身侧的斋宫宗，前额的碎发已被薄汗打湿，异色的眸中闪过一抹殷红。他下意识抬起手，用拇指指腹磨蹭着斋宫宗的唇，是刚才不小心咬出血了吗？迷迷糊糊地凑身过去嗅着斋宫宗身上的气味，发间清新的玫瑰香夹杂着淡淡的汗味。老师好像总有让我想更靠近一点的魔法呢，他想。