4/18彦さんスペ140字お題：ストッキング(破り)

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人獣型の鋭い爪で軽くなぞられただけで伝線していく繊維に虚しくなる。こちらは細心の注意を払って着用している薄衣なのに。「肌に傷は付けてないんだから感謝して欲しいくらいだな」表れた素肌に巻き付く太い尻尾と機嫌良さげに鳴る喉に絆されているのだから、まぁ、新品を買ってくれたら許してあげる。

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コレ、破っていいか。お互い身に纏うものを減らしていく最中で太腿をそっと撫でながらギラついた視線と共に言われて頷いた。彼は顔を近付けたと思えば軽く食む。サラリと長い髪が擽ってピクリと動けばそれを咎めるように噛まれる。プチと音を立てて繊維が切れれば表れた肌に、生温く舌が這うその先は。

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鳥の姿だからと遠慮なく抱き着いて擦り寄ってくる彼女は微妙なこちらの心情など察してくれない。まして先程爪で引っかかり破けてしまった薄布の間から覗く柔肌から必死に目を背けるこちらの気持ちなど。………コイツ5分後覚悟しろよい。

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普段の揃いの服から着替えて薄着の彼女をしつこく目で追う🐧に溜息が出る。「見すぎ」特に脚を。「だってさァ…」彼女は気付いて無さそうだが、薄衣が脹脛で伝線しているのが気になるのだろう。確かにアレはエロい。「穴に指突っ込んでいいかな」その教え方は怒られるぞ。まずはその伸びた鼻の下直せよ。