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    SUDAKAY03272

    @SUDAKAY03272

    ゆまおさの短い文章書いてます

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    SUDAKAY03272

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    くえすさんとのお話で出た軍人ゆまと遊郭おさのお話
    書きかけ
    しばらく書けないかも


    子供の頃、父親に連れられて時々遊びに行ってた大きなお屋敷。
    そこには遊真と同じ歳の子どもがいて、その子と遊ぶのが一番の楽しみだった。
    もの静かで物知りなその子供に、いたずら好きで暴れん方な遊真も大人しく従い、生まれた時から一緒にいたみたいに仲睦まじく過ごす様子は周りの大人達を和ませた。
    そんな中、あるウワサが遊真の耳に入ってきた。
    『あの屋敷の子供は魔性の目を持っている』
    『あの緑の瞳を見た者は魔に魅入られてしまう』
    遊真と仲の良い事を知ってる大人にずけずけと
    「お前もアイツに魅入られたんだろう」
    そう言われた事がある。
    意味はわからねど、あの子が悪く言われるのは許せない、と、問答無用で叩き潰した遊真だった。

    ある日の深夜。
    ぐっすり眠っていた遊真の家に、使いの者が飛び込んできた。
    お屋敷に何物かが火をつけて燃えている、と。
    父親より先に家を飛び出して駆けつけた遊真の目に飛び込んできたもの。
    炎の中、誰かに捕まってナイフを突きつけられているあの子だった。
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    水鳥の

    MOURNING書いたけど、これじゃない、ゆまおさ……にならない。何故? 世界は無情な表情をしてくる時がある。『空閑遊真』、彼はそれを重々にわかっている。

    『オサム』
     いつからだろう、その言葉に甘い響きが重なり始めたのは。それは知らない音になって行く。なのに、彼はその音で、声で名前を呼び続けた。何度も、何度も、何度も。
     世界の流れに置いて行かれるのをわかっているのに、空閑遊真はその選択肢を選んだ。大切なことは何一つ伝えない、という選択を。
     それに気づいたのは、他でもない三雲修だった。
     三雲は空閑に何度も言おうとした。傍にいると、手を握ると。だがそれは空閑が望んだ答えじゃないことを三雲は知っていた。でも今はそれ以外を渡すことはできない。

     朝日が昇るベッドの中、三雲は起き上がり眼鏡をかける。冷たい空気を馴染ませるように吐いた息はため息となって口から出ていく。
     ――空閑。
     伝えなくてはならないのに、伝えられない想いが後悔となって三雲に付き纒う。何度も昼と夜を繰り返して、空閑の望まない答えを伝えようとしても、上手く行かない。終いには、
    『オサム』
     優しい音色で、口の中で転がすように吐き出された言葉に、あの時の三雲は赤面した。心臓が早鐘を打ってい 562