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    とまと

    @nyotagiyu

    特に日受、🌊受、を今は。
    女の子、NLBLGL女体化好き。
    にょたぎゆは俺が幸せにする。

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    とまと

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    好きな歌手の新曲があまりにも理想的な体から始まるさねぎゆだったので。
    新曲なので検索引っ掛かんないようにポイピクに呟いた。

    #さねぎゆ

    たったの一度で義勇中毒になった実弥すりぃさんの「中毒性のチュウ」が私の解釈では恐らく体から始まって落ち着く話しなのでそれがさねぎゆにしか聞こえなかったって言う。

    不死川君が鬼殺隊に入隊したのが15歳だと仮定して、義勇さんはそれより数年早くて13歳で入隊。数人で行動する下級隊士時代、まあ不死川君が16歳になるまでの間に他の隊士に加えて義勇さんとも行動したことが有ったと思う。
    藤の家で風呂に入ってた時、お湯に浸かってる義勇さんが何だか物凄く可愛く見えてしまって無意識にキスしてしまって気付いたら一緒に入ってた仲間達から滅茶苦茶笑われてるし目の前の義勇さんは目をぱちぱちさせて首傾げてるしでいたたまれなくなって顔真っ赤にして逃げるように風呂場を出た不死川君。その後義勇さんは何も言ってこないし仲間達も飽きて揶揄う事も無かったから忘れたまま数年が経ちお互い柱に昇進。ついでに接近禁止令も出たりした。

    ある時宇髄に無理やり連れて行かれた酒場でべろべろに酔わされた不死川君。眠っていた記憶が蘇りうっかり宇髄に義勇さんと接吻したことがあると話してしまう。
    お祭り男の宇髄がそんな面白黒歴史を聞き逃す筈もなく、意識が朦朧としてる不死川君を迎えに来いと当事者の義勇さんを呼び出して会計を済ませ、あとは任せたと言って帰ってしまう。
    任された義勇さんはどうしたものかと不死川君を起こそうとするがテーブルにしがみ付いて離れないのでしょうがなく宇髄が座っていた向かいの席に腰を下ろす。
    周りに人も居るのでこそこそと「不死川、起きてくれ、家に帰ろう?」声を掛ける義勇さん。鬱陶しそうに目を覚ました不死川君は夢に出て来た風呂場で接吻した可愛い顔が目の前に現れてテンション爆上がり。寝ぼけているので義勇さんの手をにぎにぎして離さなくなってしまう。
    意味不明な行動ではてな状態の義勇さんだが不死川君が起きてくれたので半ば無理矢理外へ連行。そのまま風邸へ連れて帰る。その間も何だかべたべた触って来ていつもの攻撃的な態度じゃない事に戸惑う義勇さん。
    寝室っぽいとこ目指してあっちこっち。布団が畳んで寄せてある部屋を見つけて安心し、適当に布団を広げて不死川君にもう寝た方が良いと促す。
    寝ようとする不死川君。でも何を思ったか義勇さんを座らせて膝枕を要求。腰に腕を回されホールド状態。逃げることも叶わずそのまま暫く様子を見る事に。
    不死川君のふわふわの髪が気になる義勇さん。そっと撫でてたら何だか愛おしくなってきて、数年前自分に接吻して来た隊士が白髪だったのを思い出し、それが不死川君だったと気付いた。気づいてしまった。
    「俺は不死川と仲良くなりたい」
    本当こっそり。呼吸音と殆ど変わらないような声音で囁いたらまさかの目を覚ました不死川君。自分の髪を撫でる義勇さんの手を掴んで布団に押し倒し「嫌なら逃げろ」と言って服を脱がせ始める。動かない義勇さん。どうしたと思って見たら綺麗な顔を赤く染めて潤んだ目をうろうろさせていて、その姿は拒絶とは程遠い。
    鼻を擦り合わせてこちらを見るように促す。接吻しようと口を寄せたが、義勇さんは逃げるどころか縋るような仕草で不死川君の羽織の袖を掴んだ。

    その一度の関係で不死川君は中毒になってしまった。快楽にとろけた顔や声、自分の両腕に丁度良く収まる体、抱き締めた時に己の全身に湧き上がる幸福感、温かい体温、癒される匂い。
    冨岡義勇を手離すことが出来なくなっていた。
    任務が続いて疲労困憊の時、鬼のように醜い人間の所業を目にした時、何だか腹が立つ時。隣に奴が居たら抱き締めて泣くまで離さないだろうと思う。竈門兄妹の事が有って蟠りが出来てもそれは変わらなかった。
    その感情が愛だと気付いているのに伝えることも無く、呼び出し呼び出されだらだらと続いた関係。鬼の出現が無くなり、柱稽古が始まるとそんな時間も無くなりそのまま最終決戦を迎えた。

    訪れた余生、昨晩は寝られず朝からうだうだと独り言を言いながら考え事をしている不死川君。柱の威厳も空しく、その場に居た人によっては男らしくないと拳で殴られていたであろう。しかし中毒になっている不死川君。出来る事なら毎日あの可愛い顔を眺めたい。出来る限り傍で見たい。何だったらいつでも接吻がしたいし、抱き締めたい。
    兄ちゃん偶には我儘でいいんだよ!と可愛い弟が天国から叫んでいる気がした。都合のいい妄想である。
    判断も早くて行動も早い男。考えるのは止めて己の欲に忠実になることにした。
    爽籟を使って意中の子を呼び出す。そんなことに使うな。爽籟は思った。
    頭の中に台本を書いて、それを何回も復唱する。自然と足が遅くなり、待ち合わせ場所に着いたのは時間丁度。桜が似合うだろうなと思い呼び出したのは桜並木。そよ風がひらひらと桃色の花弁を散らすその中で可愛い子はまるで桜の精の様に佇んでいた。似合うどころの騒ぎではなかった。
    「不死川」
    小さな唇が控えめに呼ぶ。実弥と呼んでほしいと伝えたらどんな顔をするだろう。
    あの頃はお互いに愛だの恋だの口に出すことはしなかったが、体を繋げるその前は必ず接吻をした。口に出さなくてもこの思いが相手に伝わるようにと思いながら。欲を発散する為だと思ってほしくなかった。お前を愛する以外の理由でこの行為をする事が嫌だったから。
    不死川君が欠けた右手を上げて義勇さんの頬に触れると、あの時の様に大きな目をぱちぱちさせて可愛い顔は頬を染めにっこりと微笑んだ。
    一方的に好きだったかもとか、他人からしたら受け入れがたい不埒な関係だったとか、本当は嫌だったんじゃないか…とか、あーだこーだ悩んでたのが馬鹿だったと思う。
    後ろ向きな思考を根こそぎ全部フッ飛ばしてくれる、この笑顔が見れたのかも知れないなら、もっと早くに伝えときゃ良かったなァ。

    て脳内で不死川劇場始まるくらいの理想的なPVだった。一度ツベで視聴してほしい。すりぃさんの「中毒性のチュウ」
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