オレたちはネコだった(キッズバージョン) ある日とつぜんネコになってしまったシンとアブト。
島さんのなでなでテクニックにもまけず、自分たちがどうやったら、ネコからもどれるかをしらべるため、シンとアブトはネコのすがたのままで、てっぱくへとむかった。
でも、てっぱくの中にネコがいるなんて!まわりの人たちはおおさわぎ!
2ひきが人びとから、にげながらむかった先は、H 5をつくるときに、ためしにつくられた、新幹線高速試験電車「FASTECH 360 S」だった。ネコ耳が生えたようなすがたがにんきのしゃりょうだ。
「なぁ、どういうことなんだ?」
じじょうを知っているような白いネコのすがたのアブトに、はいいろのネコのすがたのシンがはなしかけたとき、ふしぎなこえがあたりにひびいた。
そのこえは、かつてシンカリオンをかいはつしたイザ(八代イサブロウ)だったのだ。
「こいつをあたらしいシンカリオンのかいはつのさんこうにするがよい。そのうちおまえたちのすがたももとにもどるだろう」
イザのこえは、そういうときえた。
2人がネコになったのはシンカリオンのことがいまだにすきな、イザのいたずらだったのだ。
2人はネコのすがたのまま、しばらくイチャイチャしていたが、ついねむりこんでしまう……。
ふとシンが目をさますと、そこはもといたばしょだった。となりでアブトもねていた。人間のすがたにもどっている!でもゆめだったのかなぁ?とシンはふしぎなきもちになる。
シンはねているアブトを、ネコのきもちのままで、鼻チューしておこした。おきたアブトもびっくりしている。
アブトもシンも、かおがちかくて、てれてしまう。
そこへ、島さんがチュールやにぼしをもってやってきた。
ゆめだけどゆめじゃなかった!
2人はおどろいてかおをみあわせるのだった。