夜明け前、夜闇に溶けて暗いグレーに染まった天井が目に映る。ぱちぱちと瞬きをして、自分の目が覚めていることに気がついた。
隣で眠っている恋人を起こさないようにそっと体を起こす。頭を動かしてベッドヘッドに置かれているデジタル時計を見れば、未だ深夜と呼べる時間を指していた。

外は不気味な程に静かで、見ればもう三月だというのに雪が降っている。道理で、と納得した。
そういえば、今年は異常気象だとかで、先月も、先々月もひどく寒かった。東京にこれほど雪が積もったのは何年ぶりどころではないらしい。言われてみれば、冬弥の記憶にも雪が積もる東京というのはあまりない。
この分だと桜の開花宣言も遅いのだろうな、と思ったところで、ふるりと体が震えた。寒い。なにか羽織るものを取りに行こうかと思ったが、その為には足を冷たい床におろさなければいけない。その方が寒そうだな、と冬弥は少しだけ毛布を引き寄せた。

【彰冬】晴转多云转梦 一些超越rw后冬因为不知道该以什么身份与彰同行而忘掉和包含彰的全部回忆前提（但是不讨厌古典乐）
本质是再次爱上彰（你们老夫老妻是来体验生活的吧）
歌词是两人cv合唱的Not Found的一段（考）
第一次写彰冬大概ooc（提前土下座）
题目是 春卷饭 美影日记 的歌词
暗示现实的不安
vbs或许会结束但是彰冬会永远在一起！














脚印确然印在沙滩上，却没有任何实际的感受，每每向前迈进一步，似乎都让身体更进一步溶解在这片海边的浓厚的白雾中。

“冬——”

四周传来一些模糊不清的声音，亦在完整到达他的耳畔前，一并溶解在这片白雾中。然而不知为何，在这将要和四周融为一体的氛围之下，他却本能地想要逃离。

要快一点，去寻找。