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    かおる

    @kaoru4888

    成人済のネオロマンサー/字書き/スタオケ:巽唯・刑唯 好きなように二次創作小説を執筆しています。
    こちらのポイピクでは、文字数の少ない作品の展示や告知などしたいと思っています。
    作品置き場(pixiv):http://pixiv.net/users/83815587
    lit.link:https://lit.link/kaoru4888

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    かおる

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    キスする巽と朝日奈のSSです。

    とても短いのでpixivに掲載するのが憚れて……こちらに掲載します。

    #金色のコルダスターライトオーケストラ
    #巽唯
    sundevi
    #巽瑛一
    sundanceI
    #朝日奈唯
    asahiNayoi
    #朝日奈唯受
    #スタオケ
    #スタオケ文芸部
    staokeLiteraryClub

    【巽唯】キスする二人 それは、あまりに突然だった。
     ドンッと大きな音がしたと思えば、巽の手が朝日奈の背後の壁についていた。さながら壁ドンの形だ。
     朝日奈は巽から溢れ出る甘い陰の気配に、身体を強張らせた。
    「えっ!? なに!?」
     見下ろしてくる巽は、驚く朝日奈と打って変わり、余裕を含んだ笑みを返してくる。
    「ねぇ。……したいのでしょう?」
    「なっ、何が……」
     巽への思慕の視線を外して焦る朝日奈を、じっと見下ろしてくる巽の瞳。
     何も言っていないのに「あなたが言い出したことだ」とじりじりと焼いて責めてくるよう。
     耐えきれず朝日奈が視線を彷徨わせる様子に、巽が含み笑いをした。
    「わかっていらっしゃるくせに」
     そう言いながら巽が急に顔を傾けて近づいてくる。気づけば頬に息が触れるぐらい巽が近い。
     朝日奈は慌てて巽の肩を掴んで、迫る巽に抵抗した。
    「ちょっ、ちょっと待ってよ、瑛一っ!」
     叫んでも一向に近づくのが止まらない。朝日奈は巽の口を手で塞いで間一髪止める。
    「……何か、口づけをしたら困ることでも?」
    「こ、困る、こと……!」
     困ることは、……ない。でも、ちょっと待ってほしい。今にも心臓が爆発しそうなのだから。頬が火照りを繰り返して、焼けるようなのに。
     でもこの全身のざわめきや熱は嫌じゃない。さっきだって、巽に触れたいなと思って彼に視線を送ったら、間髪入れずに迫られ、心のどこかで気持ちに応えてくれた事に嬉しくもなったのだから。
    「困ることなんてないでしょう?」
     巽は口を塞ぐ小さな手を掴み壁に縫い付けると、戸惑う朝日奈の唇にかぶりつくようにキスした。
    「ンッ……!!」
     壁に押し付けられながら唇を貪られる。頭が痛くないのは、巽の手が後ろに回っているからだ。クッションにしてくれた、というよりかは、朝日奈を逃さないための手。
     巽にされるがままのキスは息継ぎもままならず、ただただ甘い蜜を流し込まれるよう。
     そんな荒々しい口づけでも、巽に求められることが次第に嬉しくなって、朝日奈は自ら腕を伸ばして巽の首に抱きついた。
    「フフ……やっと素直になられた」
     巽はニヤリと笑うと、腕の中に閉じ込めた彼女へご褒美のキスをたくさん贈った。
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