アヌビスの髪に絡まる件Twitterに載せると長いのでこちらに(*´꒳`*)悪態つくけど子供に甘い叔父様とパタパタ羽根で動き回るベビーホルチュと、また髪の話してッ！！！なアヌビスの小話。PS、さよなら時系列


叔父様の後ろを「あしょんでー」「ねぇーおじしゃまーあしょんでぇー」って小さな羽根パタパタさせながら追いかけるベビーホルチュ🪶

サ行が言えない舌ったらずな言い方に歯痒さを感じながらも、幼子に強く出れない叔父様。「あーうるせぇ、うるせぇ、一人で勝手に遊んでろ」俺は忙しいんだって手でシッシッと軽く追い払おうとする。

叔父様に蔑ろにされて、顔くしゃあってしながら「ひぃん！おじしゃまーあしょんでぇええええ！」えーん、えーん！って泣き出す幼子に焦る叔父様。「ばっ…馬鹿！俺が虐めたみたいだろ、泣くなよー分かったから」なっ、なっ、…って観念する叔父様に、「おじしゃまーあしょぶー」って泣き止む雛鳥ちゃん🦅👶


はぁ…って盛大な溜息と共に、抱っこでもしてやれば機嫌良くなるかーなんて単純なこと考えてる叔父様に、「おじしゃま！かくれんぼ」って小さな手うんと広げて万歳ホルチュのプチ主張。いい歳してそんな幼稚な事が出来るか…ケッ！ってまた蔑ろにすれば、鼓膜破れるかと思うほどのギャン泣きに「分かったから！！やる！やればいいんだろ！」って汗汗しつつ観念する叔父様。


「おじしゃまーかくれるー」って、キャッキャッと嬉しそうに空中飛び回るホルチュに「こーら、早く隠れないと捕まえるからなー」ってホルチュの頭コツンと突っつくも、無垢な幼子に思わず微笑む砂漠の父性。「かくれるーがんばるー」うんしょ、うんしょ、ってパタパタ羽根パタつかせながら空中進むホルチュの移動速度が遅すぎて、半端苦笑いの叔父様だが子供はこんなもんだろって甘い考えでしばらく待機


「かくれるー」「…くれるー」「……るぅー」とベビーホルチュの陽気な声が遠のくをうたた寝しながら聞いてた叔父様。そろそろいいか…っとむくっと起き上がり、「餓鬼相手に本気出すのも大人気ないが…」速攻で見つけてやると意気込む叔父様。

どうせ神殿の隅っこに挟まって動けなくなってピーピー泣いてるのが関の山だろ、とか思ってる叔父様。意外にも子供が隠れそうな場所を片っ端から探すも、隠れた形跡すらなく「(此処にもいない…まさか、そんなッ……俺の知らない間に危ない目に…！？)」ってなんやかんや雛鳥の心配し、サァーッと青ざめる砂漠の父性。


急いで探さなくては！って焦る叔父様の後ろから、「父上〜♪」どうされましたー？って現れる冥界の使者アヌビスことアヌヌ。「アヌヌっ！その…アイツを見なかったか！？」ってベビーホルチュの事をジェスチャーで伝えようとする叔父様に、「父上…よくもまぁ、あんな頭パーの鳥を飼われて。逃げたのでしょう？そのまま空に還して差し上げては？」と、笑顔で全くかくれんぼの話ガン無視するアヌヌに「アヌヌ！そう言う事、言うんじゃありません！」って軽く嗜める叔父様。


育ての父に溜息つかれ「ち、父上…申し訳ありません…」また父上に怒られたぁってシュンなアヌヌ。全くこの子は…すぐ小さい子を軽んじて…ってジト目な叔父様、それでも愛しい息子に「お前も手伝ってくれ、アヌ…ヌ……」って頼もうとする際に、シュンとなって落ち込んでたアヌビスの後ろ髪からジタバタしてる手足がチラリ


「！！！！！？」思わずガン見してしまう叔父様と、突然無言になった父にまた怒られると確信しシュンとしたまま伏せ目なアヌヌと、見覚えのある小さな手足。沈黙を破ったのは小さな一声「おじしゃまーからまるー」


間違いないホルスぅうううう！？って何故そこに絡まっているのか、そもそもどういう状況なのか、まったく思考回路が追いつかなくて硬直してる叔父様と、「はて？何か聞こえたような…」後ろ振り向き辺りをキョロキョロなアヌヌ。アヌヌの髪がチラチラと左右に揺れる度、こちらに背を向ける度に髪の毛に絡まってるホルチュと視線が合う叔父様


「なッ…何やってんだテメェは！！？」って多々ある突っ込みを抑えて思わず振り絞る大声に、ビクッとなるアヌヌと絡まってるホルチュ。「ち、父上…何かお気に触るようなことでも？」って汗汗なアヌヌと、「おじしゃまーおこったーん」うぇーん、うぇーんと泣き出すホルチュ👶🦅


はて…また声が……一体何処からってキョロキョロするアヌヌに、ズカズカ近付いて「アヌヌ！！此処だ、ココ！！！」ってズボッと後ろ髪に手突っ込んでホルチュ救出。「あーん、おじしゃまーからまったーん」ってワンワン泣くホルチュに、「この頭空っぽの鳥頭ッ…何故そんなところに！？」って理解不能なモノを見てようなアヌヌ。更に理解不能なモノを見るように「…いや、それは俺の台詞で。アヌヌ、お前こそ何故気付かなかった…というか、ホルスはどうやって入ったんだ」と疑問と溜息の叔父様。


叔父様の疑問に、ベビーホルチュわんわん泣きながら「かくれんぼしてたー」って話出す。うんうん、それで？って大人しく聞く叔父様と、「あーかくれんぼでしたか。てっきり逃げ出して空の藻屑になったとばかり…」って今の今まで話が繋がってなかった上に、いちいち一言余計なアヌビス。また溜息を我慢しつつ、ホルチュの話を聞く叔父様


「かくれんぼのとちゅーわかめいたーー」ってピシッとアヌヌ指差すホルチュに「ワカメじゃありません。次ワカメと言ったら引っ叩きますよ？」って笑顔のイケメンに、「やめなさい(汗)」って嗜める叔父様。話が一向に進まず焦ったさを感じながらも、「で？アヌヌを見つけてどうしたって？」って幼子に詰め寄る叔父様


「こんぶいたーこんぶよんだら、からまったーん」と話すホルチュに頭ハテナマークの叔父様と、「だから俺はワカメでも昆布でもないと言って…」ってブツブツ文句言うアヌヌ。それは一体どういう状況なんだ、実際に再現してくれと抱っこしてるホルチュを空中へ放り投げ、渋るアヌヌを立たせる叔父様


そして再現される。「わかめーわかめー！」とパタパタ羽根パタつきながら、アヌヌを呼ぶホルチュに「だーかーらー俺はワカメじゃn「アヌヌ！！話が進まないから我慢しなさい！」……はい、父上ぇ」ってシュンとなりつつも、無愛想に「なんですー脳内g単位の鳥頭ちゃーん…」って振り向くアヌヌと、瞬間的に消えるベビーホルチュに現場は騒然👶🦅


じぃーと見てただけに「はぁ！？ホルスッ……え！？何処行った！！？」って突然の出来事に慌てる叔父様と、「土に還ったのでは？」と適当な事言うアヌヌの後ろから聞こえる「おじしゃまーからまるー」な声にビクッとなる2人。

「はぁーーーっ！？いつの間にアナタ絡まって…てか、人の髪に絡まるとか失礼過ぎるでしょう！？」な憤慨アヌヌ。キョトンとしてる幼子相手に、ピンッと腹いせデコピン炸裂。「う、うぅ、うぇええええん！わかめがーぶったぁーーーん！おじしゃまぁーーーん！」とギャン泣きホルチュに焦るアヌヌ。「静かにしなさい！この鳥頭ッまた父上に叱られてしまうでしょう！」と泣き喚く幼子の口塞ぐアヌヌ。その際にも、本人とは無意識にホルチュにまとわりつくアヌヌの髪にピンときた叔父様。アヌヌのゆるフワ()うねり髪が振り向き際、ベビーホルチュを巻き込んでそのまま取り込んでいた衝撃の事実！


しかし何故気付かないんだ、というか…どうなってるんだその髪は…という突っ込みを喉元まで我慢しつつ、かくれんぼしてたつもりがとんでもない真相を知り、スッキリしたような謎が深まったような複雑な心境の叔父様。




そんなベビーホルチュと叔父様とアヌビスのプチ小話いいなと思ったメモ＿φ(￣ー￣ )✨簡略化して具現化したい、「また髪の話してッ！！！」シリーズ🤣アヌビスのうねり髪には無限の可能性があると思ってますww