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    ahorn3141

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    POIPOI 17

    ahorn3141

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    バームクーヘンエンドにならないアオオモ。
    この先で詰まったのでとりあえず投げておこう。
    ガチのバームクーヘンが書けず夢オチになった。

    バームクーヘン食べないエンド晴れた空はどこまでも澄み渡っていて、絶好の結婚式日和とでも言おうか。そんな空を見上げたその時、カラーン、カラーン……という鐘の音が鳴り響いて。
    先程誓いを終えたばかりのオモダカがハルトと共に教会から出てくる。そんな二人に浴びせるための花を持って待っていたチリは、改めて二人の幸せを願う。今まで平然とトップチャンピオンとリーグ委員長とアカデミーの理事長と多忙な日々を送っていたオモダカだが、こうして私生活の面で安寧を手にすることが出来たのならば何よりだと思う。
    隣でハッサクは号泣しているし、ポピーは目を輝かせている。
    ハルトが手を差し伸べ、オモダカは幸せそうに笑ってその手をとる
    と、思われたその時だった。

    唐突に現れたムクホークが教会に向かって突っ込んできて……オモダカの肩を掴むと、空へと舞い上がった。

    「アオキ?!」

    オモダカの悲鳴を聞いて初めて、そのムクホークがアオキの相棒だと気付く。けれどいつもアオキの肩にいる時のような落ち着いた様子はどこにもなく、どこまでも鋭い目であたりを見回しながらどこかへと飛んでいく。オモダカを掴んだまま。
    そしてハッサクの横でどこか鬱屈とした表情を浮かべていたはずのアオキは、いつの間にかどこにもいなくなっていた。

    その後、憔悴したハルトと共に皆でオモダカとアオキを探したが、どこを探しても見つけられなくて。
    彼らが発見されたのは半年以上が過ぎた頃。見つかった時には既にオモダカの腹にはアオキの子がいて。オモダカはかなり打ち拉がれた様子ではあるものの、それでも堕胎はしたくないと泣いていて。
    結局入籍は式の後にする予定だったこともあり、そのままオモダカはアオキに嫁ぐことになってしまった。



    「っていう夢を見たんですわ。」

    そうオモダカに告げると、彼女は露骨に眉を寄せた。

    「……それは、犯罪では?」
    「まぁ、拉致監禁の上、子供まで出来てるとか、夢とはいえだいぶヤバいとは思いますわ」
    「いえ。ハルトさんはまだ12,3くらいではありませんか?」
    「そっちかい! まぁ、所詮は夢ですし。荒唐無稽なのは許して欲しいですわ。」

    まぁ、確かに今思うと夢の中でもちぐはぐな感じではあるのだが。成長し大人になったハルトではなく今現在の彼だったし。
    黙ってサンドイッチをもぐもぐと頬張りながら話を聞いていたボタンがぽつりと嫌そうな顔で零す。

    「というか、夢とはいえハルトを巻き込まないで欲しいんですが」
    「ははは、堪忍なぁ」

    まぁ、実際にはありえないから気にせんで。そう言って笑う。ボタンは不満そうだが実際本気でオモダカがハルトと結婚するような事態にはならないだろう。オモダカは確かに子供が好きなのだろうと常日頃ポピーを可愛がる姿から思うが、小児性愛者ではないだろう。子供という存在はパルデアの未来そのものだから、というところが大きいように思う。実際この話をした時のオモダカの反応からも間違っていないはずだ。
    そんなことを思っていたらオモダカが微妙な顔でチリを見つめる。

    「ところで、何故その夢の話を私にするのでしょう。」
    「いやー、何というか、夢らしい荒唐無稽なとこはあるんやけど、妙にリアルでなぁ。アオキさんが本気でそんな犯罪行為やらかしたらどうしようかと思て。トップ、突然知らない人を婚約者だって連れてきたりしませんよね?」

    現実的にはありえないと思う内容なのだが。何だか特にアオキの行動が微妙に実際にやらかしそうに思えて不安になったのだ。平凡を愛する彼がそんなことはしない、と、思いたいのだが。
    あとオモダカもある日突然結婚します、と言って知らない人を連れてきたりとかしそうな気がする。

    「しませんよ。今のところ結婚の予定はありません。……親はそろそろ結婚しないのかとうるさいのは事実ですが。」
    「もし万が一誰かと結婚することになったらきちんとアオキさんを納得させるようたのんますわ。」
    「あとハルトに近付かないでもらえますか」
    「……あくまでもチリが見た夢でしょう。ハルトさんと恋愛関係になる気は一切ありませんしアオキだって現実にそこまでのことはしませんよ。……おそらく。」

    そこで断言してくれないのか。一瞬目を泳がせて付け加えた単語に思わずチリも苦笑した。
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    ahorn3141

    MOURNINGとりあえず書けたとこまで置いておこう。オモダカさんの父親がシアノさんという妄想の末の話。色々と捏造。
    続きは書けるかどうかは知らない。もうちょっとくらいは書いてたけど完成するとこまで書けるかは知らない。
    エアプシアノさん「やぁ、アオキくん。今日は特別講師に来てくれてありがとう」

     帰ろうと思ったところで、アオキを待ち構えるかのように立っていた人影に、アオキは軽く眉を寄せた。彼は友好的な、だがどこか圧を感じる笑顔をアオキに向けた。

     ブルーベリー学園から、パルデアのジムリーダーや四天王などの実力者の特別講義をするよう依頼があり、それを受けて欲しいというオモダカからのお達しが来たのは、あの学園が出来て3年が経った頃だった。
     ブルーベリー学園の校長であり創設者であるシアノはオモダカの父親である。彼はパルデアのポケモントレーナーの頂点にいるオモダカが逆らえない数少ない人間だった。そんな父からの依頼であるのに加えてオモダカ自身も未来ある若者たちの望みであると言われたら蔑ろに出来るはずもなく。ほぼ全員が本業を別に持つジムリーダー達の業務に支障がないようにと色々と調整はしてくれたものの、結局新たな業務が追加されることとなった。
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