Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    mendosukida

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 30

    mendosukida

    ☆quiet follow

    海の俺モブ×面みじかい文章
    エッチなところ入る前に飽きたのでこれでおわり(正直)

    ビーチ逆ナン🏖️❤️俺モブ×面7月某日。
    白い雲、どこまでも広がる青い海ーーー
    俺はひとり海水浴場に居た。

    周りを見渡すとどこもかしこもアベックだらけでイヤになる。何を隠そうつい先日、一世一代の告白が見事に玉砕した俺はひとり傷心旅行としゃれこんでいた。光り輝く太陽を浴びて思いっきり泳げば少しは気が晴れると思ったのだが、どっこいアベックまみれのビーチではかえって惨めな気持ちになってしまうばかりであった。来たばっかりなのに帰るのも何だか馬鹿らしいし、とりあえず少し泳ごうと波打ち際へ向かう。腕を組み必要以上に身体をベッタリくっつけてすれ違う男と女を横目に見つつ、とぼとぼと歩く。時々は砂浜に寝そべる女の子たちの視線を感じることもあった。自慢じゃないが、結構身体を鍛えてはいるのだ(筋肉は裏切らないから)。前に海で女の子のグループに声をかけられたことだってある。のだが、如何せん俺はモテない。その時だって少し話すと彼女らはバイバーイと手を振って去ってしまい、連絡先すら聞けなかった。このとおり体は鍛えているし、上背もあるほうだし、身だしなみにも気をつけているつもりなのにどうしてか、俺は悲しいくらいモテないのだ。…時々泳ぎつつ海岸を歩きながらこんなことを考えてるうちとうとう悲しくなってきて、そろそろ帰ろうか…と思い始めた、その時。昼下がりの陽射にきらめく波間から浜へと上がる1人の男が目に留まった。じりじりと焼けるような日差しだというのに、眩しいくらい白い肌だ。伏せられた目に濡れたまつ毛が、驚くほど整った顔に影を作っている。引き締まっているが柔らかそうな筋肉の付いた肢体に纏っているのは最低限の布面積のスイムパンツだけで、あとは素肌を惜しげもなく晒している。たったいま泳いできたのだろうか?ふぅ、と爽やかなため息をつきながら艶のある黒い髪をかき上げる姿はまるで、海から生まれたばかりのヴィーナスのような……………

    あんなに美しい男(ひと)は見たことがない。目が離せないでいると、彼は濡れた身体もそのままに砂浜へと向かう。水を滴らせながら優雅に歩く姿に、浜に寝そべる男も女も目を奪われている。違う事なき注目の的だ。特別大きなパラソルのところまで来ると、大きく伸びをして(なんて美しい!)さっとサングラスを掛け、側のビーチチェアに横たわり両腕を頭の後ろへやった。大胆に高く組まれた太ももがまぶしい。

    ……と、彼がこちらを見た。正確にはサングラスのせいで目線は掴めないのだが、顔を俺の方へまっすぐ向けてきているので、見られていると感じた。しまった。じろじろと見過ぎたか。それ以前に、無意識に砂浜を歩いて少し近くまで来てしまっていたようだ。見惚れていたとはいえ、なんてアホなんだ。あわてて視線を逸らそうとしたが、サングラスの下からじっと射抜かれているようで、動けない。…彼がサングラスをしなやかな指でちょっと下げたかと思うと、海のような青い瞳と視線がぶつかった。やっぱり見てたんだ、俺のことを。じ…っと目線を送られている気がするも、まさか側にいる誰かと思い違いをしているのではと辺りを見回した。こういう勘違いで恥ずかしい思いをしたことがあるのだ、あんな美しい男(ひと)が俺なんぞに興味を持つ筈がない。期待してはいけない…と、突っ立ったままでいると、あの男(ひと)が脚をゆっくりと上げて足を組み変えた。白い太ももにどきりとしていると、こっちを指差しながら口を動かす。…お、ま、え、だ ……!おれ、なのか?本当に?とっさに自分を指差して、おれ?という顔をしてみせる。彼は口角を上げてふっと微笑んでからごろりとうつ伏せになり、小ぶりだがむっちりとしたお尻越しにまた目線を飛ばしてきた。

    (そこのお前。許す、来い♡)
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    👏🏄🍧🍨🍦🎐⛱⛪⛱⛱
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works