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    85_yako_p

    カプ入り乱れの雑多です。
    昔の話は解釈違いも記念にあげてます。
    作品全部に捏造があると思ってください。

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    85_yako_p

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    牙崎漣と厄介モブです。人が死んでいる可能性がありますが、死んでいないかもしれません。
    100本チャレンジその55(2024/5/17)

    ##カプなし
    ##牙崎漣
    ##モブ
    ##100本チャレンジ
    ##天道輝

    起因 ある日のことだ。天道輝には人の頭上に数字が見えるようになった。
     ほとんどの人間に貼り付いた数字はゼロだが、ごく稀に数字の進んだ人間がいる。何故そのような違いが出るのかはわからなかったが、そのうちに輝はあることに気がついた。

     ニュースで見かけた殺人犯の数字は、決まってゼロ以外の数なのだ。

     もしやこの数字は殺した人間の数なのではないか。
     と、ふと考えたがそんなはずはないと自身で結論付ける。彼にはそれは間違いだと言える根拠があった。

     なぜなら、牙崎漣の頭上にある数字が『3』だからだ。

     漣は態度こそ悪いが根は善良であると言い切れる。そんな彼に『3』という数字がついている以上、この数が殺人の回数であるわけがない。
     なので輝は長いこと、この頭上の数字はなんなんだろうという疑問を持ちながら生活をしていた。


    「プロデューサー、おはよ……なんだ? それ」
    「ああ輝さん、おはようございます。これはちょっと……私たちも困っていて」
     早急に処分しなければならないとプロデューサーは言う。その便箋はきっと可愛らしい見た目に反して厄介なものを抱えているのだろう。
    「なんだ? イタズラか?」
    「だと思います。というか、そうでないと困るというか……」
     プロデューサーは輝ならば大丈夫だと判断し、そっと便箋を差し出した。そこには太く真っ赤なマジックでこう書かれている。

    『私の漣くんが遠くにいったから死にます』

    「……おそらく、昔からの過激なファンかと」
    「そうだな……こればっかりはなぁ」
     これは本人の問題で、こちらにはどうすることもできない。こういったものは誰の目にも触れないうちに処分すべきだろう。
     ふいにドアの開く音がして、終わりに近づいていた会話は強制的に打ち切られた。入口を見たプロデューサーは「れっ、」と声を出し、一瞬だけ呼吸を整え、「漣さん、」と続ける。
     んだよ、という気怠げな声に振り向けば、そこには頭上に『4』という数字を浮かべた牙崎漣がいた。
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    85_yako_p

    DONEかなり捏造多めなタケ漣です。自分の知らない一面をなかなか信じたくないタケルの話。猫が死んでます。タケ漣とするか迷いましたが、タケ漣でしょう。(2024/10/12)
    野良猫の憂鬱 予感がした。それだけの単純であやふやな理由で俺はわざわざ上着を羽織って夜に踏み出した。目的地なんてあるはずもないのに、足は路地裏に向かっていた。
     歩けば歩くほど無意味に思える時間に「明日は朝から雨が降りそうだから、アイツを家に入れてやらないと」と理由をくっつければ、それはあっさりと馴染んでくれた。そうだ、俺はアイツを探しているんだ。訳のわからない予感なんかじゃなくて、でも愛とか同情でもなくて、この意味がわからない焦燥はアイツのためだ。
     明日が雨予報だってのは嘘じゃないけど、今夜は晴れていて月が綺麗だった。だからアイツがいたら一目でわかるはずだし、パッと探していなかったら今日は捕まらない。だから、と自分の中で線を引いてから路地裏を見ると、いつもチャンプが日向ぼっこをしているドラム缶の上にアイツがいた。片足をだらんと垂らして、片方の足はかかとをドラム缶のふちに乗せている。そうやって、何かを抱き抱えるように瞳を閉じている。
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