【喋れない奴隷のDomと耳が聞こえない貴族のSub】元々は商業BL漫画「ベイビービッチラブドッグ」内で小説家の攻めが書いてた小説という設定でしたが、いい機会なので少し内容まとめてみたいなと思いました。
ドムサブユニバースという、特殊な世界設定のお話なので知らない方は検索してみてください。
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●世界観
中世ヨーロッパな雰囲気。
ダイナミクスの概念はあるけど医術が発展してない為、DomかSubかは問診でしか診断できません。
抑制剤も供給が少なく高価なので富裕層にしか渡らず、貧困層は知識のないものも多いのでダイナミクスの欲求不満からくる体調不良は流行り病の様な扱いになっています。
●攻め(Sub)
貴族の次男。19歳。
身体は弱いけど割とやんちゃで愛嬌がある。
幼い頃の病の後遺症で耳が聞こえない。言葉の概念はあるので口の動きや手話で日常生活の意思の疎通は図れる。
思春期になってダイナミクスが発現したが貴族にSubは珍しく、欲求不満からくる体調不良も元々体が弱いので誰も気づかない。病の件で周りは過保護なので、その分多少はSubの欲求が満たされており大事には至ってないという感じ。
主治医の影響で医者になりたくて、密かに勉強をしている。
●受け(Dom)
褐色肌の奴隷のDom。17歳。
異国の生まれで口減しのために家族に売られ、現在はサーカス団の踊り子兼雑用係。
サーカス団に買われる前の主人に声帯を切られ喋れない。顔に奴隷の証の刺青がある。
すらりと長い四肢に力強い瞳、まるで相手を捩じ伏せ従わせるような鋭い踊りで客を魅了する。
サーカス団員は奇抜な外見やショーの内容に反して常識的で優しい人間もいるが受けは心を開かず、暇があればサーカスの動物の世話をしてる。
●あらすじ
攻めの暮らす街にサーカスがやってくる。
庭師の親子のためにチケットを用意したが親が行けなくなり、子供とこっそり屋敷を抜け出してサーカスを観に行った攻めは受けの踊りに魅了される。踊りの最中に受けと目が合い、今までに感じたことのない充足感や歓喜に戸惑う攻め。
後日もう一度受けに会いたくて街に行く攻めは、路地裏で受けと再会する。
受けはサーカスから逃げた動物を探しているが、奴隷の証を持つ人間は1人で街中を歩くことは禁じられており憲兵に追われたいた。
攻めの身なりの良さに咄嗟に抱きつく受けと、困惑しつつも自分が主人だと偽って庇う攻め。事なきを得たが、動物がまだ見つからないので面倒を避ける為の「主人役」が欲しい受けと、受けのことが知りたい攻め。受けは喋れないし文字も読めず(言葉は分かる)、攻めは耳が聞こえないので喋るのが苦手だけど、何とか表情や身振りでコミュニケーションを図ろうとする2人。
もどかしくも次第に2人だけの手話(ことば)を作り親密になっていき、その中で受けは攻めが自分と相対する衝動を抱えた人間(Sub)だと気づく。
欲求不満から体調を崩した攻めに、受けはサーカスの動物を躾けるのと同じように視線や手の動きなどで攻めに指示を出し支配して…初めての充足感に満たされていく2人。
といった感じです。
情事では、攻めが箱入り息子の童貞で、受けは過去の主人に手酷く抱かれた経験があり後ろが苦しいのを知ってるので、攻めをコントロールしながら受け優位のセックスをするイメージ。
耳の聞こえない攻めと普段動物を相手にしてる受けは相手の表情や発する空気に敏感で、言葉を交わさずともぴたりと互いの心が寄り添うプレイにお互い溺れていったり。
身分違いの恋なので色々波乱も起こりますが最終的にはハッピーエンドのイメージです。
そのうちキャララフとかも考えたい!
設定も加筆するかも。