「あ、先輩」
「おー」
「先輩が大浴場来るの珍しいね」
さっきお前に会いに行こうとしたら廊下で恵との会話が聞こえたもんだから慌てて来た。なんて言えるはずもなく。
「たまには俺も足伸ばして入りたいんだよ」
「そっか! 先輩足長ぇから部屋の風呂入るの一苦労だもんな」
にかっと笑って、悠仁はさくさく衣服を脱いでいく。
腕を交差させてパーカーの裾を勢いよく持ち上げれば、一気に露わになる胸元。程よく引き締まった腹筋の上に、柔らかく丸みを帯びたソレは正しく雄っぱい。フードでもたついている悠仁の顔が出て来る前に、山頂のピンクの誘惑をガン見してから、俺は素知らぬふりで上着を脱ぎ捨てた。
その後すぐに顔を出した悠仁は、パーカーを軽くたたんで脱衣篭の中に入れると、下を脱ぎパンイチに。
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