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    よくわからんけど、起きたら知らん人に抱きしめられてたんだけど?で始まる五悠。
    Twitterで書いてたやつを見失わないためにここに残しとく。
    いずれ続きは書く。

    #五悠
    fiveYo

    目が覚めると、やたら体格のいい男が腰にしがみつくようにして眠っていた。なんか重いなーって思ってたけど、俺の胸筋を枕にされてるっぽい。男の硬い胸で寝るとか、よっぽど疲れてんのか?
    俺もその人も、チラッと確認した感じ下着すら身につけていない。適温の室内でよかった、冬だったら絶対に風邪をひく。
    外国の人だろうか、髪はシルバーで、身長もかなり高そうだ。整った顔立ちに均整な身体つきはあまり見たことがないほどに完璧で、思わずひえーっと声が漏れた。
    天が二物を与えすぎだろ。
    うーん、これは起こしたほうがいいんかなー。あ、でも起きて早々に知らん男の胸で眠ってたとか悪夢かもしれんよな……。絶対なんかの間違いだもんなーこれ。

    「よし、逃げよう」

    それがお互いのためだ。
    寝ぼけてポヤポヤしてたけど、やっと周りを見渡せるほどに思考が巡ってきた。ここは多分どっかのホテルだろうな。でも、自分で取るには明らかに高級すぎるからこの謎の男が取った部屋なのかもしれない。

    「あ、もしかして俺……寝ぼけてこの部屋入っちゃったとかか?」

    いや、でもそもそも鍵もないのに部屋があくわけないか。
    推理してみようとはするものの、最後の記憶は……ってところですぐに躓いた。何も覚えてない。
    酒でも飲みすぎたのかズキズキとした痛みがこめかみあたりを襲ってきて、思わず頭を抱えた。
    いってー……ほんとなんなんだこれ?
    とりあえず、なんでこんなことになったかを考えるより、この男の拘束から逃げ出すことが先決っぽい。
    なんか、ちょっとでも動こうとすると余計に抱きしめてくる力が強くなるんだよなぁ。ひょっとして、抱き枕とか無いと眠れん人なんかな。
    気持ちよく寝てるところを悪いなーって思いつつも、遠慮なく頭を下に押さえつけるようにしてぐいっと引き離す。やべ、いま首ちょっと変なふうにいっちまったかな。ま、起きてないからいいか。
    近くにあった枕を俺のかわりにその頭の下に滑り込ませ、ぎゅうぎゅうに抱きしめてくる腕もなんとかはぎとる。もう一つ枕をその行き場のなくなった腕の中に押し込むと、ようやく俺は自由の身となった。
    こんだけ無理やり引き剥がしても起きないってことは、寝起き悪いんかな。助かったけど。
    ところで俺のパンツ……どこ。
    ふかふかのベッドから降りて、あたりを見渡すも布1つ落ちていない。

    「こういうときは、ふつー服が床に落ちてたりするんじゃないん?」

    フラフラとでっかいベッドの周りをまわって見たけど、やっぱりなんもない。
    困った……フルチンでいるのもちょっと心もとない。あの男がいつ起きるかもわからんし。

    「あ、もしかして」

    ふとひらめいちゃった俺は広すぎる寝室を出て、手当たりしだいに見える扉を開いていく。

    「お、あった」

    広々としたバスルーム、バスタオルが置かれた横に二人分の服がきちんとたたまれておいてあった。
    んーと、多分こっちが俺のだな。服のサイズからなんとなく判断して身につけていく。スマホも服の上に置かれてたから、パーカーのポケットに突っ込んだ。
    着終えると、やっぱりしっくりくる気がしたからあってたんだと思う。もう一つのほうの黒いシャツを広げてみると、むかつくことに俺が羽織ったらしりまで隠れそうなほど大きかった。なんとなくたたむ気になれんから、広げたまま元に戻しておいた。
    あとは、この部屋から出てしまえばなんとかなるだろ。

    「よっし」
    「なにがよっしなの?朝から元気だねー」
    「ぎゃー!!!!」

    急に背後から抱きつかれた挙句、耳元で囁かれた。変質者だ!ゾワゾワと首筋の毛が逆立つ感覚がして、飛び跳ねるように俺はそいつの腕から逃げ出した。
    銀髪の高身長男。ベッドにいたあいつだ。……にしても、動いてるの見るとますます美形だな。目の色もめっちゃきれいで思わずじっと見つめてしまう。
    いや、そんなことはどうでもよくって。
    マジで神出鬼没すぎん?だって、さっきまですやすやぐっすりだったじゃん。俺が無茶しても起きないくらいだったのに。

    「悠仁、どうしたの?まだ昨日のこと怒ってるの」
    「ハハ……」

    昨日のことってなんだ?俺、全く覚えてないんだけど、これ答えかた次第でやばい状況になったりせんよね?そもそもここしばらくの記憶が全くないことにも気づいてしまって、表面には出てないけどめっちゃパニックだよ俺。
    バスルーム側の扉に寄り掛かるようにして男を見上げると、眉根を寄せ、すごく困った顔してるのが良く見えた。

    「ほんとごめんね、僕……」
    「や、ちょっとまって……クダサイ」
    「悠仁?」
    「えーと、俺昨日のことっていうか、あなたのことなんも知らんっていうか……」
    「……は」

    なんとなくわかりもしないまま話を聞くのはいけない気がして、俺はぜんぶ正直に伝えたんだけど……。

    「嘘……」

    めっちゃショックを受けてるっぽい。
    目を見開いて、さっきまでニコニコして饒舌に話し始めてたのに一瞬にして言葉全部忘れましたーってかんじに黙り込んでしまった。

    「ひょっとして、俺のこと結構知ってる感じ?」
    「知ってる」
    「俺とあなたの関係って」
    「恋人」
    「あーまぁそっかー」
    「驚かないんだね……」
    「ま、全裸で抱き合う感じで寝てたら、恋人かセフレくらいかなって」
    「は?セフレとか絶対ずぅえーったいないから!!」

    何か地雷を踏んでしまったらしい。男はにらみつけるようにして大声で否定してきた。

    「んーま、とりあえず服着てくんない?」
    「あ、ごめんごめん」

    男は全く悪くなんて思ってなさそうな軽さで謝って、そこにおいてあった服を手に取り身に着けながら自分と俺のことについて色々話してくれた。
    男の名前は五条悟。
    俺は悟さんって呼んでたらしい。口に出してみるけど、いまいちしっくりこないのは俺の記憶がないからかな。
    驚いたのは、俺が自分の年齢を勘違いしていたこと。18くらいだと思ってたのに、俺はまだ15の子供らしい。悟さんは28ってことは……ん?ちょっと犯罪ぽくない?まぁ、好きあってるんならいいのか。

    「悠仁は、僕の学校の生徒だよ」

    まだまだ驚くことが残ってたっぽい。なにそれ、それ絶対ダメな奴じゃん。淫行教師とかいってワイドショーにでるやつだ。

    「ショタコン……」
    「ちが、ちがうから!僕、悠仁に出会うまで男の子とか興味なかったし、大人の女性としか付き合ってきてないから……勘弁して」

    めそめそと泣きまねするように目元をこすって見せる姿は、童顔ってのも合わさって実年齢よりだいぶ幼く見える。
    だからノリもあって俺と付き合えたんかな。

    「で、俺は何で記憶ないん?」

    とりあえず悟さんと俺の関係とかいうのはわかったけど、記憶がなくなった原因がわからない。

    「んー……言わなきゃダメ?……たぶん、関係ないとは思うんだけど。てか、誤解だしぜったい関係ないと思う」
    「めっちゃ歯切れ悪いじゃん、てかきっとそれじゃないの?隠したがるってことは、俺が知ったら都合悪いんだよね」
    「うっ」

    痛いところを突かれたといった感じで、悟さんは俺をまっすぐに見ていた視線をフイっと外してその場にしゃがみこんでしまった。
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    reikpic

    MAIKINGよくわからんけど、起きたら知らん人に抱きしめられてたんだけど?で始まる五悠。
    Twitterで書いてたやつを見失わないためにここに残しとく。
    いずれ続きは書く。
    目が覚めると、やたら体格のいい男が腰にしがみつくようにして眠っていた。なんか重いなーって思ってたけど、俺の胸筋を枕にされてるっぽい。男の硬い胸で寝るとか、よっぽど疲れてんのか?
    俺もその人も、チラッと確認した感じ下着すら身につけていない。適温の室内でよかった、冬だったら絶対に風邪をひく。
    外国の人だろうか、髪はシルバーで、身長もかなり高そうだ。整った顔立ちに均整な身体つきはあまり見たことがないほどに完璧で、思わずひえーっと声が漏れた。
    天が二物を与えすぎだろ。
    うーん、これは起こしたほうがいいんかなー。あ、でも起きて早々に知らん男の胸で眠ってたとか悪夢かもしれんよな……。絶対なんかの間違いだもんなーこれ。

    「よし、逃げよう」

    それがお互いのためだ。
    寝ぼけてポヤポヤしてたけど、やっと周りを見渡せるほどに思考が巡ってきた。ここは多分どっかのホテルだろうな。でも、自分で取るには明らかに高級すぎるからこの謎の男が取った部屋なのかもしれない。

    「あ、もしかして俺……寝ぼけてこの部屋入っちゃったとかか?」

    いや、でもそもそも鍵もないのに部屋があくわけないか。
    推理してみようとはするものの 2956

    reikpic

    MAIKINGセフレネタの五悠続き。二人がセフレになったときの話。エロは今回なし。
    ※未成年飲酒注意
    結構ぶつ切り。支部にあげるときにはちゃんと整理する。
    こんな関係になってしまったはじまりだけはしっかり覚えてる。
    覚えてるっていっても全部ではないんだけど、なんでこうなってしまったかだけは……。



    楽しく食事したりはしゃいだ後に静かな部屋に帰ってくると無性に寂くなることがある。慣れているはずのひとりが、耐え切れない瞬間。
    仙台にいたときのほうが一人に慣れていたはずなのに。
    夕飯前だったら自炊した食事を餌に伏黒や釘崎を呼んだりするときもある。忙しいって断られて一人のときももちろんあるけど。

    その日も、任務終わりにみんなでさんざん先生のおごりで食べた後無性に一人になるのが寂しくて嫌で、もうだいぶ夜も遅いのに先生を部屋に誘った。伏黒や釘崎じゃなくて先生を誘ったのは、こういう時でもなければ誘う勇気がなかったからだけど、今思えば正気か?って自分に言いたい。
    地下室での生活の中で、先生のことを好きだって意識したのは結構早かったと思う。特別ドキドキするような何かをされたとかそういうんじゃないんだけど、ただ隣にいて心地いいなって思ったらずぶずぶと些細なことも意識してしまうようになっていった。俺くらいの年の恋の始まりなんてそんなもんなんじゃない?他を 2744

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