羴い 家を燃やした後車を盗んでサボの家に行った。
昔おれが忍び込んでいろいろやったとこ。
サボの家もおれとエースの家も、血とかいろいろ残ってて、めんどうだからとサボがまるっと土地ごと買って封鎖してるんだ。
そこに忍び込むとおれらの家よりさびれておばけ屋敷と変わらなかった、建物も死ぬんだ。
二階に上がり、何重にも鍵がかかったサボの部屋をピッキングして中に入ると渇いた血で床中腐っていて、奥に大きな天蓋付きのベッドがあった。
ベッドの上にチョッパーの帽子がほこりをかぶって置いてある。
手に取って、かぶって、やっぱり脱いで6秒くらい見つめた後しっかりかぶりなおしてクローゼットを開けた。
服を全部出して床の板をはがすと肉と骨色の花の押し花のしおりと、ページが全部抜けた本が二重のジップロックに入ってる。
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