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    imori_JB

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    imori_JB

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    ギャンブラー達の感想と、引っ張り出された(元)銀行。
    原因が判明しても彼女の意志は揺るがない。

    #JB腐
    #さめしし
    #女体化
    feminization

    雌獅子は愛を抱く④「いや~……あれは厄介だわ」
     真経津宅のソファーに乱暴に腰を下ろした叶は、背もたれでぐいっと背筋を伸ばしつつ天井を見上げた。
     此処に来る前、これから仕事だと言うから勤務先に置いてきた村雨は果たして使い物になるのだろうか、と普段の当人に訊ねたら指一本切り落とされても不思議では無い事をちらりと考える。
    「……愛の反対は何だと思う」
    「有名な奴だろ? 無関心」
    「その通り」
     向かい側に座った天堂は膝の上で手を組み、物憂げに溜息を吐いた。今日の感想はまさしくそれに尽きる。
     掛かり切りになっていたカラス銀行の件に片が付き、打ち上げ気分で久しく会っていない獅子神の元を訪ねた。
     それは懐かしい友人に会いたいからというだけではなく、銀行の策略の中で恋人の手を離さざるを得なかった村雨と獅子神とが再び共に歩けるようになれば、というお節介な下心もあったのだ。共通認識であったそれらは見事撃沈した。最早ヨリを戻すどころの話ではない、凄まじい勢いで事故っている。
     まさか、子供が出来ていたとは。
     獅子神の家を訪ねた全員が、彼女が抱く幼い子供が獅子神の、そして村雨の子である事を即座に見抜いた。顔形や髪の質、色は母親から受け継いだようだが、純日本人には珍しい紅い瞳は村雨と全く同じ色だ。獅子神にもそれを隠すつもりは無さそうだった。
     推定月齢から逆算しても、丁度二人が別れた前後に出来た子と考えれば辻褄が合う。
     それに何より、子供は明らかに「視えて」いた。視線の動きでそう分かる。
     過剰に怯え、泣き叫ぶのはきっとそれが原因だ。いやもしかしたら単純に人見知りをしているのかもしれないが。
    「困ったな、これは礼二君大分厳しいぞ」
     彼女に不幸になっていて欲しかった訳では無いが、獅子神に村雨への未練があれは一番簡単、或いは困窮していれば手を差し伸べる体で話を進められた。義理堅い性質だから借りを作れば無下にはしないだろう。
     それかせめて村雨に憎悪や怒りを抱いていてくれたならつけ入る隙はあったのだ。この場にいる人間も、村雨自身もそういう事が得意な人種である。
     しかし今日二年振りに見た獅子神の村雨への感情はほぼ完全に「無」だ。
     ああ、生きてたのか良かったな、早く帰ってくんねぇかな。
     叶の目から見ても、その程度しか読み取れなかった。
     二年前の、愛おしい相手を見る彼女の視線の温度を知っている分余計に何とも言えない気分になる。その代わり、それに似た温度は専ら腕の中の幼子に向けられていた。
    「いらないもんね、ぶっちゃけ」
     頬杖をついて炭酸ジュースを飲む真経津が真顔で呟いた。その内容の辛辣さと、しかし現実を直視すれば同じ答えを導き出さざるを得ない現状に叶と天堂は揃って溜息を吐く。
     それが一番の問題だ。金銭的にも子供の世話の担い手的な意味にも、獅子神が村雨を求める要素がまるで無い。
     生活が荒れている様子は全く無く、相変わらず二年前からいた元奴隷の従業員を雇用している。ガレージにあった車の台数と車種から見て恐らく元々いた二名の他にも雇っている人数が増えている筈だ。つまり賭場を離れた現在も、獅子神に経済的な支障は全くない。恐らく本業が好調なのだろう。よってそちら方面でのアプローチは無理だ。
     世話の担い手という部分ではそもそも、多忙で過酷な勤務医である村雨にできる事はそう多く無い。
     情に訴えかける作戦は、まだ獅子神から村雨に何らかの感情があればまだしもあれだけ無だと厳しいだろう。
     まさか今更父親としての権利を主張する訳にもいくまい。それこそ心が折れそうになるくらい冷たい視線を貰う事になるだろう、村雨が。
     獅子神は村雨を子供に関わらせない、と明確に態度で示している。オレの子であってお前の子では無い、そんな顔で村雨の視線を受け止めていた。
    「今の獅子神さんと遊んだら、凄く楽しそうなんだけどなぁ」
     呟いた真経津の目の奥には物騒な色がちらついている。
     どうしたら自分自身の命よりもよほど大切な物がある獅子神の本気を引きずり出せるかなど、分かり切った事だ。
     臆病な女狐は、愛情深く獰猛な雌獅子になった。
    「止めた方がいい。獅子は誇り高く、我が子を害するものは許さないだろう」
    「そーそー。それに変なちょっかい出すと礼二君も参戦してくるぞ。流石にニ対一はキツくねぇ? 腹開かれんのヤだろ」
    「ちぇー」
     今は取り敢えず大人しく聞き入れたらしい真経津は、考えるのも飽きて来た顔で足をバタつかせる。
     前途多難。そんな予感に超一流のギャンブラーである彼等は揃って溜息を吐いた。

     *

    「お久しぶり~、獅子神君。今ちょっといいかな?」
    「良くない、帰れ」
     思い切りドアノブを手前に引き寄せる。が、ドアが閉ざされるよりも相手の靴が隙間に入って来る方が早い。
     チッ、と小さく舌打ちをした獅子神は遠慮なく力一杯ドアノブを引き続けた。手入れの良い靴がドアに挟まれてメリメリと変形し、相手からは「いたたたた」とわざとらしい声が上がる。
     このまま足を潰したとしても帰らないだろう。相手から感じるそんな気配に溜息を吐き、獅子神は厭々ドアを閉じるのを諦め、開いた。
    「何で揃いも揃ってオレの仕事の邪魔に来るんだよ……」
     昨日はギャンブラー、今日は行員。二年間の平穏が嘘のように嵐のように押し寄せるカラス銀行の関係者達に獅子神はうんざり頭を振る。昨日の午後は碌に仕事にならなかったのだ、今日こそはと思っていたのに。
     しかも何でコイツが来る、と獅子神は半目で男を睨んだ。
     例えば獅子神の担当であった梅野や、真経津の絡みで関わった事のある御手洗ならまぁ分かる。しかしこの男と獅子神には殆ど関係は無い。勿論話には良く聞いてはいたが……。
    「茶だけ出してやる、飲んだらとっとと帰ってくれ」
    「はは、手厳しいねぇ。お邪魔するよ」
     元カラス銀行特別四課宇佐美班所属行員、渋谷蓮十郎。
     あの村雨の担当であった男に背を向け、獅子神は応接室へと足を向けた。

     *

    「本当は課長が来る筈だったんだけどねぇ。ニュースで見たかもだけど色々と後始末で忙しくしてるから」
     課長、と聞いて獅子神は軽く眉を上げた。賭場に出入している間、その役職名は聞けども姿を見た事は一度も無い。そして、その座を巡って主任の宇佐美と伊東が周囲を巻き込みながら激しく火花を散らしていた。他ならぬ獅子神も巻き込まれた内の一人ではあるが、好き好んで賭場に居たのだから被害者ヅラをするのも違うだろう。
    「ああ、宇佐美課長ね。あの人昇進したんですよ」
    「で、お前が元宇佐美班班長の後釜か」
    「御明察」
     にっこり笑った渋谷は訝し気な顔の園田が出した紅茶を啜り、あち、と小さく呟いた。
    「とはいえ、一年も経たない内にこのザマですよ。まあ私も課長も分かってた事ですけどね」
     勤務先が経営破綻。普通なら多少なりとも悲嘆に暮れそうなものだが、渋谷からはそのような感情は読み取れない。寧ろやっとか、とでも言いたげな顔をしている。
    「……。他の行員はどうしてる?」
    「うちの賭場は破綻の直前に別銀行の賭場に吸収されましたんで、行員もそのままそっちに転職してます。一部は今回を切っ掛けに辞めて別業界に行きましたけど……新しい銀行はキャリア制度なんかは無いんですけど待遇自体は今迄とそう変わらないんで、皆元気にやってますよ。私ら役職持ちは後始末のあと合流です」
     昇進して数か月でこれはやってられないですよねぇ、と渋谷はひとしきり一人で笑ったあと表情を改める。
    「――ま、今日来たのは何も私達の近況報告の為じゃあないんですよ」
    「良かった、これで話題が終わりだったら蹴り出す所だったな」
    「おお怖い怖い。今日来たのはお詫びです」
    「詫び?」
    「ええ。我々のつまらない小競り合いに巻き込んで申し訳なかった」
     頭を下げる渋谷の白い物が混ざる旋毛をなんとも言えない気分で眺める。
     巻き込まれた自覚が無いわけでは無いが、誰に強制されたでもなく自分の意思であそこに居たのだ。だから、――それは違う。
     巻き込んだ、と彼が指しているのは違う事だ。
    「どういう意味だ」
    「結果的に君と村雨君を引き離す事になった事だ」
    「……」
    「二年前……もう少し前かな。1/2ライフにいた村雨君を1ヘッドに引き上げようという計画があった。いや、正しくは我々が計画した。真経津君の昇格のすぐあとだったかな」
    「……村雨は行かねぇつってたが」
    「そうだね。一度は自分で降りた場所だ、普通なら残高調整して戻らないようにするだろう。私達は彼がそう出来ないようにした」
    「……」
     獅子神は目を細めた。
     激情は無い。
     ただ、ああそれでか、とすとんと腑に落ちた。
    「あの頃の宇佐美班所属のギャンブラーで残高が多かったのは、真経津君が勿論一番でその次が村雨君、更にその次が……」
    「オレか」
    「そう。我々は村雨君に、1ヘッドから逃げたければ逃げても構わないと告げた。逃げたら次に昇格する事になるのは獅子神君だと、村雨君は勿論知っていた。君に少し有利そうなゲームを二、三戦組めば1ヘッド昇格圏内だったからね」
    「……」
     二年と少し前。村雨と別れる前。
     あの頃だったら獅子神は、1ヘッドに挑戦しただろう。自分のペースで高みを目指し、ギャンブラーとしてずっと先に居る彼等に、村雨に、何時か肩を並べられたら。
     そんな事を考えていた気がする。
     今となっては遠い話だ。あの頃とは優先すべきものがまるで違う。
     今此処には園田を始めとして周囲に大人はいるがそれは全て獅子神との雇用関係に基づいている。もし今獅子神に何かあれば、他に親戚付き合いなどあろう筈も無く娘は一人になる。
     世の中には絶対など無いと知っている以上、賭場を離れたからと言って娘が大人になるまで獅子神が健在である保証など何処にも無い。
     もし娘が一人になったとしても金銭的に困る事が無いように相続関係は全て専門家を入れてきっちりと計画しているが、だからといって危険なギャンブルに参加するのは愚の骨頂だ。
     それが臆病でもつまらなくても、獅子神は構わない。
     何よりも大切にすべき宝物は、もうこの手の中にあるのだから。
    「我々は君と村雨君が特別な関係である事を知っていた。知っていてそれを利用したんだ」
    「伏せてた訳でもねぇ。銀行に知られる事は想定内だ」
     勿論、知られたからには利用される可能性がある事も当然に。想定していなければならなかった。
     村雨は獅子神を庇って、自ら背を向けた筈の1ヘッドに舞い戻った。
     獅子神に別れを切り出したのは、自分が何時死ぬか分からないと村雨が判断したからだろう。村雨は灰色の目の男とやらを随分警戒していた、対戦すれば自分が負けると判断していたのだ。
    「……」
     ふー、と獅子神は溜息を吐く。
     ああそうか、でもだからと言って。
    「何も言わないのを選択したのは、オレもアイツも同じだ。お前らの所為だと喚くつもりはない」
     互いに話していたら、もしかしたらまだ一緒に歩いていたのだろうか。
     ぼんやりと頭の片隅でそんな事を思う。
     何時死ぬか分からない1ヘッドに属する事を、子供が出来た事を、話していたのなら――。
     いずれにしろ今更、過ぎた事だ。道は分かたれた。少なくとも獅子神には再び同じ道を歩くつもりは、もう無い。
     揺れるティーカップの水面に視線を落とす獅子神の、憂いの欠片も見当たらない表情に渋谷は小さく胸の中で溜息を吐いた。
     これは確かに、想像以上に手強い。
     ギャンブラーであった頃の彼女は、そのランクから考えればかなり御しやすいタイプだった筈なのだが……。母は強しという所か。
     茶からではない何かから感じる苦みにほんの僅か眉を動かした渋谷は、ゆっくりと記憶を手繰り寄せていた。

     *

     貧乏班と揶揄されていたあの頃の宇佐美班には、有力なギャンブラーが少なかった。1ヘッドは真経津のみ、1/2ライフには安定した村雨と昇格したばかりの獅子神。
     他にも1/2ライフのギャンブラーが数名居たが、担当する行員をして1ヘッドに挑戦させることは犬死させる事と同義、と首を横に振った。ギャンブラー達自身もリスクが跳ね上がる1ヘッドに挑戦する意欲は低かっただろう。
    『村雨礼二か獅子神敬の、何方か片方のランクを変えます』
     その頃主任だった宇佐美は、渋谷と梅野を呼んでそう告げた。
    『ランクを変える、と言う事は昇格させるという事ですか。獅子神敬には1ヘッドは荷が重いという説が有力です』
    『村雨君はな~。そう素直に上がってくれる気がしないんだけど』
    『……。あの二人の噂話がVIPに出回ったようです』
     宇佐美の言葉に梅野の肩に僅か緊張が走る。
     1/2ライフのタッグマッチという珍しい形で戦った彼等は、元々VIPから注目を集めていた。まして獅子神はそれが初戦だ。
    『出回らせたのは……まぁ伊藤君でしょうね』
     1/2ライフ以降のラダー戦は班別対抗で戦うのが原則だ。原則、というだけであって絶対ではない。例えばVIPの中でも特に有力な者が強く望めば、先だっての特別興行のようにスペシャルイベントと銘打って、銀行は同班所属同士のギャンブラーでもゲームを組むだろう。
     ライバル班内のギャンブラー同士で潰し合わせれば当然大幅な戦力ダウンだ。ただ、流石に特四の中でもそれは禁じ手と認識されている。それが許されてしまえばラダー戦というルール自体を揺るがされかねない。
     そんな事位、主任ともなれば当然知っているだろうにと渋谷は溜息を吐く。裏を返せばそれだけ伊藤班が追い詰められているという事だ。
     上層部は様々な趣向を凝らしてゲームを作り、観客であるVIPを歓ばせようとしている。ギャンブラーのゲームを観戦する事が出来るVIPはカラス銀行の全顧客の五パーセントにも満たないが、その五パーセントがカラス銀行の保有資金の七割程を占めているのだ。彼等を最優先するのは当然で、宇佐美もそこに否やはない。
     ――けれど。
     現場を見ていない上層部は、見過ごしている。
     人間は慣れる生き物だ。どんな楽しみもどんな喜びも、慣れてしまえば途端飽きられつまらないものとなる。
     どんなエキサイティングなゲームでも、飽きられてしまえばそこで終わり。
     だから手を変え品を変え新しいゲームを作り続けているが、観客の要望と欲望に終わりはない。
     より面白く、より難しく、より残酷なゲームを。
     その要求は今もまだ、エスカレートし続けている。
     嘗て共に戦った事もある愛し合う恋人同士が、互いに命を賭けて戦う美しく残酷なゲームがある、と聞けば多くのVIPは喜んで飛びつき是が非でも見たいと望む事だろう。実際に今、調整が始まっている。
     結局宇佐美が選んだのは村雨を昇格させる事だった。能力から考えて極めて妥当な判断だ。村雨も話を持って行った宇佐美と渋谷の様子で全てを察したのだろう、抵抗一つせずにそれを受け入れ、直後組まれた1/2ライフのゲームでいつも通り無傷で勝利し――1ヘッドに昇格した。
     取り敢えずはひとまずこれで、と安堵していた宇佐美班がそれらが無意味な事であったと知ったのは、梅野からその連絡が齎された時だ。
    『獅子神敬から、ギャンブラー登録を抹消して欲しいとの連絡がありました。既に賭博口座から資金は全額引き出し済みのようです』
    『引き出しの承認は……、ああ、いえ。彼女はそうでしたね。本業の為に自由に引き出せるようにしていましたか』
     1/2ライフにまで昇ってくるようなギャンブラーは、大概辞めたいと思っても辞められない中毒者か辞めたいとも思わない異常者の何方かだ。死亡、或いはゲームに参加出来ない程の後遺症を負ったかの何方か以外で登録抹消となるのは珍しい。
    『何があったんですか……?』
    『……』
     恐らく担当の梅野よりも彼女と関わりがあった御手洗にすらそれは青天の霹靂だ。
     背後から掛けられた控えめな声に、ちらりと梅野は視線を向けた後宇佐美に向き直る。
    『主任、別室でご報告させていただいても宜しいでしょうか』
    『ええ、構いませんよ』
     そうして席を立った梅野が宇佐美にどんな報告をしたか、渋谷が知る事は無かった。
     渋谷が知ったのはつい二日前。
     青い顔をした御手洗に、そっちからもどうにかしてよと真経津に無茶ぶりをされたと聞いた時だ。
     賭場を離れた獅子神敬が妊娠していた。子供は既に生まれ、彼女が一人で育てている。
     父親は勿論二年前交際していた村雨礼二、彼に取っても青天の霹靂であるが彼女は村雨を今更だと受け入れようとしないという。1ヘッド昇格を機に、村雨が獅子神に別れ話をしていたという事も渋谷はその時初めて知った。
     思わず顔面を覆ってあちゃあ、と呟いた渋谷に蚊帳の外の榊からは憐れみの視線が飛んできた。完全に泥沼だ。泥をばら撒いた側としては気まずいこの上ない。
     ランク調整など余計な事を企まなければ話は自然と纏まっていた筈なのだ。身籠った彼女は子供の為に、恐らく同じように賭場から離れただろう。けれどそれはこの賭場では極めて珍しい、幸せな引退になっただろうに。
     そして今、その責任の一部を取れと元1ヘッド――現在の賭場でも同じく最上位のランクに属している――ギャンブラー達から、言葉にしない圧を貰う羽目になっている。 
     全くとんでもない仕事をする羽目になった、と胸の内で泣き言を零した渋谷は茶を飲み干し、その子供の顔でも見てから帰ろうかとソーサーにカップを戻しつつ考えた。
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