診断メーカーのやつ(了遊)※了遊(付き合ってない)
※ほのぼのというかほんのり
※いつもの本編後
※また出られてない
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了見は、藤木遊作と見知らぬ部屋に閉じ込められていた。
そこは20畳ほどの長方形の部屋だ。
きれいな白木の壁に磨き上げられた濃い色の組み木のフローリング。部屋の中央にアイランド型のキッチンカウンターが誂えてあり、壁の一面に大きな業務用冷蔵庫と、オーブンや電子レンジなど調理家電の置かれた棚、そして食器棚がはりついている。
反対の壁には白く塗られた木製のドア。明かり採りなのか顔の高さくらいにすりガラスがはめ込まれているが、外の様子は明るさくらいしか窺えない。
そしてそのすりガラスのすぐ下に金属のフックがかけられており、ノートを広げたほどの大きさの札が下がっている。
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