二人の父さん ある日のゲゲゲハウスで、鬼太郎はねずみ男と共にお茶を飲んでいた。
「相変わらず菓子はでねぇのかよ鬼太郎さんよぉ〜」
「あるけど…今日は客が来るから出せないよねずみ男」
その言葉に「俺は客じゃないのかよ鬼太郎ちゃんよぉ〜」等とねずみ男は言ったが、鬼太郎は「君を客と呼ぶのは何かが違う」と返すのだった。
「所で親父さんは?居ないみたいだが……」
「父さんなら横丁の入口まで迎えに行ったよ。僕も行きたかったんだけど…父さんが自分だけで行くって聞かなくてさ」
鬼太郎はそう言いながら「僕も行きたかったのに…」と珍しく拗ねている様子であった。
ねずみ男はお茶を飲みながら鬼太郎も迎えに行きたかった人物とは誰なのか考え、ある人物を思い浮かべた。
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