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    耐熱ボウルを買おうか迷うナ.ギリさん

    第X週・月曜日 【前回までのあらすじ】100円均一に来たら何故か100円ショップバトルを挑まれたであります!!「クソがぁ!! 何でたかだか100均に訪店するだけでポンチな出来事に巻き込まれなきゃならない?! 死ねッ!! この町、死ねッ!!」「落ち着いて、ナギリさん! もうじき先輩方が到着するであります!!」ナギリさんを宥めている間に、先輩方が来て問題の吸血鬼さんは連行されました。その方はこのお店の店長さんの様でありましたが、お店は平気なのでしょうか。「おい、店長が連行されて行ったぞ」「大丈夫で~す」「店長、時々営業時間内にサバゲーしちゃうんですよね」「サバゲーは営業時間が終わってからって言ってるのにね」店員さん達は慣れているのか、店長不在に狼狽える様子はありません。「つくづく狂ってるな」「いつものシンヨコであります!!」ナギリさんはそう吐き捨てて店内を巡り始めました。
     「ナギリさ~ん。何か欲しいものはありましたか~?」「ああ…。いや。うん…」歯切れの悪いナギリさん。これは、何か欲しいものがあるでありますね!!「ナギリさん、どうぞ!! 欲しいものがあれば遠慮無く仰って下さい!!」「ん…」ナギリさんは少々渋りながら店内の何処かへと歩き出しました。ナギリさんに着いて行くと、そこはキッチン用品売場でした。ナギリさんは目当ての商品の棚の前にしゃがみこむと、本官に向かって言いました。
     「ところで、この耐熱ボウルを見てくれ。こいつをどう思う?」「すごく大きい耐熱ボウルでありますね…。料理の量がたくさん作れそうであります…」ウホッ。思わず作画が変わりそうな問いかけであります。ナギリさんが悩んでいるのは、23.6センチメートルで2.4リットルの300円商品と26.6センチメートルで3.3リットルの500円商品。100円均一と言っても最近ではそれ以上のお値段の商品も珍しくありません。「大は小を兼ねると言いますし、大きい方を購入してみてはいかがでしょう?」「でかすぎやしないか?」「本官、ナギリさんの作るお料理大好きですので! いっぱい作って下さい!!」「レンチンブロッコリーもか?」「ヴエェェエーーーー!!!!」墓穴を掘ったでありまあああああ!!「まぁ、そうだな。お前は良く食うし、こっちのでかいのにするか」ナギリさんはそう言って500円の耐熱ボウルを購入されました。
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    ゆき(ポイピク)

    MEMOブラックバニーの辻田さんメモ4
    モブ氏は見た。
    ブラックバニーの辻田さんメモ4 僕の推しであるブラックバニーの辻田さんは、ドラウサキャッスルで一番塩対応の兎さんだ。どんな客にも媚びない姿はさながら女王様のようで、ドM客の間では辻田さんを指名して、高い酒を注文して自分で飲み干したご褒美に、客が自ら四つん這いになって椅子になり、背中に座って辻田さんに貰うのが流行っていた。辻田さんに座られると鼻息が荒くなり腰が揺れてしまう椅子に対して、座り心地が悪い!と辻田さんは尻を叩く。ドM客にとってはそこまでがセットでご褒美である。汚い悲鳴を上げる客の背中から退き、心底気持ち悪いといった顔で見下ろす。
     辻田さんはとても素直な人だ。他のキャスト達が客に対して、会えて嬉しいとかカッコイイと心にもない言葉で煽てるのに対して、辻田さんはお世辞や嘘を付かない。客がどれだけ大金を使おうと靡かない。いつも不機嫌そうで、つまらなそうでいる。でも、酔っ払った客が吐いてしまった時は、自分が汚れるのも気にせず掃除したり、介抱してくれる。飲み過ぎだ馬鹿と怒りながら水を飲ませたり、汚れた服を脱がせてやったり、落ち着くまで面倒を見たりタクシーを呼ぶのは黒服に任せてしまえばいいのに、彼は黒服に他の仕事をしろと言って面倒事を引き受けてしまう。キャストの仕事ではない。けれど、とても頼もしくて、周りはつい彼に甘えてしまうのだ。ドMでなくても、頼りになる兄貴分のような辻田さんに惚れてしまう客は多い。
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