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    メモ帳に書いてあった話。妹が新しいシャンプーに変えたから書いたんだと思われ。

    #官ナギ

    シャンプーの話 風呂場に、ヒマワリの花が二輪咲いていた。と言うのは比喩的表現だが、よくよく見れば、そのヒマワリはシャンプーとリンスのボトルに描かれたモノだった。
     「おい。カンタロウ」
     「何でありますか! ナギリさんっ!!」
     「シャンプーが…」
     「はい! こちら、ナギリさん専用のシャンプーとリンスであります!!」
     ヒマワリの花にも負けない程の明るさでカンタロウが答える。
     「本官、ナギリさんのサラサラの髪の毛が大好きでありまして!! 男性用のシャンプーより女性用のシャンプーの方がサラサラになると思い購入して来ました!!」

     後になってドラッグストアを覗いてみたら、普段使っているシャンプーより数百円高かった。

     ミントは香りばかりでなく洗い心地までスッキリさせるが、ヒマワリのシャンプーにはそんな効果はなくただただ香りばかりが良いように感じられた。
     「さっ、ナギリさん! こちらへどうぞ!!」
     風呂から上がるとカンタロウはドライヤーを手にしてソファーで待ち構えていた。
     「わぁあ! やはり、指通りが全然違いますね!!」



     丁寧な手つきで髪が乾かされた。耳にかけるが、さらりと落ちてきてしまう。
     「はわわわ。えっちであります! 辻田さん!!」
     コイツの目に、世界はどう見えているんだ。
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    fuki_yagen

    DONE読み切り世界のドちゃんと本編世界のロくんが入れ替わっちゃったよというはなし。ロナドラです。
    コウモリピンの帽子「おい、『俺』。先に突っ込んで統率乱してこい」
    「あんたが斬り込んだ方がよくね?」
    「斧あるだろ」
     預けられている刃に銀を被せた手斧を片手に、ロナルドは鼻を鳴らして軽く素振りをした。ぶん、と程良い重さの掛かる音がする。
    「んーじゃ、いってくるわ」
    「親玉は任せろ」
    「頼むぜ」
     伏せていた身を起こすと同時にとんとコンクリートの縁を蹴り、暗渠へと飛び降りがてら群れていた巨大化した吸血ヒルを何体か踏み潰し目の前にばしゃりと頭を上げた一体を斧で絶つ。やすやすと塵にはなるが、なにせ数が多い。まるでみみず玉かボラの群だ。
     集合体ダメなひととか竦むだろうな、あいつは怖がって死にそうだ、と今ここにはいない同居人のことを考えてちょっと笑い、ロナルドは次々と浅い水の中を蠢いているヒルを塵にした。頭上から差し込む光は限られているが、上で戦況を見ているもう一人の自分が的確にライトで次に攻撃態勢を取ろうとする個体のほうを照らしてくれる。器用なもんだな、と考えながら、ロナルドは斧を振りつつ片手を差し出した。過たず掌に当たったライトを受け取り、前歯で噛んで咥える。
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