あれ(316)から逃げたら、ラーメン辻田になりました シンヨコテ的万有引力によるのかはともかく、シンヨコから出られないナギリは迷いに迷ってラーメン博物館に足を踏み入れていた。いや、カンタロウから隠れようとしてたまたま入ったのが裏口で、たまたま休憩していた吸血鬼ラーメンヘッドにバイト募集の同胞と間違われて即採用されて接客しているところである。ヘルパシができない今、貴重な収入源だろう。だが、今となってはそれもよく分からない。
急病で休んだスタッフの代理ということで、短期間だけだがラーメン屋で働くことになった。最初は食べ終わった丼鉢の片付けと皿洗いばかりだったが、すぐにオーダーを通せるように覚えさせられたせいでホールの仕事もこなせてしまっている。クソッ! どうしてこうなった!
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