Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    Hayami

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 12

    Hayami

    ☆quiet follow

    ポリネシアンセックスするもみのたたき台
    まだすけべはない わちゃわちゃしてるだけ

    5days, + after 事の発端は、オレのスマホの検索履歴に残っていたポリネシアンセックス、というワードだった。
     別に、日頃三月とのセックスに不満がある訳では無い。でも、オレだってれっきとした成人男性。おもちゃを使ったり、プレイだったり。そういったものに興味があって、その中の一つがポリネシアンセックスだった。昼から三月がオレの家に遊びに来ていて、夏も終わって涼しくなるし今度どこかにキャンプに行こうという話になった時、実行可能か否かは一旦置いといて行き先をいくつか調べ、ここはどう?と三月にスマホを渡した瞬間だった。検索履歴アイコンに偶然三月の手が触れ、焦ったオレと目ざとい三月はスマホの取り合いをした挙句の果てに三月に検索履歴をざっと見られ、「百さん、オレとこういうことしたいんです?」と満面の悪戯顔で言われてしまった。オレは腹を括って、でも目線は三月から逸らしながら、
    「……思ってます」
    と正直に答えた。三月もオレの返答に満足したのか、素直でよろしい、と腕を組みながら頷いていた。三月はどうなの、ってダメ元で聞き返したら、彼は少しだけ考える素振りを見せた後に、
    「ナイショです」
    と妖しげな顔をして唇に人差し指を立てた。こんな顔ができるのずっる……と思いながらもオレがえーっと不満の声をあげていると、短い針が5時を指している時計を見た三月が、オレ今日はもう帰らなきゃなんで!と華麗に逃げられた。……明日朝一にあるIDOLiSH7一同が出る生中継の存在を恨めしく思いながらも渋々とその背中を見送った。結果、三月の思惑の真相は不明のまま悶々としながら一週間を過ごし、次の日はお互い夜から仕事だからと泊まりに来ていた三月と晩御飯を済ませ、ソファで寛いでテレビを見ていた時だった。三月が唐突に「百さん、ポリネシアンセックス、します?」と顔はテレビに向けたまま言ってきた時には、ソファごとひっくり返るかと思った。
    「っ、え!?」
     いいの!?という前のめりな言葉は喉の奥ギリギリで飲み込んで、三月の様子を伺った。三月は目線をちらりとこちらにやり、またすぐにテレビに戻してこくりと頷く。オレンジの髪から覗いて見えた耳がほんのりと赤く染っていて、鼓動がドクドクと速まる。
    「オレ、百さんともっと、そういうこと、してみたいんですけど」
     次は顔ごとこちらに向けて、ダメですか?と困った顔で逆に聞かれてしまった。巧みに表情を操る彼がもはや恐ろしい。
    「だ、ダメじゃない!三月がいいなら、やろう!」
     正直この時のオレは目をぐるぐる回してテンパっていたと思うし、変な汗が止まらなくて身体中が熱かった。実際三月にも百さん大丈夫ですか……?と心配された。同時に、この前内緒にされていた三月の気持ちは案外前向きで良かったと、オレは安堵した。
     じゃあいつ決行しようか、と2人でスマホに登録しているスケジュールを見合わせる。2人とも連日で夜が空いていることが前提で、かつ5日目は挿入を伴うから休みの日が良い。
    「――あ」
     ここ、と横に座る三月がオレのスマホを覗き込んで、トン、とタップしたのは今月下旬の木曜日。
    「ここ、オレも百さんもオフです」
    「ほんとだ」
     じゃあ、とこの日から遡るとその前の日曜日からだ。
    「ここの日曜日を開始にしましょう」
    「うん!」
     スマホから顔を上げて三月の方を見たら、彼とぱちりと目が合う。三月は少し照れたような表情をしていて、その時の顔がやたらとオレの記憶に鮮明に残った。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    😭💖👏👏🍑🍊💖💖💖💖
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works