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    freshzombieee

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    freshzombieee

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    勘くく・竹くく(要素ほぼ無い)
    現パロ
    乱れ書き(小説になってない)

    小学3年生の時に同じクラスになって仲良くしていた勘右衛門と兵助。
    ガキの頃からマセてた勘右衛門は、話が面白いとか足が速いより顔が良い人間に惹かれてて、人付き合いが上手くなくて孤立しがちな兵助にすぐ声かけて仲良くなった。
    田舎だから中学も同じで、相変わらず遠巻きにされがちな兵助は小学生の頃と変わらず勘右衛門とぐらいしか仲良しがいない。
    勘右衛門は家が良いので、高校から東京に行くって希望が通ってて、兵助も同じとこ行かないかって聞くけど、兵助は家が良いわけではないから地元の行くと言う。
    もし金が問題なら俺の家に言えばなんとかなるって勘右衛門は進言するも、少し思案するように俯く兵助は最終的にキッパリ断る。
    兵助は母親をこの村に1人置いて行くわけにはいかないって思ってる、勘右衛門にも誰にも言わないけど。

    高校生になって遠く離れても、連絡を取り合っていた勘右衛門と兵助。
    兵助は携帯持っていないから文通なんだけど、時差のある近況とはいえ高校生活でも周りから距離置かれてるぽいな〜と心配する勘右衛門。
    暫くすると返事が来なくなって、痺れを切らした勘右衛門は鎌倉まで足を運び、綺麗な絵葉書を探して送るものの、住所不定で帰ってきてしまう。
    寮生活だから咄嗟に帰ることもできず、実家にあわてて電話して兵助どうかしたのか聞いてみる勘右衛門。
    姉から兵助の母親が亡くなって、親戚に引き取られたらしいが夜逃げするように出て行ったときいて愕然とする。
    同室で友人の竹谷は慰めつつも、「まあ中学の友達なんてそんなもんじゃね?」と言って、勘右衛門が「兵助はそんな不義理な奴じゃない!」と珍しく声を荒げるから驚く竹谷。
    声を上げた勘右衛門自身も驚いてる。

    その後長期休暇の度に地元へ帰り、兵助の行方を知っている人を探すものの、やはりおらず落胆する勘右衛門。
    警察に言って探してもらわなきゃと珍しくパニックの勘右衛門に、夜逃げのように出てはいったが兵助自身は居なくなる数日前に挨拶にきたんだと家族に言われ止められる。
    勘右衛門によろしくとの兵助の言伝をつたえなかったのは、勘右衛門が兵助とまだ連絡をとっていると家族も思っていなかった。
    家族は勘右衛門が兵助と疎遠になったほうが嬉しい。

    勘右衛門はわりきった顔をしつつも腹の中がグルグル渦巻いている。
    竹谷や三郎、雷蔵たちと楽しい高校生ライフを送りながら、もしもここに兵助がいたならと夢想する。
    高校生になった兵助はいかがなものかしらと夢を巡らせて、行方知れずとなった現実に兵助が連絡を己に取れない目に遭っているのかもしれないと思うと身を引き裂かれそうな気持ちになる勘右衛門。
    中学生の時に兵助の髪の毛が好きで、伸ばして欲しいと頼んでから律儀に伸ばし続けていた、あらゆる色を飲み込むが如く黒髪は、いまはいったいどんだけ揺蕩うのか。
    虚しい。

    兵助にコンタクトがとれないまま、勘右衛門は高校を卒業し、大学生になった。
    竹谷と勘右衛門は同じ都市部の大学で、同じ地方民だからルームシェアを始める。
    三郎と雷蔵は実家が都内なので実家通い。
    獣医学部に進んだ竹谷は1年の頃から忙しない。
    勘右衛門はミスコンのレベルが例年高い女子アナ登竜門だからというくだらない理由で決めた大学で、相変わらずの面食いから美人で傷心を癒そうと躍起になってる。
    勘右衛門の歴代彼女が皆、勘右衛門と付き合うと黒染めして黒髪ウェーブの長髪になるから、仲間内からは黒髪ウェーブが性癖なんだろうと思われてる。

    田舎の本家息子らしく、親の金で面白おかしく生活する勘右衛門に呆れ気味の三郎。
    「遅い反抗期きてんじゃないよ、お前。」
    「ははは、大学デビューって言ってくれる?」
    笑って茶化そうとする勘右衛門。
    「たかがフラれたぐらいで」言い捨てられる言葉に「兵助とはフラれるとかそういうのじゃないから」と言い返す事もできず拳を握る勘右衛門。



    ある日、勘右衛門のスマホが鳴る。
    知らない番号からで、珍しく家で1人映画を見てた勘右衛門は出るか束の間悩む。
    クラブやバーで出会った男女問わず、気に入った人に電話番号をきかれたら教えているが自分自身は登録しないで放置していることが多いから知らない番号は珍しくない。
    いつもなら出るが、今日は珍しく自炊をして、珍しく観たくなった映画を、珍しく1人で見てる。
    少し躊躇う勘右衛門。
    しかし鳴り止まない着信音に渋々出る。
    暫く無言の電話先。
    「もしもーし、どうしたの?」気持ちとは裏腹の明るい勘右衛門の声に、電話先が息を飲んだ雰囲気。
    外なのか車の音とヒールで歩く音が遠く聞こえては無くなっていった。
    「大丈夫か〜?」と言いつつ返答のない電話に、再生ボタン押そうとする勘右衛門は、電話先からの小さな声にその指を止める。
    「…か、勘右衛門?」
    「…………兵助っ!?」
    思わず立ち上がった勘右衛門の脳内で、聞き慣れた、久方ぶりの声に花が咲く思いをしてる。

    電話先で聞いた公園まで車をとばす勘右衛門。
    車の外に出ると勘右衛門の肌を刺す寒さを、感じもしない。
    キョロキョロ見渡す勘右衛門は、公園のベンチで座った兵助を見つける。
    薄いコートにマフラーをぐるぐる巻きした兵助。
    兵助の足元にあるボストンバッグも目に入らない。
    久々に見る兵助だけど、兵助だと確信を持てるオーラがあると勘右衛門は思ってる。
    「兵助!」と大きな声で呼ぶ勘右衛門。
    その声に兵助はパッと顔を上げて勘右衛門を見る。
    瞬間、兵助を中心にして衝撃波が起こったような、空気が一新されたと感じる勘右衛門。
    「勘右衛門!」
    駆け寄る勘右衛門に兵助も立ち上がる。
    鼻先を赤くして唇に色を無くしても、勘右衛門をしっかりと見据える兵助は、変わらず綺麗だなと勘右衛門はしみじみと実感した。
    「久しぶり、と言いたいところだけどここじゃ寒いし近くに車停めてあるから、とりあえず車内に行かないか。」
    もっと気の利いた言葉があるだろう、と口から滑り落ちた台詞に脳内でモダモダする勘右衛門。
    兵助は勘右衛門が想定通り躊躇うから、勘右衛門は兵助の腕を取って連れて行く。
    硬くなった兵助のコートの感触に電話の会話を思い起こす勘右衛門。
    1日泊めて欲しい、と震える声に勘右衛門は1つ返事で車の鍵を取った。
    どうして急に、とか。
    元気にしてたのか、とか。
    訊きたい事は彼方に飛んで「今どこ?」と声についたのは、慌てた勘右衛門自身のそれ。
    助手席に兵助を座らせて、レバーを引きながら、兵助の太腿を隠れ見る勘右衛門。
    子供の頃も細かったが、今も細い脚へまじまじと視線を這わせ、何か肉的なものを食べさせたいなと勘右衛門は思う。
    ハンドルレバーを引いたまま動かない勘右衛門に、どうしたの、と不思議そうに訊ねる兵助。
    あたふたして言い繕い車を発進させる勘右衛門。
    「もし晩飯まだなら一緒に食べない?」ときく勘右衛門に兵助は遠慮がち。
    「1人で食べるの寂しかったから、まだ胃に入るなら一緒してくれると嬉しい」と続けて了承する兵助。
    どこか安堵した様子の兵助を横目で勘右衛門は見る。

    電話を受けた時に生まれた、漠然とした疑問がこうして姿を見て確信へと変化する。
    たぶん兵助は、今金に困っている。
    兵助が経済面で困窮しているのなら、助けたいな、と勘右衛門は運転しながら思う。
    しかしながら中学生の終わりに言った己の言葉を思い出して、羞恥心から頭の中で悶絶する勘右衛門。
    兵助と一緒にいたくて焦っていたからと言って、高校の援助を家に頼めるなどと格好が悪いし、何より嫌味が過ぎる。
    今度は言葉を間違えないように、そしてどうやったら同居にまで持ち込めるか思案を勘右衛門はする。
    そこではたと、勘右衛門は八左ヱ門に無断で連れ込む事になると気づいた。
    電話が来た時は必死すぎてそこまで考えがいたらなかった。
    しかしあそこで逡巡してたら兵助はどこかに行ってしまった気がする、緊急性が高かった仕方ない。
    八左ヱ門なら許してくれるだろう、と言い訳。
    それに今日は学部ので忙しく帰ってこない日だった。
    八左ヱ門はまあ良いかと決着つける。

    信号が滲む灯りの赤色になって車も止まる。
    勘右衛門が兵助へ目線をやると、兵助の目線とバチっとぶつかる。
    コイツ、ずっと俺の事見てたのか!認識してブワッと産毛が逆立つ感覚に襲われる勘右衛門。
    緊張から硬くなる身体を解すようにハンドルを指先で軽く叩く。
    「兵助〜そんなに見られたら穴が空いちゃうよ」
    「あ、ごめん」
    謝罪しながら勘右衛門を射続ける兵助。
    グッと言葉に詰まる勘右衛門。
    「…なんだよ、兵助〜?俺がカッコいいからって見惚れてるのか?」
    「うん。」
    「はっ、」
    兵助は大きな目を一度瞬きして「勘右衛門、カッコよくなったね」目線を逸らさず言うが、そこに下心も覗かない透明度の高い瞳に、勘右衛門は再び脳内で悶絶する。
    そういえば兵助は昔からこうだった、と。
    人が言い難いこととか、あえて言わない事でも思ったらスパッと言ってしまう。
    腹づもりも悪気も無いが、この整った顔面力をもってしても友人が俺以外にできなかった理由の一つだ。
    勘右衛門は己と真逆なそこも好きだったが、それを厭われる理由も解る。
    兵助の言葉に勘右衛門は胸を掻きむしりたい衝動、それを長い溜め息で逃がす。
    キョトンとした兵助。
    「勘右衛門、青だよ。」
    「……あぁ、うん……、」
    「?」
    ノロノロと発進する車。


    「荷物、そこら辺に置いて。」
    「わかった、ありがとう」
    小さなボストンバッグを置いて、グルグル巻きにしていたマフラーを脱ぐ兵助。
    マフラーに巻き込まれていた髪の毛がバサリ、と音を立てて落ちる。
    光も塗り潰す黒が、緩い波を描き兵助の臀部中央に届いている。
    勘右衛門はそれに思わず見惚れる。
    レザージャケットを脱ぐ途中だったのも忘れて、ボンヤリした表情の勘右衛門に「脱がないのか?」と声をかける兵助。
    「いやいや、脱ぐよ、はははっ…」
    眉尻を下げる勘右衛門に、兵助はとくに気にした様子もないが、自身の髪の毛も気にした様子もなくおざなりに掻き上げてコートを脱ごうとする。
    「あぁ!!」と大きな悲嘆の声を勘右衛門があげ、兵助はビクリと身体を震わせ驚いた表情。
    「おいおいおい兵助〜〜!そんなんしたら折角の髪が!」
    「えぇ?大袈裟だな勘右衛門は。」
    「いいから、お前、ちょっとジッとしてな。」
    勘右衛門は兵助の手首を掴み、そのまま手の甲へ這わせて髪の毛に絡んだ指を外していく。
    チラッと兵助は勘右衛門を見る。
    しかしながら勘右衛門は兵助の髪の毛を観ているから、2人の目線は絡まない。
    指先からすり抜ける毛先が痛んでいるのを見つめる勘右衛門。
    小学生の頃出会って、その日から丹念に心を込めて世話した兵助の髪。
    中学最後の1日で見た兵助の髪は、こうでなかったのに。
    「ブラシとゴムとって来るから、兵助はそのまま!」
    後ろ髪を引かれる想いで、しかし洗面台に向かう勘右衛門の背中に困惑した声がかかる。
    無視した勘右衛門は竹谷が放置したタオルを洗濯機に入れつつ、普段の場所からブラシと髪ゴムをさっさと取って戻る勘右衛門。
    コートもそのままに、先程と変わらぬ体勢のまま待っている兵助。
    「コートは脱いでても良かったんだよ?」
    「あ、そうなんだ。」
    脱ぎかけだったのを脱いだ兵助からコートを受け取りつつ、兵助を椅子に座らせる勘右衛門。
    兵助の髪にブラシを通す。
    丁寧に通される感触に、兵助は眠気を堪えるような顔をする。
    「……子供の時も、よくしてくれたな。」
    「んー?」
    眠気で緩い声色になった兵助と、それを笑うのを堪えつつ生返事をする勘右衛門。
    「髪、よく勘右衛門梳かしてくれただろ。」
    「覚えてたのか?」
    「な、当たり前だろ!そんなに俺はボケてないぞ!」
    「あぁ〜、いや、そういう意味じゃ、ははは、悪かった。」
    唇を尖らせた兵助が振り返ろうとするので、勘右衛門は「はい、前向いて」と頭を持ってグリっと向かせる。

    二人で暖めたご飯を食べる。
    勘右衛門は簡単に作った自炊飯を兵助が食べる、という行為が唐突に恥ずかしくなって「足りないかもだし追加で何か頼む?」ときくものの、半分こにした自炊飯を前に「俺は足りると思うけど」と兵助に撃沈される。
    「これ、勘右衛門作ったの?」
    「う、うん。もしかして美味しくなかった?」
    2、3口食べた兵助は、目の前の自炊飯をマジマジと見る。
    勘右衛門は喉がギュッと閉まり、飲み込みかけた物が戻りそうになる。
    無理やり飲み込んで「やっぱり何か頼む?」と絞り出す声。


    なんやかんや同居し始める兵助

    勘右衛門のベッドで2人で寝る
    →限界を感じる勘右衛門
     →限界を超えて寝る兵助の横で自慰する

    何故兵助で自慰行為に至ったのかわからない勘右衛門
    罪悪感だけが募ってる

    実習明けで久々に帰ってきた竹谷
    夜中に帰ってきて、スマホの充電器忘れた事に気づき、勘右衛門の部屋に借りようと入ったらベッドで兵助寝てるからビックリする

    長髪から女だと勘違いした竹谷は慌てて出る

    眠れなかった勘右衛門はその一連見てて、
    兵助起こさないようにベッドから抜け出す

    女は連れ込まない約束だったろと怒る竹谷
    →女じゃなくてずっと探してた親友だと説明
     →兵助の現在の境遇も説明して、改めて兵助を家に置かせて欲しいと頼む勘右衛門
      →兵助は実母の死後、離婚して別れていた実父に引き取られたが実母と婚姻中に不倫してた相手と再婚しており、家に居場所がなく、自宅のリフォームをする間友達からの家にでも泊まれと追い出されたものの友達もおらんかったので、暫く漫画喫茶で寝泊まりしていたが金が底をつき途方に暮れていたとかそんなん。勘右衛門から着てた手紙は大事に持っていたから、そこに勘右衛門が書いていた携帯電話の番号にかけてみたとかそんなん。

    勘右衛門の懇願と、兵助の境遇に同情したのと、そもそも家賃は折半だが名義は尾浜なので兵助の同居を許してくれる竹谷(人が良い)

    同居をし始めてから、爛れた生活を止める勘右衛門。
    本来真面目な性格なので、真面目に学校へ行って真面目にアルバイトをしているのは苦ではない。
    三郎から単純な奴…と呆れられているが黙殺

    兵助は三郎や雷蔵とすぐに仲良くなった。
    竹谷とは初対面時(?)に、竹谷が「ホントに男だ…」とまじまじ言うもんだからギスギスしてる

    兵助が竹谷と仲良くなる方法は、と考える勘右衛門

    竹谷と兵助の仲が上手くいかないまま過ぎたある日。
    勘右衛門は居酒屋のアルバイトから遅く帰宅

    リビングで竹谷と兵助が仲良く話で盛り上がってるのに、ギクリと固まる勘右衛門
    →帰宅に気づいた2人が声をハモらせて「おかえり」と言う

    2人ともどうしたの?て訊く勘右衛門、兵助の手作り豆腐を竹谷がたいへん気に入り、そこから話が盛り上がり、今までが嘘のように1日で急接近したとのこと。

    2人の距離感に喜ばしいと思うはずがモヤモヤする勘右衛門

    兵助の指先と竹谷の指先がぶつかった瞬間、兵助が少し目を見開いて息を呑む

    それを見た勘右衛門は、俺は兵助に恋してたんだって気づいて愕然とする

    ここから3人で仲良しセックスにまで行き着く方法が思いつかないのでボツ




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