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    かほる(輝海)

    @kahoru1010

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    (えろメインの)字書きです。
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    シティーハンター(獠香)
    逆転裁判(ナルマヨ)

    いつもリアクションありがとうございます(*´ω`*) 
    単純な人間なので、反応があると嬉しくて、また次の作品を書く励みになります。

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    かほる(輝海)

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    逆転裁判
    成歩堂龍一×綾里真宵
    ダルマヨ。完全恋人設定。

    ナルマヨが好きなかほるさんには「さよならの前に覚えておきたい」で始まり、「ほら、朝が来たよ」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば7ツイート(980字)以上でお願いします。
    #書き出しと終わり #shindanmaker
    https://shindanmaker.com/801664

    #逆転裁判
    aceAttorney
    #成歩堂龍一
    ryuichiNarimido
    #綾里真宵
    ayasatoMakyo
    #ナルマヨ
    mayonnaise
    #小説
    novel
    ##逆裁

    サヨナラの前に覚えておきたいことがあった。キミと過ごした時間と、その思い出。そして、その肌の温もりと匂い。ぼくはもう、誰かをこんなに愛することなんてないと思っていたから、心に刻みつけておきたかったんだ。でも、「お別れの前に、最後の『ふれあい』を……」なんてお願いするのは、男としてどうかと思ったし、実際そんな余裕もなかった。みぬきを養子として迎える手続きに、自分の弁護士資格の手続き。マスコミ対策も苦労した。
     あの頃、真宵ちゃんは何度かぼくに連絡をくれていてた。でも、タイミングが合わず、折り返しを掛けることも忘れ、少し疎遠になっていた時期もあった。ちゃんとゆっくり話をできたのは、全ての手続きが終わった後だったように思う。真宵ちゃんは、泣けないぼくの代わりに泣いてくれた。だから、ぼくは真宵ちゃんに「あの日の真実」と、今は姿が見えない黒幕について、ありのままを話したんだ。
     これで全てが終わったと思った。ぼくは表舞台を離れ、地道にぼくの道を行く。真宵ちゃんは、家元として堂々と陽の当たる道を歩いていく。だから、ここでお別れだと……。でも、実際は想像していたものと全く正反対の反応だった。
    『よかった! やっぱりなるほどくんは、証拠品の偽造なんてしてなかったんだね! あたし、信じてたよ……』
     ぼくのそばにいる限り、黒幕の監視の目がつくというのに。キミはキミで、やるべきことがあると言うのに。それでもキミは、ぼくと一緒にいることを選んでくれた。心のどこかで「そうあればいい」とは思っていた。けれど、キミが自分の意思でそう決断してくれたから、ぼくは腐らずに今日まで生きてこられた。

     人の気配を感じ、珍しく朝早くに目が覚めた。いつもなら、予定もないし、早起きする理由もないから、二度寝をするところだ。
     朝は嫌いだ。弁護士資格を剥奪されたという現実をつきつけられ、未だ輪郭も見えやしない真実に打ちのめされそうになる。でも、今朝は違った。キミがそばにいてくれたから。
     ぼくは、眠るキミの身体を改めて抱いた。ぼくが力を込めて抱きしめたら、折れてしまいそうな程に細い。でも、暖かくて、柔らかくて、抱きしめているだけで、どこかほっとしてしまう。気を抜いたら、普段は心の奥底に抑え込んでいる「弱いぼく」が、顔を出しそうになる。
    「真宵ちゃん……」
     ぼくは、諦めてなんかいない。あの日、何があって、どうしてぼくが巻き込まれてしまったのか。その真実をちゃんと明らかにしたい。たとえ、どれだけ時間がかかろうとも。それは、長い長い闇の時間を歩くことになるのかもしれないけれど、それでもぼくは、真実を知りたかった。それだけが、ぼくの心の支えだった。
     ぼくは、眠り続ける真宵ちゃんの唇へ、口づけた。まだ寝ている真宵ちゃんは、昨日の夜みたいに、ぼくの背中へ爪を立てたりなんかしない。昨日は夢中で、今置かれている現実を離れて、胸へ秘めたままの真実をつきつけあったね。夢のようなひと時だった。でも、その時間はもう終わった。ぼくは腕を伸ばして、ブラインドを少しだけ開けた。狭いベッドに、うっすらと朝日が差す。
     さぁ。サヨナラの時間だよ。ぼくたちは現実に帰らなきゃ。真宵ちゃん。キミはキミの場所へ帰るんだ。ほら、朝が来たよ。

       了
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    かほる(輝海)

    PASTシティーハンター
    冴羽獠×槇村香
    原作以上の関係

    ミックの日なので、ブログからミックが出演している過去作を掲載。
    ブラッシュアップ版が赤黒本に収録されていますが、今回はブログのまま(横書き)で転載。

    お題『こっぱずかしいこと言わせるな…!』
    初公開日2008.12.1

    お題提供元「嗚呼-argh」さま
    雄たけび系お題
    https://argh2.xxxxxxxx.jp/
    俺は街中の美女のパトロールに出ていた。

    大切な毎日の日課。
    これを欠かすと、どーも調子が狂う。

    おっ!今日ももっこりちゃん発見!

    「かーのじょー!」

    俺はもっこりヒップに飛び掛った。

    「またあんたかーっ!」

    がすっ!

    「うぎゃぁっ!」

    振り向き様に俺に食らわされた見事な蹴り。
    その娘(こ)のヒールがぶっすりと俺の額に刺さった・・・。

    「ふんっ!」

    その娘はつかつかとヒールを鳴らしながら立ち去っていった。

    「あたた・・・。」

    俺は額を押さえながら立ち上がった。

    最近の娘は強暴だなぁ・・・。
    あんなヒールで蹴りをかまされたら、普通は死ぬぞ・・・。

    痛む額を擦りながら、俺は繁華街を歩き出した。

    ふと、人込みの向こうに目をやると、見覚えあるヤツが一人立っていた。

    金髪でスーツをきた男がいた。
    その横には、これまたもっこり美女が立っていて、なにやら二人で楽しそうに話している。

    おいっ!抜け駆けはゆるさんぞっ!
    俺は人込みを抜けて二人に近づいた。

    「なぁにやってんだぁ?ミック~。」

    俺はミックの首に腕を回しながら、二人の間に割って入った。

    「Oh.リョウじゃ 2232