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    Cleo_ampnd

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    東忠
    おそらく⛓の誕生日でハチャメチャになった時に書いたやつの書きかけです。

    「誕生日。」
    「はい・・?」
    「来週はお前の誕生日だろう。この僕が特別にお前の欲しいものをくれてやると言っているんだ。」
    「滅相もございません。私めが貴重な坊っちゃまの手を煩わせることなど、言語道断ですから。」
    「忠成。」

    東夏が足元に跪く忠成の顔をその足先で上げさせる。半強制的に視線を合わせることになった忠成は、主人の宝石のような瞳に吸い寄せられるように息を詰めた。この瞳に見つめられてしまうと、自分の形どころか心の奥の奥の欲望まで全てが見透かされているような気持ちになってしまって駄目だった。

    「っ・・!」
    「同じことを何度も言わすな。何が欲しい?言ってみろ。」
    「は、はいっ・・!この私めに躾を頂戴したく・・」
    「それだと普段と変わらないだろう。」

    忠成の返答が気に食わなかったのか、東夏の足先が喉元に降りてきてじわじわと少しずつ酸素の通り道を塞ぐ。東夏のまだ小さな指先の一つ一つが気道を圧迫して、段々とふわふわとした頭になっていく。普通の人間ならばここで苦しみを覚えるのだろうが、散々躾を受けてきた忠成の身体には、苦しみは快感へと繋がってしまう。忠成は酸素の足りない頭で必死に答えた。

    「は・・ッ、東夏坊っちゃまの、一日を、頂戴したく思います・・!」
    「僕の1日だと?」

    答えに疑問を抱いた東夏は続きを聞こうと足先に込めた力を緩めた。ようやくまともに呼吸できるようになった身体は必死に足りない空気を補おうと動く。ぜえはあと息を切らしながら忠成は緩められた快感の余韻に震えた。

    「・・・っ、ゲホ、ええ、ぼ、坊っちゃまに仕えるものとして、私はまだ未熟ゆえ、朝から晩まで、坊っちゃま直々にじっくりとご指導いただけないかと思いまして。きっと忘れられない特別な日になると思います。」

    そう言って何事もなかったかのように薄く笑みを浮かべた。嘘は言っていないはずだ。東夏に仕える上で相応しい執事にならねばならないのは必然のことであるし、現に東夏の手を煩わせて何度も躾を頂戴しているのだ。東夏から直々に目をかけてもらえることは忠成にとって至福の時間であることは間違いない。
    あわよくば、とチラついた本音は目の前の主人に伝えるにはあまりにも浅ましい欲望であった。

    「ふん。まあいいだろう。お前が何を望んでもいいように、スケジュールは調整してやる。」
    「お心遣いありがとうございます。坊っちゃま。」

    ようやく満足のいく回答が得られた東夏は再び楽な体勢に足を戻した。主人の肌が触れていた部分が冷めていくのを名残惜しく感じながらも、忠成は密かに意図せず得ることになった主人からの躾に心躍らせていた。先ほど少し力を加えられただけで快楽を感じてしまったのに、一日中ともなるとどんなにあられもない姿になってしまうのだろうと背筋にゾクゾクとした何かが走った。
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