きみ・あんたとの一年。これからも、共に 最初に出会ったのは冬。江戸城の報酬でとっくに本丸に顕現していた大般若長光の前に、数々の鍛刀キャンペーンにて惨敗を期した末にシール交換にて小豆長光が顕現することとなった。初めて顔を合わせた時に、頭に駆け巡った感情は一目惚れのそれで
その日から積極的に口説き落としにかかった。ただ、同じ長光の刀であるということだけではなく、その刀身の切れ味、美しさ、力強さは称賛するに値するものだ。だというのに、小豆ときたら俺の口説きをまともに受け取ってもくれないどころか長光としての意識も薄いらしく、自分には大般若長光が兄弟刀であるということがもったいないなんてぬかしやがるものだからより一層アプローチをすると決めた。大般若長光の名に懸けてでもその意識を変えてやる
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