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    桜妓紅蓮

    @Guren_Amylase

    腐も夢も好き。
    書きかけのものを試しに投稿するのに使用予定です。

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    桜妓紅蓮

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    🤍以外全員先天性女体化の小説を書こうとした。

    #カリ腐マ
    crsm bl
    #女体化
    feminization

    🤍以外女の子 これは少し昔、まだカリスマたちがシェアハウスを始めてから一ヶ月と経っていない頃のお話。

     朝五時半。秩序のカリスマ・草薙理解は身支度を整えすっかりいつもの格好になっていた。朝日が煌めく清々しい朝。しかし理解の表情は曇天にも負けないくらいにどんよりとしていた。
    ――また激動の一日が始まってしまう。私は今日を乗り越えられるのだろうか。
     シェアハウスを始めてから毎朝こんなことを考えている。しかしそれは仕方のないことだった。この憂鬱の原因は――理解の認識の上ではの話になるが――六人の同居人にあるのだ。
    ――こんなハチャメチャ動物園、私がしっかりしないでどうする。無秩序な愚か者どもはしっかりと教育しなければ……
     己を鼓舞し、ドアを開ける。
    ――秩序の為ならば容赦はしない。
    ――たとえ女性が相手だろうと。
     そして深く息を吸い込んだ。
    「おはようございまーーす!!」

     朝食の席にて、理解は目の前の食事に集中しようと努めたが同居人たちをちらちらと見るのをやめられなかった。美女が五人、眠気を隠そうともしないで同じテーブルに着いている。女性とまともに話したこともなかったかつての自分が知ればどう思うだろうか。
     男性七人のシェアハウスだと思っていた――名前だけを先に知らされていたせいだ――のに、顔を合わせてみれば男は自分一人だけ。すぐに新しい住処を見つけようと奔走したが思うようにいかず、結局ずるずると六人の女性とのシェアハウスを続ける破目になってしまったのだ。
     そこらの凡人ならば大喜びする状況だろう。しかし彼は秩序のカリスマ。少しの恐怖と困惑を抱くばかりだった。全く嬉しくなかった。
    「そう言えば……」
     依央利の、少し高めの声が自分に向けられていることに気づき、理解は「はい」と彼女の方を向いた。女性は苦手だったのに必要に迫られればこうして日常会話をできるまでになるのだ。人間の順応力には驚かされる。
    「もしかして天彦さんってまだ起きてた? まだ寝てないようなら温かいお茶でも淹れようと思うんだけど……」
     今ここにいない同居人の名前に指先が跳ねたが、気付かないふりをした。
    「すみません、今朝は天彦さんには声をかけていないんです。帰宅が明け方になるのでお昼までお休みになる予定だと聞いていたので」
    「やっぱりそうだよねぇ。うーん……起こしたら悪いからやめとこ。負荷チャンスだと思ったのになぁ……」
     そうしてあげてください、と返して、叩き起こす同居人のリストに天彦がいなかったことに心の底からほっとしていた。一体どういう格好で寝ているのか、彼女は時々全裸でドアを開けるのだ。……理解が初めて見た女性の裸が彼女のものだということは言うまでもない。
     天彦がどういうショーに出ているのかは――天彦がオブラートで過剰包装した表現によるものだが――知っている。他人の職業に口出しするつもりはないが理解は天彦の身の安全が心配だった。いずれ天彦はセクシー&ビューティーとして悪漢を一掃することになるのだが、今の理解が知る筈もないのだ。
     シェアハウスを始めてからの理解の悩みは大きく三つに分けることができる。女性とのシェアハウス。天彦――厳密に言えば、同居人全員――の安全。厄介なのが最後の一つだった。
    「依央利、ヨーグルトまだある?」
    「勿論です! 奴隷特製ヨーグルト、すぐお持ちしますね」
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