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    case669

    @case669

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    case669

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    カリ←ジャミで兄←レオ前提のセフレなレオジャミ多分現パロ設定のメモあったので失くさないように

    ##レオジャミ

    「んだその恰好」
    「結婚式帰りなだけですが?」
    「例の?」
    「例の」
    「先に言ってくれりゃあ、」
    「慰めが欲しいんじゃないんですよ」
    「じゃあなんだよ」
    「手酷く犯されたい」
    「そういうのは他を当たれ」
    「アンタドМだもんな」
    「わかってるなら、」
    「でもアンタに酷くされたい」
    そう言って濁った黒い瞳でひたりと見上げるジャミルの姿は、正直、レオナを昂らせるには十分だった。
    安いモーテルのくすんだ背景の中、Tシャツとジーンズだけのラフなレオナの前に、多少の乱れはあるものの明らかに上等な生地だとわかるフォーマルスーツを着たジャミル。あまりにも場違いな恰好で、常と変わらぬようにつんと澄ました顔は、ほんの少し赤みを帯びて湿っていた。
    「何も、そういうのが不得手なやつのとこに来る事ないだろ」
    「だって、他に思いつかなかったんです」
    「だからって俺の所じゃなくたっていいだろ」
    「貴方以外に俺の痛みで傷ついてくれる人がいると思います?」
    「巻き込むんじゃねえよ一人で泣いてろ」
    「でもあなた、痛いの好きでしょう?」
    そう言って、星の無い夜空のように虚ろな瞳が笑う。否定する言葉を持たないレオナはただ舌打ちすることしか出来なかった。

    カリムが結婚した日
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    case669

    MEMOゆめものがたり
    アデレイ…というかオールキャラ
    人が神と決別し、シガイの脅威から逃れてはや幾年。
    インソムニアの六月には珍しい快晴。まるで祝福するかのような空に感謝すると共に、たった一人の妹の晴れの日なのだから当然だろうという思いがレイヴスの胸の中にあった。
    「おかしなところは無いでしょうか……」
    美しく繊細な純白のヴェールを被った妹が落ち着かぬ様子でレイヴスを見上げていた。玉座へと繋がる分厚い扉の向こうからはオルガンの音が響き、式の始まりを告げている。
    「心配するな。お前と血が繋がっていなければこのまま拐ってやりたいと思うくらいに美しい」
    「ふふ、そんなご冗談をおっしゃられるのも珍しいですね」
    ヴェールの向こうで愛らしい顔が綻んだ。妹が幼少の頃より想う相手と結ばれる事が喜ばしいのは事実だが、兄として、たった一人きりの家族として、手離したくないと思ってしまう気持ちも無い訳では無い。
    「……こうして手を引いてやれるのも最後だからな」
    活発な妹の手を引く事はそれほど無かったが、彼女の導となるべく常に前を向いて歩いてきた。だがそれも今日で終わりだ。
    穏やかな笑みを浮かべていた筈の妹の顔がくしゃりと歪み、そうして胸元へと飛び込んで来るのを両 1296