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    case669

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    case669

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    結局続いたトームリ
    勢いで書いてるから自分でももうよくわかんない

    #トームリ
    tommy
    ##トームリ

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    kanamisaniwa

    DONEカリジャミ拙作シリーズ、サルマーとムカクの結婚に関するひと騒動ネタ「私はアジーム家の当主の娘だもの、本当はアジーム家の商売ために有力な他の商家とか取引先と政略結婚しなきゃいけないでしょ?でも私はムカクとじゃなきゃ嫌よ。他の男とは結婚しないわ。かといってアジーム家の使用人にアジームの娘が嫁入りなんて不相応だなんだ言う人がいるのもわかってる。
    だからね、お父様。私、お母様が残してくれた財産だけをもって、"アジーム家のお金を一切使わず"お嫁にいくわ。お母様はご自分の結婚のときの持参金を全部私に残してくださったから、当分困らないし、カリムお兄様が財産運用をしてくれるって言ってくれたわ!手数料は兄妹割引してくれるって。
    それで十分暮らしていけるわ。アジーム家のお金を使わないから叔母様方みたいに盛大な結婚式や披露宴は出来ないし、これから贅沢な生活も出来ないけど、それでも私、ムカクと結婚して幸せになりたいの。だから、お父様お願い!私のお嫁入りを祝福して!」



    一時間後。

    「………出来すぎるくらいに出来た娘で結構なことだと思うが。なぜ"そう"なっている」
    「娘の結婚に大喜びで盛大に結婚式と披露宴をしようと晴れ着やら嫁入り道具やら準備しようとしたところで、当の娘 2948

    case669

    MEMO脱、兄レオしようと何かが足掻いてるメモらしい「あの人を止めない私の事、恨んでいるかしら」
    「それを言うならば俺の方だろう。憎く無いのか」
    「私はね、レオナ。貴方をどうやったらあの人の傍に生かさず殺さず留めて置けるか考えているような女よ」
    「は、何の為に」
    「あの人と、国の為に。ひいては私とチェカを守る為に。それ以外の理由があるかしら」
    「さすがはアイツを尻に敷いてる方だ。我が国は安泰だな」
    「貴方があの人の傍にいてくれるうちはね」
    「……」
    「……」
    「貴女は、あれの、何処に惚れて結婚したんだ」
    「……私、可愛い男の人が好きなの」
    「あれが……?」
    「男の人にはわからないかしら。素直で、一途で、いつも笑っていて。可愛いでしょう」
    「間抜けで思い込みが激しくて能天気なだけだろう」
    「そこが可愛いのよ」
    「はあ……」
    「貴方も、素直で、一途で、いつも笑ってはいないけれど……可愛いと思ってるわよ」
    「馬鹿にしてんのか」
    「愛しているのよ、家族として」
    「それはどうも」
    「だからね。……だから、もしも、本気で逃げ出したいと思ったのなら、私に相談して」
    「は?」
    「悪いようにはしないわ。……というよりも、私に心構えが欲しいだけね。きっと大 715

    case669

    MEMOファレレオワンドロ
    【初めてのキス】【体温】
    国の代名詞でもある、燃え尽きる直前のような鮮やかな紅蓮に染まった王の寝室。空の色に負けない立派な鬣の海に眠る穏やかな顔。馬乗りになった身体は、まだ暖かかった。
    こんなにも穏やかな気持ちで兄の顔を見るのはいつぶりだろうか。
    秀でた額から、意思の強さをうかがわせる太い眉を撫で、堀の深い鼻梁を通って唇へと指先が触れる。まだ柔らかい。この唇がたくさんの言葉を紡ぐのを聞いた。良いことも、悪いことも、此処から溢れだした音はいつだってレオナの心を乱した。それも、もう二度と聞くことは無い。
    その唇よりも雄弁だった兄の二つの瞳は今や目蓋の向こうに封じられた。二度とレオナを映すことはない。レオナ以外を映すこともない。最期にレオナだけを焼き付けて伏せられた目蓋に、自然と唇を寄せていた。二度と開くことが無いようにと、子供騙しのようなおまじない。ちぅと微かな音を立てて啄み、離れてもその目蓋は伏せられたままで、そういえばこの男は死んだのだなと何処か他人事のように思う。この距離にレオナが在るのに、ただ静かに動かないままの兄が少しだけ慣れなくて、少しだけおかしかった。
    兄は、死んだ。レオナが殺した。
    きっと今頃、兄の 1510