【蜂潔】項鍊「——那麼今天就到這邊。蜂樂選手，謝謝你。」
「好～也謝謝你！」
蜂樂迴回應似地揚了揚手。即使已經成為職業球員，他依然像幾年前一樣，活潑、開朗、話裡帶點少年的調皮語調。
記者已經不是第一次採訪他了，藍色監獄結束前他們就見過幾次，他或許也能算是蜂樂迴的半個粉絲，有一定的熟悉度，每次合作都很愉快。
帶著不錯的心情收拾好東西，兩人一起走到門外，記者正要開口道別，偶然瞥見蜂樂迴領口裡一瞬閃過的光，視線不由落到頸上的鍊子：「蜂樂選手，脖子上那是……」
蜂樂迴下意識抬手摸了一下，「噢，這個是字母項鍊。」
記者的記憶力很好，他回想了下，想起藍色監獄時對方拍過的某張照片，脖子上確實戴了一條「BLUE LOCK」的字母項鍊，從剛才隱約看見的色澤來看，或許是同一條。

【蜂潔】除夕敲鐘從被窩裡迷迷糊糊探出頭，蜂樂迴半瞇著眼摸索著床頭，涼氣在動作間流進溫暖的棉被底下，他忍不住朝裡縮了縮，只剩下一條手臂露在外頭。
無聚焦的目光落到亮起的手機螢幕上，過了幾秒，蜂樂迴像顆砲彈猛地彈了起來：「——啊！遲到了！」
去年初他和潔世一去神社參拜，回家前說隔年要去敲鐘，而今天正是實現這個約定的時候——考慮到人會很多，他們約好晚上九點在離佛寺最近的車站集合。
而他剛才模糊地看見，距離九點只剩下十分鐘。
蜂樂迴狼狽地從床上滾了下來，連人帶棉被摔在地上，發出一聲悶響。
……現在是九分鐘了。
冰冷的空氣將睏意全然掃去，只剩下臉頰上睡紅的壓痕，蜂樂迴手腳並用地脫離束縛，頂著一頭亂髮蹦跳著越過地上的東西，從衣櫃裡隨便翻出一件衣服套到身上，拎起背包就往下衝。

【蜂潔】糸被細微的窸窣聲吵醒時，室內還是昏暗的。
有些刺眼的光從開啟的門照進來，潔世一被刺激得瞇了下眼，透過生理淚水模糊地辨認出往外走的那道身影。
「蜂樂……？」
這個時間，該不會又要跑去踢球吧？
潔世一打了個哈欠，揉了把頭髮後從被窩裡爬起來，也拖著腳步走了出去。
與房間不同，走廊的燈時刻都是開著的，在這裡待了也有一段時間，潔世一閉了閉眼熟悉光線後，抬腳朝球場的方向走。
出乎意料地，剛過一個轉角就看見蜂樂迴了。他手裡拿著東西，低頭不知道在做些什麼，認真得連潔世一的腳步聲都沒注意到。
「蜂樂。」潔世一喊了聲，「你不睡覺在這裡做什麼？」
「啊、潔！」蜂樂迴轉頭看向潔世一，露出開心的笑容：「早安～」
「現在是半夜了吧……」潔世一無言，靠近後就能看清蜂樂迴拿著的東西了，他的眼裡帶著疑惑：「蜂樂，你手上的是……？」

ゆめ。「…へ？」


目を開ける。
とん。と足に小さな衝撃を感じて足元へ目を向ける。
足が、体を支えていた。
その足に寄り添うように白と黒のサッカーボールが寄っていた。


瞬時にこれは夢だと自覚をした。


サッカーと、距離を置いてしまった。
数ヶ月前に起きた事故で、潔は2つ失った。
夢を叶えられなくて、それが嫌で、自覚をしたくなくて、目を逸らしたのだ。


足が動かない。


だから支えてる足の感覚が懐かしくて、恨めしくて、泣きたくなった。
良い歳をして、情けないものだ。
夢でしか、サッカーを出来ない。否、夢でもできない。

だって、潔の足は動かない。


「いさぎ。」


俯く潔に、声が聞こえた。
がばっ、と勢い良く顔を上げる。

だって、この声。
楽しくて、煽るような、大好きな、もう聴けない声だったから。

love or like？「ねーちぎりん、好きってどういうこと？」
「なんだよその唐突な質問」
「今村達がさっき好きな子が〜！とか騒いでたから、なんとなく」

あまりにも縁のなさそうな話題に入っていけなかったのは容易に想像がつくし、好奇心旺盛な蜂楽がその話題が気になって仕方がなかったのも頷ける。
そんな事知るわけねぇだろと一瞥したくなるも、ある男が頭に浮かび、なんだか面白そうだなとニッと口角が上がった。

「そうだなー。一緒にいて楽しいとか、離れたくないとか、他のやつに取られたら寂しいとか、そういう感情なんじゃね？お前にとっての潔みたいな」
「え！俺って潔の事が好きだったの？！」
「嫌いなのかよ」
「好き」
「ほら」
「え〜なんだ〜！俺って潔の事好きだったのか〜！なるほどなるほど♪」