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    hjm_shiro

    @hjm_shiro

    ジャンル/CP雑多

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    hjm_shiro

    DOODLE凪玲/【最新】nagi_0506.docx
    ⚠監獄内の設定を少しいじってる

    凪に好きなものを与えて、うまくコントロールしているつもりの玲王と、いやいやそうではないでしょ、って思ってる周りの人たちが思わずツッコんじゃう話。
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    「たまにレオってすげぇなって思うわ」

     千切がぽつりと呟く。千切は本場よろしく油でベチャベチャになった魚――ではなく、さっくりと揚がったフィッシュフライをフォークに突き刺すと美味そうに頬張った。玲王としては特に褒められることをしたつもりはないのだが、ひとまず適当に話を合わせて、そう? と軽く相槌を打つ。

     新英雄大戦がはじまってから、選手たちは各国の棟に振り分けられている。それぞれ微妙に文化が異なり、その違いが色濃く出るのが食堂のメニューだった。基本的には毎日三食、徹底管理された食事が出てくるのだが、それとは別に各国の代表料理も選べるようになっていて、それを目当てに選手たちが棟の間を移動しに来ることもあるほどである。今日はフィッシュ&チップスと……あとはなんだったかな、と思い出しつつ、玲王はナイフでステーキを細かく切った。そうして隣にいる凪の口にフォークを突っ込む。もう一切れ、凪にやろうとフォークにステーキを突き刺したときだった。千切の隣に見知った顔ぶれが座った。
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    hjm_shiro

    DOODLE凪玲/虎穴に入った男の末路
    ⚠プロ/同棲中/恋人同士

    ngになかなか手を出されないroが、何とか手を出してもらおうと策を講じる話。
    途中で視点が切り替わります。
    『交際 三ヶ月 手を出されない』
    『初エッチ 交際 何ヶ月目』
    『同棲 恋人 セックス』

     際どい単語が検索バーに並ぶ。わざと検索履歴をタブレットに残した。こうでもしないと、凪に手を出されないと思ったからだ。
     付き合って三ヶ月。同棲期間も三ヶ月。
     さすがにそろそろ手を出されても良い頃だと思う。いや、逆にこちらから手を出すべきなのか。凪のことだから「面倒なことはしたくなーい」「楽なポジションの方がいい」「痛くて苦しいのは嫌だ」って言いそうな気がして、自分が受け入れることばかり考えていたが、もしかしたら逆だったのかもしれない。いや、でもそれはさすがにないか……。
     そんなことを悶々と考えながら、新品のバスローブに袖を通す。ふわふわのタオル生地は見るからに触り心地が良さそうで、実際に着心地も良かった。わざとゆるめに羽織り、胸元をはだけさせる。腰紐一本で貞操を守っているだけのこのバスローブは、さっさと脱がせろよ、という意味も込めて着ていた。同棲初日から。それなのに、凪はバスローブに触れてこようとしなかった。わざと肌を露出して迫っても、風邪を引くからとブランケットを手渡される。お前で温めてくれてもいいんだけど!? というテンプレみたいな台詞を飲み込むこともしばしばだ。だから、今日はこれ見よがしにアピールする作戦に出た。
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    hjm_shiro

    DOODLE凪玲/🐤のぱんつ
    ⚠付き合っている

    一時的に監獄から出たふたりが初めてngの部屋でお泊りする話。
    エピngのカラーで穿いてた🐤柄の水着にすべてを持っていかれました……。
    「なぁ、凪……」
    「ちょ、レオ……これ……。どうしたの?」
    「どうしたもこうしたも、なんだよこれ!」

     風呂上がり。部屋に戻ってくると、クローゼットの中身がひっくり返っていた。
     部屋にひとりでいる間、つまらないからと勝手に漁りだしたのだろう。玲王が、クローゼットの中から引っ張り出したパンツやパジャマを見てケラケラと笑う。「高校生にもなってヒヨコ柄って!!」と、今度は腹を抱えて笑い出した。心外だ。ヒヨコに罪はないし、そもそもクローゼットを勝手に開けたのは玲王なのに。

    「何ってヒヨコ柄のパンツとパジャマ」
    「ブッ……だから、高二にもなってそれはねーだろ!」

     バチンと肩を叩かれる。痛い。でも、上機嫌な玲王の顔を独り占めできるのは至福なので、ついつい文句も飲み込んでしまう。それに、久しぶりの脱獄――ブルーロックから出て、各々休暇を取るようにと言い渡された貴重なオフだった。一週間しかないため、こうして二人だけで過ごせる時間は貴重だ。それに、玲王は実家に帰ってしまうと思っていたから、「せっかくだから、お前んちに泊まる!」と着いてきてくれたのは嬉しい誤算だった。だけど、まさかお泊り初日に、こんなに笑われるとは。一応、今日から一週間、付き合って初めてのお泊まりだよね……? と、ちょっとだけ不安になる。初日からそういうことは期待してなかったけれど、こんなに笑われたら"いいムード"に持っていけない。
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    hjm_shiro

    DOODLE凪玲/恋愛下手とは名ばかりの
    ⚠プロになってからの二人

    年齢=彼女いない歴の凪を憐れんだ玲王が、凪のために合コンを開いてあげる話。
    ngが恋愛下手なのではなく、ただただ本命が鈍すぎて届いてないだけに一票。
     甘い香りが鼻の奥を突いた。ちょっと香水がきつすぎだ。合コンだからって気合いが入りすぎだろう。みんな分かりやすく目の色を変えて、今夜、誰にお持ち帰りされるのかを見定めている。
     玲王は、まったく周りと絡もうとしない凪の足をテーブルの下で小突いた。雰囲気が堅いぞーと合図を送ったつもりだったが、当の本人はぼんやりしている。右には今をときめく美人アナウンサー、左には若手実力派女優がいるというのに。どこかでは見たことがあるような、そういう美人や可愛い子を見繕ってきた。今日に至るまで、一切彼女がいたことがないという凪のために。


     話は二週間前に遡る。日本代表選手として再び招集された玲王たちは、決起会とは名ばかりの飲み会を開いていた。久々に会った元ブルーロックのメンバーたちも、それぞれの国内外チームで切磋琢磨しており、その活躍っぷりは互いの耳に届いている。初めこそ互いのチームの話で盛り上がっていたが、徐々にプライベートな話になってきた。潔に恋人ができた、千切はこの前喧嘩して停戦中、とか、そういった話をしていたとき、凪がぽつりと言ったのだ。「なんだかみんな楽しそうだね。俺はそういうの、経験したことがないけど」と。
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    hjm_shiro

    DOODLE凪玲/天才様の恩返し
    ⚠🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿戦後/復縁後
    ⚠いろいろ捏造

    いつも甘やかしてもらっている恩返しをしたいから。と、凪が玲王の分の洗濯までしてくれるようになった話。ちょっぴり猟奇的/変態チックな凪くんがいます。注意。
     最近の凪はちょっとおかしい。

    「レオー、洗濯するものない?」
    「ん? あぁ、ベッドの下にまとめてたユニフォームと……あとはこのタオルとか?」
    「オッケー。じゃあ、先に戻って洗濯してくるね」
    「お、おう」

     ほら、やっぱりおかしい。凪が率先して、洗濯物を片付けようとするなんて。やり取りの一部始終を見ていた潔や蜂楽たちも、俺と同じように目を丸くした。

    「なに? アレ」
    「さぁ……? 俺が聞きてーよ」

     いつもなら練習終わり、真っ先に俺のところへ来て、疲れたからおんぶして〜〜とねだるくせに、今日の凪は……というより最近の凪は甘えてくることが減った。おんぶする回数も、ご飯を食べさせる回数も、髪を乾かす回数も、何もかもが減った。それどころか、最近の凪は夜の練習を終えると、自ら率先して洗濯物をまとめ、ランドリールームへ持っていこうとする。洗濯物を持っていくのは自分の仕事だと言わんばかりに、凪はせっせと汚れ物をまとめると、大きな洗濯カゴを持ってランドリールームへ向かうのだ。それこそ最初はあまりにも帰りが遅いから大丈夫かと不安になったが、「心配しなくても洗濯機とか乾燥機ぐらいは使えるよ」と凪が言うから、それもそうかと思って、それ以来好きにさせている。
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    hjm_shiro

    DOODLE凪玲/寂しさの融解点
    ⚠凪玲版深夜の創作60分一本勝負に参加したときのSS。
    ⚠お題「熱」「お風呂」をお借りしています。
    ⚠成人/ナチュラルに同棲してる。

    喧嘩中に風邪を引いたroがngに連絡して甘える話。
     熱が出た。と珍しく簡素なメッセージが玲王から届いた。昨夜、玲王と一緒に住む部屋を追い出されたばかりなのに。
     明確な喧嘩の理由は忘れたが、たぶん玲王の話を聞かずにゲームばかりしてたからだと思う。そんなのもう出会ったときからじゃん。ずっとそのスタイルじゃん、俺。って思ったけど、どうも昨夜の玲王はお気に召さなかったらしい。
     思えば、常に寛大な玲王が文句を言う時点で珍しかった。ちょっと具合が悪そうと言えば悪そうで、でもそのときは玲王からの強い言葉にこっちもムキになって返していたから、その違和感に気付かなかった。最終的に、玲王が怖い顔で出ていけなんて言うから、昨夜は仕方なくブルーロック時代に交流を深めていた奴らに連絡を取った。そしたら何が面白いのか、凪が玲王にフラられたみたいだぞ! って話に尾ひれがついて、急遽大衆居酒屋とカラオケでオールしていま。机に突っ伏して寝ていたら、ポケットに入れていた携帯がブーと短く震えた。
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