「なあケン、ポッキーゲームしようぜ」
「ポッキーゲーム? 何だそれ?」
「二人でポッキーの端と端を咥えて食べ進めて、先に口を離した方が負けってゲーム」
「……それって二人とも離さなかったらキスするってことか? そんなことして何が楽しいんだよ。キスなんて毎日してるだろ」
「何回したっていいだろ。それに毎日って言うけどな、してるのほぼ俺からだぞ!」
「それはお前がすぐしてくるからだろうが!」
「したいんだから仕方ないだろ! それでだ、たまにはお前の方からキスしてほしいわけよ」
「だからゲームってか?」
「そ。なあ、いいだろ?」
「まあいいけど……」
「よっしゃ! じゃあ早速やろうぜ」
「……なんかこう改まってやると結構気恥ずかしいな」
「やらねえといつまでも終わんねーぞ」
「……わーったよ」
サクサクサク……チュッ
「ほら、これでいいだろ」
「お前なあ……まあいいや。サンキュー」
「満足したかよ」
「何回したって足りねえからなあ……もっとしてくれていいんだぜ?」
「……考えとく」
「お、前向きな返事だなんて珍しいな」
「別に珍しかねーだろ」
「……そういうことにしといてやるよ。ま、楽しみにしてるな」
「……おぅ」