ぎりぎり「俺はまだお前がエリオスに戻ったこと認めてねーからな、ディノ」
ウエストセクターと対イクリプス部隊との特別任務のため、ディノとキースは打ち合わせに参加していた。打ち合わせが終わり、それぞれ関係者は部屋を出ていき、2人もそれに続き、廊下を歩いていたところだった。
「ジュード、お疲れさま!前回は俺1人だったけど、今回はうちのメンティーも含めての合同の任務だ。よろしくな♪」
俺はいつも通り、明るく返した。元、対イクリプス部隊だったことで、ディノは時々メンバーと任務を共にすることがあった。しかし、俺の素性を知って受け入れてくれるメンバーもいれば、ジュードのように不信感をいまだに持っている人間もいる。
「ふん、任務は信頼関係が大切だ。もしかしたらまだイクリプス側の人間かも知れない奴は信用できないからな。」
分かっている。自分が1番自分を信じていない。ただ、エリオスが自分の居場所だから、自分だってそれを守る権利がある。
「ジュードの言うことはもっともだ。すぐに信頼が得られるなんて思ってないよ。少しずつ、俺のこと分かってもらえれば嬉しいかな」
「生温いな…。闘ってみればお前の本性なんてすぐ分かるさ」
今にもディノに飛び掛かって、
「お前がしたことは、エリオスへの裏切…っ」
突然、ジュードの身体が動かなくなった。
「ごちゃごちゃうるせぇな…」
ジュードの身体は緑色に発光していて、身動きが取れない。
「… お前の能力か…」
「これ以上ディノに文句があるなら、このまま黙らせてやってもいいんだぜ」
「キース!」
「いてっ」
ぽこりと頭を叩かれ、ジュードは殺気から解放される。
「後輩に能力なんて使うなんて…」
「へいへい」
バチバチしてるキースがみたいー
この後、ぶつかり合いがあって絆深めていくと、胸熱