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    kanamisaniwa

    pixivメインに二次創作(刀剣乱舞、ツイステ、グラブル、FGO等)やってます。超雑食でオリキャラ大好き病を患う腐女子です。ポイピクにはかきかけだったりネタだけの文章を投げたいです。

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    kanamisaniwa

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    平行世界の自分と突然入れ替わる話転生とか逆行じゃなくて平行世界の自分と突然入れ替わる話とか最高では?(おはようございますの意)
    ディルガイなら、クリプス様死亡回避&決闘確執回避した両思い幸せ時空と入れ替わってどっちも盛大にダメージ受けるデガとか。

    ガイアが目を覚ますと、アカツキワイナリーの昔の自室で制服が庶務長時代のしかなく、首かしげながら食堂に行ってみたらクリプスがいるしディルックはにっこにこで自分に接するしでパニックになって飛び出して、モンド城に駆け込んだらファルカ大団長の遠征もないからモンドに騎士団の目が行き届いてて治安もいいし、わけわかんなくて

    「誰か助けてくれ!!」ってなる。

    鍾タルなら、タルタリヤが朝起きたら兄弟達と雑魚寝してる実家の寝室で、
    「は?」
    ってなって慌てて起きたら母親が朝ごはん用意しながら
    「今日は早起きねアヤックス。弟達を起こして頂戴」
    とか普通に言うし、????って首傾げながら昔の癖で弟妹起こして着替えさせてー、とやって朝ごはん食べてたら
    「アヤックス兄ちゃん!今日はお仕事早く終わる?」
    とテウセルに聞かれて
    「仕事…えーっと、」
    って現状が把握できなくて冷や汗かいてたら
    「クリスマス向けのおもちゃの準備が終わったからこれから早く帰ってこれるって昨日言ったよね!」
    とトーニャに言われ(…えっ、これ嘘じゃなくてガチのおもちゃ屋店員かなにかなの俺?)と自分の嘘がマジになってガチに混乱するやつ。

    ディルックの方は、突然素直に笑顔で義兄さん!って慕うガイアが現れて「?!?!!!」ってなる。幸い幸せ時空ガイアが目をさましたのが空の壺で、空が先に事態を把握して説明してくれたからなんとか状況を認識したものの、幸せの象徴だった義兄弟の頃と態度がかわらないガイアが目の前にいて
    どうすればよいかわからず、一人ダメージ受けてる。なにせ他のモンドの面々とはそんなに関係性かわらないから。

    鍾離は添い寝してたタルタリヤが目をさますかり「うわぁぁぁっ?!あんた誰?!ここどこ?!」とパニックになるので「?」となるけど、ひとまず落ち着けとのんびりお茶入れる。このくらいでは慌てない御年6千歳のお爺ちゃん。タルタリヤというかアヤックスはそんな鍾離に若干引いてる。
    んで、お茶飲みつつアヤックスはスネージナヤの田舎の大家族の真ん中の子で、貧しいながらも兄弟仲良く育ち、田舎で唯一のおもちゃ屋に就職してクリスマスにむけて弟妹達のためにプレゼントを買うため沢山残業して働いてるマジのマジな好青年でほう?と興味深い鍾離先生。やっぱり慌てない。
    いや、内心はメッチャ驚いてるけど。
    うーむ、これは旅人案件か?と思いつつお茶のあと朝餉とか一緒に食べたりしつつ旅人呼び出しを冒険者協会に頼むやつ。


    ここから原作軸の二人が合流するとしたら璃月だな。
    アヤックスの身分しかないタルタリヤはガチ目に焦るけど、おもちゃ屋の店主が璃月へ仕入れに行くというので、無理矢理の無理矢理に自分ねじ込んでなんとか璃月についたけど、岩王帝君存命で年に一度の迎仙儀式真っ最中。
    わぁ、現役モラクスな
    先生だぁ、と遠目に見ながらスペキャなタルタリヤ。そんなタルタリヤの後ろ襟鷲掴みにする輩がいて振り返ったら、「顔を貸しなさい?公子」とブチギレな顔してる凝光様がいて「アッ、ハイ」と連行される。

    「ん?!迎仙儀式真っ只中なのに何してんの天権!」
    「生憎ここの天権は七星の中で物の数にも入らないわ。迎仙儀式で事務方の役目すら与えられないのよ!腹立つわ!」
    「うわまじか…って、あれ?!群玉閣もない…いや、俺が言うのはアレだけど」
    「ほんっとうにね!!!」

    とこちらもチェンジした凝光様に瑠璃亭に拉致られる。
    んで、瑠璃亭の個室で先に拉致られてたガイアと合流。

    「うぉ?!まじで公子連れてくるとは思わなかった」
    「騎兵隊長殿に言われたくないかなぁ?」
    「これとこれとこれ、あと一番高いお酒持ってきて頂戴!」
    「は、はいいいい…!(凝光にビビる店員)」

    で、酒飲みつつ情報交換、飲まずにやってられるか。で、お互いのあれやこれやにええーってなる面々。

    「天権が物の数に入らないなら今の七星は誰が率いてんの?」
    「天枢、天おじよ。しょっちゅう天権(私)を怒鳴りつけたり折檻したりしてるらしいわ」
    「「(ドン引き)」」
    「状況的にしかたないのよ。自分の身の上に自分で引いたわ。ていうか、そんな天おじが今の天権の最大の味方。天おじがいなかったらとっくに暗殺かなにかで死んでるわね」
    「(ドン引きしつつ)えー、あー…藍は?」
    「千岩軍にいるのは確認したけど、ずっと陰鬱な顔してるわね。…正確には、痛み止めが切れた病人みたいな顔よ。カマかけてみたけど無反応だったわ。だから戦力にならないわよ」
    「えぇ…」

    カーンルイア同郷仲間が頼れないとなってガイアが肩を落とす。
    この時空の藍はダインスレイヴと同じ状態(天理の呪いのせいで常に激痛&侵食に抗ってる)なので自分のことで精一杯。
    さてここから何をどうするか?で、この手の不思議現象ならやっぱりモラクスを味方に引き入れたい、と意見一致。
    が、一番近いはずの凝光が直接話しかけることすら他の七星に禁止されてる状況で割と詰む。

    「繋だけでもつけらんないかな?」
    「璃月人ですらない俺たちじゃ無理すぎるだろ」

    と、ぐだぐだ話してると瑠璃亭の店員が恐る恐る凝光に話しかけた。

    「あ、あのう、凝光様。千岩軍の方からご連絡が」
    「あら?」
    店員が手渡す封されたメッセージカードを凝光が開くと、中には『お命の危機あり。帰路に注意されたし』と見覚えのある筆跡。
    3人で回し読みして、即作戦練った。


    瑠璃亭からの帰り道。凝光が人気がない道を一人で歩いていると突然3人組の男が飛び出してきて

    「天権凝光!璃月のためお命頂だ」
    「止水の矢(小声)」
    「凍れ(小声)」
    「降参しなさい(小声)」
    「ぇ、ぎゃあぁぁぁぁっ!!」

    と、食い気味にボッコボコにされる刺客。湿潤、凍結、氷砕きのコンボツヨイ。

    で、地面に伸びた刺客3人をその御御足で踏みつけつつ、「きゃー(棒読み)たすけてー(棒読み)」と悲鳴?あげる凝光様。
    「いや、棒読みにも程がある」
    「びっくりするほど危機感感じない悲鳴()だな」
    「うるさいわね!この程度の刺客で悲鳴あげる自分が解釈違いなのよ!」
    「「ですよね」」

    普段ならそも優秀な護衛がこんな刺客程度近づけさせないし。
    それはともかく凝光の悲鳴を聞いて哨戒中の千岩軍が駆けつけ、七星凝光が暗殺未遂されたと聞いて顔面蒼白。即他の七星やら関係者やらに連絡飛んで、一番に駆けつけたのは天おじだった。

    「凝光!お前は今度はなにをやらかし…!(死屍累々の刺客に絶句)」

    絶句する天おじの前にさっとガイアが立って言った。

    「お初にお目にかかります、天枢殿。モンド西風騎士団庶務長を務めておりますガイアと申します。偶然にもこちらの天権様が襲われているところに出くわしまして。璃月とモンドは内政不干渉が基本とはいえ、襲われている御婦人をお見捨てすることは騎士として出来ず…何卒、お怒りをお納め頂きたく…」
    「西風騎士団…!?あ、いや、…失礼した。凝光を助けて頂き真に感謝する」

    突然隣国の重要人物が出てきて思わず襟を正す天おじ。その様子を見るに、凝光を嫌っているのではなく心底心配しているが表現がよくないらしい。

    「して、西風騎士団の騎士殿がなにゆえ璃月に」
    「ああいえ、単に休暇ですよ。あわよくば迎仙儀式を遠目にでも見れないかと…モンドの神は宗教上の存在になって長く、本物の七神モラクスが降臨されると聞いてきになっていましてね」

    ガイアは話の中にチラチラとモラクスが気になることを混ぜる。天おじの反応次第だがうまく取り入れないかとガイアは持ち前の口八丁を駆使しようとしたけど、横から聞こえた声に呆気にとられた。

    「ふむ、天権が暗殺されたと聞いたが、無事なようだな」
    「て、帝君…!!!」

    なんと甘雨従えたモラクス様御降臨。ざっ!!!!とその場の璃月人全員が膝をつく。

    「ああ、よい。こんな道端に膝をつく必要はない。天権凝光、無事で何よりだ」
    「恐れ入ります、帝君」
    まさかの本物モラクス登場で流石に内心冷や汗の凝光。そして周囲に取り残され気味のガイアとタルタリヤがえーっと、と困った顔してると、モラクスがふっと笑っていった。
    「異国からのお客人、我が七星を助けてくれたこと、感謝する。ふむ…礼に茶の一つも振る舞おう。甘雨、東屋に茶の準備を」
    「えっ…、は、はい!」

    甘雨が驚いてしかし逆らうことなく準備に走る。あまりにも高待遇にガイアとタルタリヤも顔を見合わせるけど、チャンスには違いないのでついていくことに。


    ところ変わって帝君の東屋。ガイア、タルタリヤ、凝光、モラクスが円卓を囲む。
    さてどこから話したものか、と三人が目配せしていると、モラクスがふふっと笑っていった。
    「お困りのようだな、お客人方。まあ、異国どころか異次元からでは勝手も違うだろうな」
    「?!?!」
    モラクスにバレててびっくり仰天の三人。ええっと、その、と言葉を探しているとモラクスが気軽にしろ、と言って言葉を続けた。
    「長生きしていると極稀にお客人のような稀人(マレビト)を目にすることがあるというだけだ。まあ、付け加えるなら凝光が顔以外別人にも程があるのもあるが」
    「…ええっと」
    「俺の知る凝光は俺の前で卒のない受け答えなど出来まいよ。むしろ、俺が直接声をかけようものなら心臓発作で死にかねない娘だ。天枢が苦心して教育しているが、彼も多忙だ」
    「…そんなことある?帝君の死体が降ってきても動じない七星筆頭凝光様だよ?」
    「いや、むしろこの凝光が強すぎなだけなんじゃないか?」
    「おだまり!!」

    わちゃわちゃする三人。モラクスはといえば、タルタリヤがぽろっとこぼした単語に興味津々に。

    「俺(岩王帝君)の死体?落ちてきた?なんだ面白そうだな聞かせてくれ」

    明らかにわくわくしてるモラクスにえっ、そこ興味持つの?と思いつつ説明したり

    「ほー、俺が凡人に…ほほう、成程。確かに有りといえばありか…」
    (あっ、なんか余計なこと教えちゃった感)
    (俺は知らないぞ)
    (こっちの私が心臓発作起こさないことを祈るしかないわね)

    鍾離のあの作戦をありよりのありくらいに考えてるモラクスは間違いなく同一人物。
    一通り話聞いて満足したモラクスが、ふとタルタリヤの方を見て手招き。

    「タルタリヤ殿、だったか。側に」
    「はい?」
    「少し触れるぞ」

    モラクスがタルタリヤの右目に漆黒に金が入っている魔神の腕を伸ばす。
    瞬間、バチッという音ともにモラクスの手が弾かれた。

    「ふぁっ?!」
    「やはり向こうの俺が印をつけていたか。ふむ、今のでこちらの大まかな位置くらいは把握しただろう」
    「は?え?先生俺に何つけてんの?!!?」
    「守護と位置探索のハイブリッド、という所だな」
    「(絶句)」
    「あー、ご愁傷さま?」

    知らないうちにとんでもないものつけられてた公子(いつもの)




    (潮時、だったのかもしれないな。これが俺の運命か…)

    辞令を握りしめ、黙々と足を動かしながら藍は己の運命を呪い、そして諦めていた。

    『おとうさん、からだがいたいよ』

    そう訴えた幼い藍を父親は酷く残念な物を見るように見下ろして吐き捨てた。

    『所詮お前も、天理の呪いからは逃れられなかったか』

    がっかりだと、そう言って父親は背を向け…二度と藍のもとに戻らなかった。
    そのまま痛みと空腹で死ぬはずだった藍は幸運にも通りかかった璃月の裕福な商人夫婦に助けられ、やがて養子として引き取られ育てられた。
    それがどれほどの幸運だったか、藍はよくよく知っていて、育ての両側にはどれほど感謝してもしきれないと思っている。
    だが、成長するにつれて体を蝕む痛みもまた強くなり、そして己の意志を何かが侵そうとしていることにも自覚的になった。
    もしもダインスレイヴに出逢っていなけば、その理由を知らずに早々に呪いに負けてヒルチャール化していたかもしれない。本当に、本当に偶然出会ったダインスレイヴは星の目をもつカーンルイア人の若者つまり藍が完璧に人の姿を保っていることに驚愕し、そしてお互いの状況をすりあわせることで一つの仮説を立てた。
    恐らく藍の父親はダインスレイヴと同じ方法で天理の呪いに抗っているカーンルイア人の生き残りであり、その息子である藍はある程度の天理の呪いへの抵抗力を持って生まれた。だから成人するまで人の形を保つことができたのだろう、と。おそらくは名も知らない母親がテイワットの人間なのも関係ありそうだが、推測の域はでない。
    何にしろ、藍はその時やっと己の血筋と己を蝕む痛みの原因を知ったのだ。……知ったところで、何一つ楽になることはなかったのだが。
    だが少なくとも、この痛みに屈した時己はヒルチャールとなり周囲を襲う化け物に成り果てることを知り得ただけでもよかったと、藍は考えていた。
    その前に自分でケリをつけるのだと心に決めることができたのだから。
    そして今、藍はお膳立てされたかのように人目が少なく不思議とヒルチャールの目撃情報が多い層岩巨淵地下鉱区への異動辞令を受けてむかっている最中だ。

    (いよいよ耐えきれなくなったら、ヒルチャールに襲われた体にして死ねばいい…万が一死にそこねても層岩巨淵をうろつくヒルチャールが一匹増えるだけだ。義父と義母に、璃月に迷惑はかからない)



    層岩巨淵地下鉱区に入ってすぐ、藍は違和感を覚えた。幼い頃から今までずっと続いてきた体の痛みが少し小さくなったのだ。そんな馬鹿なと思いつつ、藍は目的地のはずの拠点にむかう道を外れ、ふらふらと地下鉱区の奥へと進んでいた。


    「貴方を待っていたわ、藍」

    その美しい人が、女神に見えたのだ。


    「うわ、エグい…」
    「藍…気の毒に…」
    「お黙り。私が私のものを利用して何が悪いのよ」



    「はいとうきんって何?かぶぬしそうかいには何を着ていけばいいの?なにもわからない、わからないの」
    「配当金はそのままお受け取りください。凝光様の権利です。株主総会には藍色のお衣裳が宜しいでしょう」
    「ええ、ええ、その通りにするわ。藍、貴方だけが頼りよ、助けて、ね」
    「はい、どうぞ心強く思し召し下さい」

    夜乱「って、事務連絡とご機嫌取り…というよりあやしてる手紙が延々繰り返されてたわ。色時のいの字の気配すらない。……健全すぎて疑った罪悪感が湧いてきたくらいよ」
    天おじ「……………(口から魂が出てる)」



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    kanamisaniwa

    MAIKING
    三ヶ月後。
    アズール先輩からの提案で参加を申請したアジーム家雇用希望者の選抜試験当日、私はジャミル先輩、エリムさん、そして面白がってついてきたフロイド先輩(本当は諸々ド素人の私を心配してついてきてくれたのをちゃんと知ってる)と一緒に熱砂の国にあるアジーム家所有の別荘の隣に設置された試験会場控えにいた。
    エリムさん曰く、アジーム家所有の不動産の中では中規模ながら市街から遠くて使い勝手が悪く最低限の手入れしかしていなかった別荘で、確かに選抜試験をするには丁度良い物件だとか。なんなら爆発させても大丈夫ですよ、と言ったエリムさんの顔はわりとまじだった。
    そしてその別荘の隣に建てられた仮設の集合場所兼待機場所で簡単な説明を受けた。といっても事前にアズール先輩が収集してくれていた情報と内容はほぼ同じで、あえて追記するなら試験会場である別荘のあちこちにライブカメラもとい監視カメラが設置されていて、その映像はリアルタイム公開されるので別荘内の様子はもとより他の参加者の様子を逐次確認できること、そして本当に魔法でもなんでも使用可、建物への損害も免責するから全力で目標を破壊してみろ、という言葉が説明担当からあったことくらい。
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    骨の髄までエンジニアであるアイザックには物心ついてこの方彼女らしき女性が出来たことはなく、あわせて夏のアウギュステなんて高級リゾートに縁はなかった。
    だが、アイザックは今年は散々世話になったグランサイファーの団員達に誘われてここアウギュステに来ており、ンニだのンナギだのといった海の恵みに舌鼓をうっていたのだが。
    いたのだが。

    『アイザック、なにか忙しい?』
    「忙しいというよりなにかがおかしいかな?!」
    『落ち着けアイザック。状況を冷静に報告しろ』
    「やぁ相棒久しぶり!状況はアウギュステで空から鮫が降ってきているよ!!」
    『は?』
    「だから!!空から鮫が!!降ってる!!」

    シャァァァクなる鳴き声を上げな 2173