こだわりと設定と好きポイントと
書いてた時のテンションについて
実はこの界隈に来て、文字を書くということを特に隠してもいなかったのですが言ってもいなかったので、pixivに突然クソ長小説を投稿した結果フォロワーさん達を「うめはら、お前だったのか…!」と驚かせてしまいました。令和の人騒がせなごんぎつねは私です。
話を書いている時は頭を抱えながら楽しかった記憶があります!
「ドクエリ会話とかどんどん書きたくなる!楽しい!!」という気持ちと「このCPでこんな捏造設定モリモリで…??私の業が深すぎないか…??ドクエリオメガバ現パロってなんぞ???」みたいな気持ちが相半ばしつつ、結局はめちゃくちゃ楽しく書きました。ドクターの台詞や会話シーンを書くのがすごく楽しかったのでまた沢山書きたいです。
マリオ達たちのずば抜けた身体能力について
そういえば救出シーンのマリオズの能力がやばすぎwwと話題で私もわろています
実はですね、マリオとドクターは「能力がちょっと、現実世界からかけ離れすぎてるから浮いてる」という設定があるんですね。
それを今回落とした新刊でお見せしようと思ってたわけなんですが…!!無念!!!またゆっくり書きます!!
能力に恵まれすぎてて、普通の人間としてのリミッターとかあったもんじゃなくて、もはや彼らだけ妙に現実味がない。そんな設定にしてあります。
ドクターはそこまででもない(ギリ一般人に擬態可能)なんですけど、マリオは盛大に失敗していますね。
ご飯について
ご飯は、ストーリー上この料理!と決まっていなければ美味しいものをと思いつつ書いています。「だけど〜」の中でのこだわりはエルの手料理がイタリアの家庭料理系統なこと。あとはゲーム内などでちょこっと出るマリオさんの設定を元に、マリオさん達の味の好みとか好きそうな料理を選びたいな〜と思っています。けど大体思うだけ!敗北ッ!!
敗北したっていいよな…マリオさん、基本的にはなんでも食べられそうだしな…とか思いつつ書いております。
エルの私服について
「作中あまり言及が無かったように思うけれど、どういう服を着てるんですか?」とフォロワーさんに聞いていただきました!ありがとうございます
実はエルの私服については意図的に描写を省いておりました…!けれど敢えて言及するなら、私の個人的なイメージでは「黒を基調とした服に、差し色で緑を入れている人」という感じでした。あくまで現実味はあるけれど、ちょっとゴツゴツした印象の黒デニムジャケットだったり、反対にシュッとした黒いスキニーとか着てるかもしれないです。差し色の緑はインナーだったり帽子だったり。
ミスターエルという存在をあまりよく分かっていない人間が、現パロで更に彼のアイデンティティとも言えそうなあの黒いコスチューム以外を着ている様子を描写していいのか?それはもうミスターエルというキャラクターの基本理解からもずれてしまわないか?というのはちょっと悩んでおりまして…そのため本編ではあまり描写がありません。気がつかれたのは本当にすごい…!
けど今後は開き直ってバンバン書いていこうかな?とも考えております。
エルの職業について
落書きでも書きましたが、エルはハードエンジニアの設定でした。物を作るのが好きで、システム系のことも好き。一から設計して演算して材料を切り出したり整形したりして…みたいなことを趣味でやるタイプです。ソフト方面もある程度できるのでアプリ開発も可能。
エルのスカーフについて
実はあのスカーフは「ルイージがエルに贈ったもの」という設定がありました。なのでエルは取り返したかったんですよね。
ドクターがスカーフに変なことはしない、となんとなく信頼されていたのが良かったですが、本気でドクターが失くしてたらエルはばっちり怒っていたと思われます。そして一人でめちゃくちゃ凹む。
エルとルイージの兄弟設定について
どちらが兄で弟かは明確に決めてあります。これはそのうち書くかな…?
ドクターとエルの年齢について
これもこっそり決めてあります。いやなんか地味に決まってること多いな…?ちょっといろいろ決めすぎてて恥ずかしくなってまいりました。暇人だからいろいろ設定が決めてあったってことにしておいてください。
実はドクターの方が年上で、年齢差もちょっとあります。それを見抜いてくださった方もいらして本当に嬉しいです!
ドクターがエルにスカーフを返すシーンについて
作中でも指折りのお気に入りシーンです。
割と最初の方から、スカーフをドクターが返してあげるシーンは書きたいなあと思っていました。前後があやふやな段階から、『扉の方を向いているエルに、後ろからスカーフを巻いて語りかけるドクター』という図がずっと頭の中にありまして…それをイメージどおりに書けたらいいな、と思いながら話を組み立てていた覚えがあります。
そして、通常「相手にネックレスや指輪など、何かを自分の手ずから身につけさせる行為」というのが「自分との繋がりを物理的に作る」みたいなイメージがある行動でしたので、じゃあ反対にそういう行動に「自分との物理的な繋がりを手放す」みたいな意味合いを持たせられないかな、とちらっと思ったりもしたな〜と……上手くできたかは分かりませんが…
あの時の心境について
本気でエルを愛したドクターは、あくまで誠実に、フェアで対等にエルに考えてほしかった、という設定でした。
後ろ髪を引かれるようなものは全て無くして、場合によってはもう会わなくなったって問題ないようにする。そして年長者として、敢えて「お前は自由で、自分の意思で決めていい」ということを伝えた上で鳥籠の扉を開ける…みたいな
実は、それはドクターにとって本当はちょっと苦しい、というか少し背伸びをした感情なわけなのですが、それを微塵も出さずにやり切ったという設定でした。
ドクターはやろうと思えば人の洗脳ですとか依存させるだとか結構できてしまうタイプなので、はなから手練手管を駆使してエルを側にいさせることはそこそこできたんじゃないかと思います。けれどそうせず、エルの意志と本人の幸せを一番に願った。いわばドクターなりの最大の愛情なんです。本当は勿論引き留めたい気がするけれど、全てを受け入れる覚悟を決めていた…という。
でもそういう心意気がちゃんと(意識下のことかもしれませんが)エルに伝わったからこそ、エルも心からドクターを信じて番になることを決めた…という事実関係がありました。
長いこと書きましたけど普通に愛が伝わった結果というアレですね。
タイトルについて
このタイトルはどんなふうにも取れるというか、誰に当てはめても読み取れるといいな、という願いのもと付けました。
今回のドクエリサイドの話を考えた時、一緒にマリルイサイドのざっくりした人柄ですとか話も考えていまして、タイトルはそれ込みで考えました。
主要人物四人それぞれが誰か、もしくは複数名にとっての「優しいきみ」であるというつもりで、「きみ」は平仮名にしてあります。
(ドクエリサイドは漢字、マリルイサイドは片仮名なので)
ドクターがエルを助けに来るシーン
こだわりが一つありまして、ここで飛び込んできたドクターの描写は、冒頭の(本当に最初のところの)ドクターの描写とほぼ一緒にしてあります。一緒な部分と違う部分、気がついていらっしゃる方がいたら嬉しいな…という…
ルイージがエルを送り出すシーン
ここもやっぱりお気に入りです。
エルにかつて送り出されたルイージが、今度はエルを送り出すという対比はできて良かったなと思う部分の一つです。
送り出し方がルイージとエルでは若干違うのですが、どちらも「いつだって自分はあなたの味方で、あなたのことを受け入れるから」という主張は一緒なのです。
ルイージの性格について
これは改めて本で書きたいな…と思っている内容ですね。ひとつ言うなら、優しくて強い。メンタル最強格です。
ドクターとエルの言い回しについて
実は書き始めた当初になんとなく思い描いていたイメージがありまして。それは「ちょっとアメリカ映画みたいな言い回しをする二人」というものでした。「俺の靴にキスさせてやろうか?」みたいなあれです。(実際エルに言っていただきたいセリフでした)
ただ、出発点はそこだったものの、書き上げてみたらかなり違うものになっておりました。遺憾の意。
オリジナルブレンドのドクターで恐縮です…
自分ごとながら「研究者泣かせさ。」の部分辺りにはその残滓が感じられて結構気に入っております。
ドクターの気に入っているセリフについて
ドクターのセリフを考えるのが全体的にめちゃくちゃ楽しかったので、言うて全部の台詞がお気に入りになりました。
小ネタ
作中でエルが飛びつく、黒くて赤いトラックポイントがついたPCは実在するノートパソコンのシリーズをモデルにしたものでした。
あのシリーズ、ロボット系が好きそうなガジェット好きさんたちに結構人気なイメージがあります。
あとドクターのPCに起こったOSのバグも実在するものをモデルにしていたものでした。メモリを勝手にどんどん食われるやつ……おのれバグめ……