no titleホワイトスペースへようこそ。
あなたはずっとここに引きこもってる。いや...ひきこもってた。
何回、この声を聞いたのだろうか
彼はずっと真実から逃げ続けていた。
真実は怖く、苦しいものだから。信じたくないから。
見えないように、察せないように、思い出さないように
何回も何回も何回も
夢見人として自分の理想の空間を作っては不可に耐えきれなくなり壊れていく。それをまた、初めから何事もなかったかのように塗り固めて、新しい空間を作る。
そんなことを幾度と無く繰り返す。
このループはついこの間断ち切られた。
彼が真実と向き合った日、私は消えた
彼は罪を受け入れ、前に進んでいくのだろう。たとえ、たとえ...それがどんなに辛く、苦しいことだとしても。
その先に待つものがさらなる絶望であったとしても。
彼がここに戻ってくることはきっとないだろう。
...そう考えるとなんだか少し寂しいものがあるけど...
僕だって彼が少しでも前に進めるような力になれたらいいのに。
でも......
彼はもう2度と私に会ってはいけないのだろう
このまま、前だけを向いて未来へ進んで行って......
きっとそれがあなたにとって一番いいことだから。
今までありがとう
あなたはきっと幸せになれるよ
さようなら、サニー。
「はぁ、、っ、、、まって!」
「、、は」
サニー????どうして...ここに?
「なんで」
「4年!」
「っはぁ、、、4年もお世話になったんだっ!そんなに簡単に切り捨てられるもんじゃないんだよ!あなたはいつも僕を支えてくれていた!導いてくれた!あの時だって!!だから!いかないでっ!」
でもこれはもうきまったことなんだよ。
ごめんなさい...さようなら
って...は?
刺せない??
なんで
???
何が起きて
!?
サニー????
「待ってって言ってるでしょ!!!!」
「って、、!はなして!ダメなんだよあなたは私と会ったら!」
「だめ!オモリがいないと!!」
「そんなこといっても」
「駄目なんだよ!!!」
「っちょっと?!?!」
がしっ
「なにがあってもぜったいに離さないから!!!」
......なんで
「なんでっ!!!!なんであなたはそうやって!!!ぼ、、僕がどんな気持ちで今までっ!!!何を今更!!!!!!サニーの馬鹿ぁあああぁあ!!!」
「ごめんね...いままで全てを君に背負わせてしまって」