オナる🎈実の所、フサキンは溜まっていた。バイトが繁忙期に入り滅多にニ沼の時間が取れなくなってからすれ違う日々が続いていた。会話も食事以外ほとんどなく、疲れて帰ってきて即寝落ちてしまうマリキンを起こすのも忍びなかった。そうなると必然と欲は溜まる。抱かれてすっかり開発された身体が我慢出来るわけがなかったのだ。
某日、マリキンがバイトへ向かったのを確認し、寝室に引っ込んだフサキンはタンスの一番上の右側を開ける。そこには大人のおもちゃと呼ばれる物が収まっていた。昨日、疲労で深い眠りに落ちていたマリキンの肉棒から精液を摂取し、瓶に詰め込んだものを手に持っている。これを潤滑代わりにイボ付きディルドに掛ける。黒いディルドにねっとりと白濁がまとわりついてなんとも卑猥である。フサキンは膝立ちになってほぐす前の股座にディルドを擦り付けた。肉芽が潰され擦られて段々愛液が滲み出て中を濡らしていく。くちゅくちゅと音がするようになれば片手で肉ビラをくぱりと開けた。
「は、ぁっ……っ、‼︎」
マリキンの肉棒並に大きいディルドの先端をゆっくり埋めて行く。肉襞が絡みついてちゅうちゅうと食べるように吸い付く。精液塗れのディルドを使う事に興奮が高まり、肉芽が充血しぷくっと腫れた。膝立ちでは動き辛くなるので上半身を畳に押し付ける。服がずり上がってぷくぷくと膨らんできた乳首が畳に擦れて僅かに腰が震えた。片手だけではディルドが支えきれないため両手で底を持ち支える。ぐじゅり、と粘着質な水音がして肉芽やビラの端からたら、と愛液と精液が混じったものが畳に垂れる。じっとりと汗を掻く身体が熱い。燻る熱に火をつけるためゆっくりだが的確に肉芽としこりにディルドを押し当てて行く。
「ふぁ、ああんっ……‼︎」
びくびくと腰が震えて揺れるのが止まらない。マリキンが己の中を穿つ時の動きを思い出しながら動かすがいかんせん下手である。初めてのオナニーに背徳感を覚え、フサキンは熱い息を吐いた。潤滑が馴染んで来るとスムーズに抜き差しが出来るようになってくる。それに伴い、水音が大きくなり部屋に響く。マリキンは居ないのに耳元で興奮し欲を込めた吐息が聞こえてくるような気がした。
『フサ、気持ちいいか?』
「あっ、はぁっ、きもち、いいっ‼︎」
幻聴に頷きながらぐちゅう、とディルドを一番奥に押し進めた。すると少し降りてきていた子宮の入り口にこつりと当たり思わず声がひっくり返る。肉襞も蠢いていただけだがディルドを締め付けて形がダイレクトに伝わってきた。フサキンの顎から汗が滴り落ち、外套が色濃くなって行く。乳首もすっかり立ち上がり、畳に無意識に擦り付け快感を拾ってしまう。大きく大胆に開かれた脚が震えると尻肉も振動して波打ち、ディルドを食んでいる股座はびしょ濡れになって畳に透明な水溜まりを作っていた。
『激しく動かしてみろ。見ててやる。』
「う、んっ、‼︎出来るかみててぇっ……‼︎」
ぶじゅ、ぐじゅう、ぱちゅんっ、と音が激しくなって行くのに比例して両手で持ったディルドの抜差しが速くなっていく。ごつんごつんと子宮の入り口にディルドをぶつける度にぶるぶるっ、と震える四肢と畳に擦り付けている乳首が真っ赤に腫れて更にフサキンの身体を昂らせて行く。愛液が飛び散るのも構わないまま、マリキンの幻聴と一緒に絶頂へ上り詰めて行く。
「あぁあっ、マリちゃぁんっっ、‼︎‼︎いく、いっちゃうよぉっっ‼︎‼︎」
『イけ、フサキン。愛してる。』
「っっ、‼︎‼︎んきゅうううううっっっ‼︎‼︎‼︎」
強く目を瞑り身体を丸め、ビクビクビクッ、と大きく痙攣しぷしゃっ、と潮を噴く。荒い息を繰り返し、イった余韻に浸る間もなくディルドをゆっくり引き抜いてはゆっくりと根元まで埋め込み、手を離した。顔を畳に押し付け、力の入らなくなった手を投げ出して余韻に浸る。支えの無くなったディルドがぬるぅ、ぽんっ。と音を立てて畳に転がった。抜けた衝撃で軽く潮を噴いて頽れる。ごろんと仰向けになればまだ身体は快感から抜け出しておらず、股座はひくひくとわなないて愛液をこぷこぷと漏らす。転がったディルドを手に取り掲げるとマリキンの精液は愛液で流され混じっててらてらと光っていて卑猥が増していた。
大分余韻が抜けると今度は眠くなってくる。一回達するだけで随分体力を持っていかれたようだ。
「……マリちゃん欲しいよぅ。」
微睡みながらマリキンを求め、精液の付いたディルドに口付けて舐める。ちゅぱちゅぱと先端を吸っていると瞼が重くなってきた。マリキンが帰ってくる前に片付けないと。と考えながらフサキンは夢の世界に旅立った。
マリキンがフサキンの痴態を見つけたか否かは神のみぞ知ることである。