Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    GishPPP-RYUTAN

    @GishPpp51586

    執筆のブランクがかなり開いてしまっているためただいまリハビリ中です。
    かつては(ん十年前💦)某アニメ同人サークル作家さんからご依頼受けて過激18禁ものを執筆しておりました。。。

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 8

    GishPPP-RYUTAN

    ☆quiet follow

    【5/5】PSYCHO-PASS二次小説。
    涙は川の流れのように心を通り抜ける(5/5)3500字

    5、後悔をしない男:監視官時代回想(宜野座の部屋)
    
からの今軸、バスルームで狡噛の涙
      雑賀からのメッセージ

    #狡宜

    Tap to full screen (size:1800x2546).Repost is prohibited
    💖💘💘💘💯🍆💋❤❤❤🌠💯☺☺💖💖😍😭😭😭😍💯☺💋💒😭😭😭😭😭☺💯🌋❤💖💖💖💖💒😍😍❤❤💖💖😭💞❤💖💖💖❤❤💯💯😍💖☺❤
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    時緒🍴自家通販実施中

    TRAINING出島のマーケットを夜歩く話。
    800文字チャレンジ17日目。
    月のない夜(あなたのいる夜) 出島は景観整備がほとんどされていないから、夜にマーケットを歩くとほとんど空に月はない。星もないし、店から登る湯気や、煙草の煙なんかで薄くけぶっている。けれど俺はその風景が好きだった。それこそが彼が日本に戻ってきた理由のような気がして。
     狡噛が日本に戻って再び寝るようになった時、彼はここでは月は見えないのだなと、少し寂しそうに言った。そりゃあそうだろう、彼が道を作るように進んでいた発展途上国には夜には明かりはない。みな早くに寝て、早くに起きて仕事をする。こんなふうに夜を楽しむのは、電気が通っているところだけだ。
    「飲んで帰るか?」
    「今日はそうするか」
     花城と離れたら本当はすぐにでも官舎に戻らねばならないのに、俺たちは彼女の監視がルーズなのをいいことに聞きなれない言葉を話す店主に勧められて、読めもしない文字が書かれたビールを二本頼んだ。狡噛はそれを温かい夜にぐいぐい飲んで身体を暖かくして、俺の指先に、ベンチに手を置くふりをして触った。俺もそれに同じように触った。あたりにはまだ人がいて、月はなくて、通りに掲げられたぼんやりとした明かりだけが夜市を照らしていた。美しい夜だった。
    867

    時緒🍴自家通販実施中

    TRAINING雨が降った日の狡宜。宜野座さんが傘を壊してしまって……?
    800文字チャレンジ24日目。
    雨のち晴れ(相合い傘) 出島は雨が多い。朝晴れていても、昼過ぎにはもう雨が降っていることも多い。そんなだったから、俺は仕事用の鞄に折り畳み傘を入れる癖がついた。元々何かに備えるのが好きだったからか、それとも同僚が、いや恋人がそう言う備えをしないタイプだったからか、俺は雨傘を余分に仕事場に用意していた。あいつに言わせれば、少しくらいの雨なら走ったら終わりなのだという。でも、それでもスーツが雨でよれてしまったら修復させるのが大変だし、かつてとは違ってスーツに金をかけなくなった今でも、別の意味で(主に鍛えた体型のせいで)オーダーメイドに頼らずにいられない俺からすると、やはり雨傘は必要なのだった。
     けれど突然の雨はあるし、雨傘が悪くなっていることもある。今回はその両方が重なって、昼から突然雨が降り出し、手持ちの折り畳み傘はいつの間にかボロボロになってしまっていて、職場の雨傘も穴が空いてしまっていた。花城はピンクに薔薇模様の派手な傘を提案してくれたが、流石にそれをさすのは恥ずかしくて、俺はかつて友人が言った通りに官舎まで走ることにした。こういう日に限ってあの男がいないのがムカつくのだが、あれはもう帰ってしまったのだろうか? だとしたら要領がいい。俺は少しあの男にムカつきながら、雨の中走ることにした。
    944