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    大葉豆腐

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    POIPOI 33

    大葉豆腐

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    タイトルは仮です
    こんな感じにします 早く全部描きたい…いや長すぎる…

    #五夏
    GoGe

    君の終幕のために「はじめまして、私は夏油傑 よろしくね。同じ呪術師同士仲よくしよう」
    「は?んだオマエ、誰?」

    「・・・・・・・・」

    「夏油傑 さっき言ったよ?」
    「聞こえてたっつーの どこの家のモンだよって話 アタマ使えてる?ロンゲくん」
    「(ブチ)」
    「君、言葉の使い方に気を付けなよ 私たち初対面だよね、ちょっとくだけ過ぎなんじゃないか?」
    「は?なんで俺が気使わなきゃいけねーの?お前が頭下げろよザコがよ」(ふい)
    バキィ!!(呪霊で五条を攻撃)

    チヨチヨチヨ…(びっくりした鳥たちが飛んで行った)

    悟との出会いは最悪だった。
    なんて乱暴な言葉遣い、なんて酷い態度の男だと、思った。
    お互い初対面で思いっきり殴り合って、痣を作って、正座をさせられた
    こんな非行ぶり、親が見たらなんて思うだろう。

    こんなに横暴で傲慢で子供で 自分を出せる人間は初めてだった。


    ーーー小学生
    (テスト用紙の点数を母親が確認している)
    「96点… まあ、及第点ね この4点のミスは何?」
    「ごめんなさい 次は…」
    「次は無いのよ、結果は結果」
    「…ごめんなさい」
    「いつも満点取れるように精進しなさい」
    「…はい」

    ガチャ

    「あら!」(傑の元から離れていく)

    父親の帰ってきた玄関へ

    「お帰りなさい、貴方」
    「ただいま」
    キス(「女」の顔と「男」の顔)

    「今日の夕飯は何かな」
    「貴方の好きなハンバーグよ」

    今日も疲れたでしょう? お前に会えたらこんなの屁でもないさ

    「………」

    私の家庭は人よりも厳しいようだった。


    ーーー
    「夏油君またそんなに点数高いのすごいねえ!」
    「…そうでもないよ」

    「うわ~~~!俺めっちゃ今回点数いい!!!ママに見せよ~!!」
    「え!?何点何点!?」
    「やだ!オマエより低いかもしれねーじゃん!」
    「え~!」

    (78点が見える)

    「………」

    ーーー

    常に「完璧」を求められる。
    成績優秀 温厚篤実

    親の理想像。(ハンバーグ描写)

    ーーー

    「困っている子がいたら助けなさい、悲しんでいる子がいたら寄り添いなさい」
    「そんな人になるのよ」

    「うん!すぐる、そんなひとになるね!」
    「…傑」

    (しゃがんで目の高さに合わせる)

    「一人称は、「私」にしなさい?」
    「はしたないわ」(傑の顔描写)

    ーーー

    はしたない。

    ーーー

    親が二人ベッドでキスをし始めるシーン
    それをトイレから戻った夏油がドア隙間から一瞬見る
    すっと通り過ぎる

    ーーー

    学校から帰宅してそれに目もくれずリビングでキスをする両親

    ーーー

    気持ち悪い。


    『ダイ、ジョウブ』

    「…え」
    (後ろを振り向くと黒い影がいた)

    『モウ…』
    『ダイジョウブ…』

    (手を差し伸べる黒い影)
    (恐る恐る手を出すと、その手に黒い玉が現れる)

    私は、本能的に

    (口をあけてのみこむ)

    ”これ”を取り込まなければならないと思った

    「……ッ う、」

    (吐いている描写)

    酷い味だった

    雑巾 吐しゃ物

    およそ口にしてはならない味

    でも
    (吐いてしまって親からその場で叱責を受けている)

    『モウ』

    心はスッとした
    『ダイジョウブ』


    ーーー中学生

    「夏油くん!」
    「どうしたの?」
    「ごめんここってどうなってるかな…」(書類を渡す)
    「ええっと… ああ、これこっちで直しておくよ」
    「え!本当、ごめんね…」
    「気にしないで」

    「夏油君って本当に優しいよね」
    「ね、頭もいいし…言葉遣い綺麗だしかっこいいし!」

    「………」

    ーーー

    「夏油くん、学校終わったら遊びに行くんだけど…まあ言っちゃえばカラオケ!行かない?」
    「えっと…ごめんね、私委員会の仕事があって…」
    「あ~そっか…じゃあまたいつか遊ぼう!」
    「うん」(手を振る)

    「ほらいったろ~、俺らとは住む世界が違うんだって」
    「でも試してみる価値はあったろ?」

    (傑が映る)
    「やっぱマジメなんだなあ」

    ーーー家

    (ひっくひっくと母親が泣いている、父親が慰めている)
    (帰宅に気づいて父親が近づいてくる)

    パンッ(傑を殴る)

    何もわからず床に倒れる傑

    「お前の帰りが遅いから母さんが心配しただろう どこで油売ってた?」
    「まさか遊びになんて」拳にフォーカスが当たる
    「違っ、委員会の仕事が長引いて…」
    「傑が不良になっちゃったわぁ!!」

    (首根っこを掴まれる)
    「ぁぐ…」

    パンッ

    「いい加減にしろ!!傑!!」
    「どれだけ母さんに迷惑をかけたら気が済むんだ」
    「お前にどれだけの時間と金をかけたと思ってる!!」(傑の顔描写)

    ーーー

    人は、守らなければ。
    困っている人がいたら助けなければ。
    悲しんでいる人がいたら寄り添わなければ。

    『ダイ、ジョウブ?』

    「……うん」


    「大丈夫」


    ーーー

    (街にいた呪霊を祓い、それを取り込み味のエグさを耐えている)

    「そこの君」
    「…え、はい」
    「これ、見えるよね?」(呪霊)

    「…………え」

    (高専スカウトの名刺を渡される)

    「君の能力は特別で、扱える人間は少ないがいなくてはならない人材だ」
    「人が生み出す呪いを祓い、平和を維持する これは呪術師と言われる人間の仕事だ」
    「君はそれを率先してやってのける  簡単にできる事じゃない 本当に素晴らしいよ」

    「………」(目にハイライト)

    「過酷な仕事だが 同じ仲間がいる場所に、来る気はあるか」


    「…あ、え、っと…」
    「ゆっくりでいい またここを訪れるよ それでは」

    (取り残される夏)

    「…」(名刺を見る)


    ーーー簡単にできることじゃない
    ーーーー本当に素晴らしいよ

    (名刺の上に涙が落ちる)
    「…ッ、…」



    私は呪術高専に入学することを決めた。

    ボンタン、かっこいいな。



    ーーー高校専門学校(本編)


    クソロンゲ。

    クソ生意気で。

    優等生気取りのクソヤンキー。

    はじめの印象はそんな感じ。
    誰にでも優しいお利巧さんの皮を被ったヤクザ。




    俺に反抗してくる奴なんて今までいなかった。
    へりくだるか、化け物だと慄くか。

    傑はどっちでもなかった。


    善であると思うことは行動し、悪であると思うことは正そうとする。
    皆に対して平等で おせっかい ある意味傲慢な奴。


    俺のことを「常識のなっていないヤツ」と思っているのか
    やることなすこと説教垂れてくる。

    俺がイイトコの出身だって気づいたら、俺の知らない事を嬉しがって教えてくる。


    ちょっと嬉しかった。
    …でもどうせ。

    それはすぐ終わる。


    ーーー

    産まれた時点で人類最強の太鼓判を押された俺はそれはまあ可愛がられて育った。
    「賞賛」「賞賛」「賞賛」(シーンごとに要約したセリフが飛ぶ)


    つまるところ
    「最強」(みんながもてはやす)

    俺自身もそう思っていたし、周りからの評価もそうだった。


    皆口をそろえて同じことを言う。俺に反抗する奴なんていない。



    それがつまらなかった。


    だから連れは従えずに外に出てみた。
    騒ぎになるが知ったこっちゃない。



    楽しそうに遊んでるもんだから、気になって公園に入ってみた。
    珍しい俺の容姿にガキ共は首をかしげていたが

    「見ない子だね!一緒に遊ぶ?」

    声はかけてきた。


    鬼ごっこ かくれんぼ 遊具遊び


    どれもつまらねーガキの遊びだった。
    でも、あいつらは目を輝かせて思いっきり遊んでいた。

    羨ましいと思った。


    そんなんだったから。
    「ねえ!私も混ぜて!」


    「…ああ、勝手にすれば」
    「わあ!ありがとう! 私■■■。 よろしくね!」
    (手を出される)
    「五条悟… よろしーーーー」(手を出す)

    バシュ

    (手に刃物を刺される)

    「ーーーー」
    「アハ!上手くいくなんて!あの五条悟に傷を付けれるなんて!お父様が聞いたらきっと喜ぶわ!」

    油断した。


    そうだ、俺は呪術師で。

    アイツらとは住む世界が違って。


    「じゃあね五条悟」




    「……驚いた」


    ブシャ (悟の全身が血まみれになる)


    「 …え」
    「その程度で俺に勝てると思ってんだな」

    バタン


    「…………」

    子供「あ…あ…」

    キャアアア(悲鳴)


    「助けて、助けて!」
    「やだしにたくないよ!」

    「落ち着けよ、、 別にお前らの事は」


    「こっちこないで!」
    「バケモノ!」(五条の顔描写)



    怪我して帰ってきた俺を家は心底心配した。まあ当然だろう。
    掌の傷には少し厄介な呪いが編み込まれていて、治るには時間がかかった。

    少しの隙だった。


    俺はこの能力を持って産まれてきた時点で
    最強で 孤独で
    1人で生きていかなければならない宿命なのだと悟った。


    ーーー高専

    「ーーーーーよろしくね」

    手を出されたが無視した。
    握手をしたら刺されたから。


    「ーーーさっき言ったよ?」

    名前に興味が無かった。
    ヒトはどうせすぐ死ぬから。

    「ザコ」

    そう思ったから。

    そうしたら突然呪霊を出して攻撃してきた。
    もちろん無下限で届かない。

    …呪霊操術なんて珍しい。
    いやそんなことより顔コワ。
    俺そんな怒らせるようなこと言った?事実並べただけだろ。



    そこからはひたすらの殴り合い。はじめは俺が優勢だった。



    でも、アイツは俺の一瞬の隙をついて無下限の無い俺の身体に傷をつけた。

    素直に驚いた。

    ……やるじゃん オマエ


    「それ!ズルだろ、解きな!」

    「正々堂々勝負しろ!」


    いつの間にか、俺たちは術式も使わず拳や脚だけで殴り合った。
    結果は俺の勝ち。
    一般出のザコに俺が負けるはずはなかった訳だけど。

    ちょっと危なかった。



    そこからは先公からのありがたいお説教。
    長い事正座させられて、アイツはしびれて立てないようだった。


    鍛錬が足りてないんじゃないかと笑ってやったら未練がましく睨んできやがった。


    ーーー


    ーーちょっと君、そんな言い方は無いだろう。もう少し丁寧に言葉を包めないのか。
    鬱陶しい、思ったこと言って何がワリーの?


    ーーなんだ、案外優しいところあるんじゃないか!
    俺がしたいと思っただけ。簡単なヤツ。


    ーーこのゲームすごく面白いんだよ!一緒にやろうよ!
    アホくさ。低俗。どーでもいい。


    ーーきっと楽しいよ
    バカみてえ。


    お前もどうせ離れていく癖に。


    「………え?」
    「は?」

    「なんで離れなきゃいけないの?」

    「…言ったっけ」
    「口に出てたよ」

    「……」


    「粗暴な癖に案外寂しがりやなんだねえ」
    「あ!?」(振り返る)

    (すごく優しい顔をした夏油)

    「離れなきゃいけない理由ないでしょ、こんなに楽しいのに」
    「…は」

    「ん?」

    「俺といて楽しいわけないじゃん 頭沸いてんの?」

    「楽しいけど あれ、君自分を卑下するタイプだっけ」

    「どこが楽しいんだよ 言ってみろよ」

    「えー? …粗暴で傍若無人で態度が悪くて
    人の事見下すし自分の事最強だと思ってるし(五条がすげーイライラした顔で聞いてる)
    寂しがり屋で自分を上手く出せないぶっきらぼう(五条が反論しかける)だけど

    そんな奴君くらいしかいないから、楽しい」


    「………」
    「あと、君だけが最強だと思ってるみたいだけど」

    「私"も" 最強だから」


    「………」


    「逃げたら殺す 死んだら殺す」
    「え、何」


    この俺をこんだけ引っ掻き回したんだ。


    「覚悟しろよ」

    「…… はは」

    「受けて立つよ」


    絶対逃がさねえ。



    ーーーマーキングをした日

    傑が突然言い出したことで

    感情に色が付いた日の事をよく覚えている。


    「ピアス、つけたいんだよね」
    「……ピアス?つけりゃいいじゃん」
    「でも…私の親ちょっと厳しくて、どうだろう」
    「ここにいねーんだからいいだろ 小さかったら見えねえし すぐふさがるし」
    「…そう、かも」
    「穴はちいせえけど、ピアスの飾り自体はでかいとか、わかりやすいしそういうの いんじゃね?」外したらみえな~い
    「拡張ピアスみたいなのとかかな?ふふ、いいね」

    「…あと」
    「あとさ、俺に穴開けさせてよ」
    「…?いいけど…」
    「言ったな ぜってー自分で開けるなよ ぜってーだぞ」
    「う、うん…?」

    ー夜、寮 悟の部屋

    「悟~」

    ガチャ
    「どうした?」

    「任務の帰りにピアス買ってきたんだ」
    「前言ってたから…つけたいって つけてくれる?」
    「全力で耳ぶち抜いてやるよ」
    「ちゃんとつけてね」



    「うん オッケー それを私の耳たぶに刺して」
    「…………おう」
    「大丈夫、失敗しても平気だから」
    「ぜってえ成功させるし」



    プツ

    「………、」
    ツツ プツ

    「痛え? 大丈夫?」
    「ジンジンはするけどいける 大丈夫」

    スーッ

    「オケ、あと閉じるやつ…」探してつける


    「………」離れて見る

    「ど、どう?その、私に似合うかな」

    「似合う いい」

    「…」(はにかむ)



    もう片方もする



    「おわり、お疲れ」
    「こちらこそお疲れ様、ありがとう悟」
    「おう ……」

    「なあ」

    「髪、結べよ」

    「? あ …はしたなかった?ごめん」
    「そうじゃなくて」

    「ピアスがよく見えるだろ」目をそらす


    「…………そうしようかな」


    ー次の学校の日

    「なあ硝子 おれ昨日傑のピアス開けた」ウッキウキ
    「よかったな マーキングできて」
    「おう」
    「でも夏油遅いな まあ察しは付くが」
    「寝坊か?らしくねーの」
    バタバタバタ

    「間に合った!? 間に合ってる!?」
    (髪の毛お団子にしてる夏油)

    「間に合ってるぞー」ひらひら

    「良かった……新しい髪形考えてたら時間かかっちゃって…」
    硝 そんな感じだろうと思った

    悟(うずうずうずうずうずうずうず)
    「ええと」
    「悟、その…この髪型どう、かな…ピアスは見えやすいよね? 変かな? …………」
    「ど、どうしたのそのポーズは…」

    「…」
    「最高に似合ってる」ゲンドウアタマカカエポーズ(顔真っ赤)
    「よかった!」「ははは、朝からいちゃ付くなよ蹴り飛ばすぞ」



    その日から、俺はどこか傑を 劣情を孕んだ目で

    見ていた気がする。


    ピアスごときで。

    俺のモンだと

    一生俺の傍にいるんだと


    (新宿)


    思い込んでた。



    ーーー(仲良くなったあたりの話)

    (帰り道)

    夏「ねえねえ カラオケ行こうよ」
    五「からおけ~??んだそれ」
    夏「えっ!?知らないのかい!?カラオケボックスだよ、本当に知らない?」
    五「だから知らねえっつってんだろ どーせパンピーのお下品な遊びだろ」
    夏「ちっちっち、我々一般人の文化をなめてもらっては困るね」
    五「は?」
    夏「君からしたら俗物的に聞こえるだろうけど「歌って騒ぐ」これだけではあるけどすっごく楽しいんだから!」
     君も知ってる歌も入ってるはずだよ 前一緒に聴いたやつとか! あれ悟結構気に入ってたよね!

    五「……じゃー…行くか?」
    夏「……!」

    夏「行こう!」(すごくうれしそうな子供っぽいかお)


    ~カラオケ

    五「ちっせー部屋」
    夏「文句言わないの!えーと確かこれ…かな…?」

    (席に座る)
    夏「悟が知ってるのにしよう」ピッ
    五「お前が好きなの歌えばいいじゃん」
    夏「君が知ってなきゃ意味ないだろ」

    五「………」

    (曲が流れ始める)
    ドンドンズンズン!!!!
    五「るっせーーーー!」夏「うわーーー!」
    夏「音!音どうやって下げるの!!」
    五「早くしろよ鼓膜が死ぬ!!!」
    夏「うるさいなあ!わかんないんだよ!!あ、これ!?」

    しゅ~~~……

    ズンズン……

    五「ちっさ」

    (夏が突然笑い始める)
    五「何、なんだよ」
    夏「いっ今の流れお笑いのネタみたい…!ひぃ…!」
    五「わっかんねーな、早く歌えよ 始まってんぞ」
    夏「ひー、ひー…」

    ーーー

    ~~♪

    (マイク握ったまま夏油が歌わず固まってる)
    五「……傑?どうした?」
    夏「あ、えっと…いや…」
    五「……俺の事誘ったんだからさ~~ぞお歌が上~手なんでしょうねえ~」
    夏「や、その」
    五「は~~~~~~楽しみだなあ~~~~~」
    夏「……」(顔をうつ向かせる)
    五「(びっくり)え、マジでどうした」
    夏「ゴメン」

    夏「本当は カラオケなんて来た事なくて…歌なんか歌えないんだ」
    五「はあ?じゃあなんで来たんだよ」

    夏「悟となら…」

    夏「きっと、」

    夏「楽しいんだろうな…って…」(顔真っ赤)


    五「…」

    (机の上に置いてあったマイクを掴む)
    夏「え」


    すぅ・・・・・・・・


    五「おーーーーーーーれたちはあのこおおおろ~~~~~」
    夏「」たどりついたこーーのーーーまちーーー

    夏「(噴き出して笑う)」

    五「笑ってんじゃねえぞ!!!!傑も歌え!!!!」
    夏「歌うって、いうかッ 叫んでるだけじゃん、はははは!!!」

    (歌ってる描写)



    あんまりにもいじらしくて、何故だか心臓がうるさかった
    普段言わねえくせに
    俺といるのが心の底から楽しい、なんて顔して



    簡単には言い表せない 表せないけど


    オマエの事


    大好きだ。


    ーーー

    今まで経験できなかった、知識でしか知らなかったことを高専に入って沢山した。

    はじめて本当に友達だと言える人たちができた。

    硝子 テキトーにあしらってるように見えて物事の本質をよく見てる。タバコは吸い過ぎかな。

    七海 あの歳ですごく大人びている。きっちりしているけどもう少し子供っぽくてもいいと思うよ。

    灰原 元気溌剌で、見ているこっちにまで活力を与えてくれる。つい、色々与えてしまう。





    …… 出会った当時はサイアクだったけど。




    君と私で最強だった。

    この感情は、恋に似ているのかもしれないね。


    楽しかった。

    いつまでもこんな日々が続いてほしいと



    (楽しんでいる描写 青春とか)

    いつかは朽ちるとわかっていても

    願ってしまうほどには、



    ほんとに、


    ~病むまでの護衛任務の話


    楽しかった。




    何のために、こんなもの飲んでるんだっけ。

    何のために、人を守っているんだっけ。

    何のために?



    困っている人がいたら助けないと。

    悲しんでいる人がいたら寄り添わないと。

    そうあらないと。

    正しくあらないと。


    何のために?


    (ミミナナの監禁目撃シーン)


    「君が決めるんだよ」






    ピンポーン

    「あら、傑 久しぶりね!今鍵を開けるからね」

    「父さんはいる?」

    「いるわよ~!ちょっとまってね」


    ガチャ


    「大きくなったわね傑!」

    (無言で微笑む夏油)


    ブラックアウトさせながら血しぶきが舞うコマを飛び飛びに






    血まみれの部屋

    小さいころの夏油が幻覚で現れる
    こっちを見る


    夏油が手を差し伸べる
    子供夏油が手を出す

    子供夏油は呪玉になる

    夏油はそれをバキリと握りつぶす


    「…………… もう」


    「大丈夫」




    ーーー

    (新宿で傑がいってしまった後)



    …俺

    どこを見落としちまったんだろう

    アイツのこと ぜってえ逃がさねえって 思ったのに


    傑が今もココに残ってたら


    教師でも目指してたんだろうな





    ーーー


    教師になった後

    僕は一人称を変えた
    だって傑がそう言っていたから

    教師を目指したのは
    傑だったら教師を目指してただろうから

    このクソの呪術界を根本から変えてやろうと思ったから


    そうすればあの頃の傑はきっと

    ああならずに済んだから


    お茶らけた態度で

    ひょうきんに演じて

    本音はどこにも 誰にも 出さないようにした


    宣戦布告をしに高専に戻ってきた傑は



    いつも五条袈裟を着て

    ピアスをして



    クソが。


    未練たらたらじゃねーか、ボケ。



    当てつけに
    纏った感情全部剝がして傑とは接した。

    オマエのせいで、



    オマエの


    せいで。
    (傑最期シーン)



    「何か言い残すことはあるか」

    (五条横顔)
    (夏油横顔)

    (夏油口を開く)



    笑えなかった?

    笑えてただろ 俺と 笑ってただろ。


    「傑」



    言いたいことは山ほどあるけど

    「愛ほど歪んだ呪いは無いけど」

    俺はオマエに。

    「オマエに向けたのは」


    「純愛だよ」

    愛を向けていた。


    ーーー

    「アレッ…夏油さん」
    「や、灰原 こっちに来てしまったよ」

    「寂しいなあって思ってはいましたけど、誰か来てほしいとは思ってなかったです」
    「はは、ゴメンね」

    「いえ!謝らないでください! 呪霊ですか?それとも呪詛師?」

    「呪詛師は私 …悟が殺してくれたんだ」

    「……え!?何があったんですか」

    「ま~いろいろあって…」

    「…そうですか」
    「もうすぐ次の便が来ますよ?僕は七海の事待とうと思って」あんな最期を見せちゃったもんだから

    (灰原の隣に座る)

    「私も待とうかな」
    「…五条さんを?」(そっかって感じの笑顔)


    「………純愛なんて言われたら」

    「待ってあげないとなって、 思ったんだ」



    おわり(多分こういうオチにします)
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    😭💘💚😭💘
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    kaoryu12273

    PROGRESS3~6月に出すかもしれない話の冒頭です。
    相変わらず記憶なし×ありの転生。
    舞台はずっと未来かもしれないこの列島の何処かです。
    もし一言でもあれば、こちらから!
    https://wavebox.me/wave/3vwvg0bho3p7xq56/

    イベント中に増えるかもしれないし、Xで連載をはじめるかもしれません。
    いつか一緒に 昨日知り合ったばかりの男は不思議な家に住んでいる。
     階段は外付けで、外壁は淡いミントグリーン、幼児が積み上げた積み木のように、少し凹凸のある三階建て。
     雨ざらしになっているせいか、ところどころ塗装が剥げていて、鉄さびが滲み出ている頑丈そうな階段を昇りきると、何もない屋上に辿り着く。本当に、何もないわけではない。洗濯物干しと台風でもきたら吹き飛ばされそうなプラスチックか何かでできている白い椅子が一つ、ぽつりと置かれていた。
     朝焼けも夕焼けも似合いそうな建物は、だけど北向きの路地に建っていた。周囲も家屋に囲まれているから、反対側がどうなっているのか、一見するだけではわからなかった。
     悟は目に付くあたりがどうなっているのか、その区画をくるくると歩いていた。平均よりもずっと長身の背丈を活かしても、やっぱりその内情は伺えなかった。
    2072

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