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    sanaka_hr

    @sanaka_hr

    hrakの轟出メインにデ君受けの民

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    sanaka_hr

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    プロヒの轟出🚺が、見合いの末に偽装結婚するif話ですが、途中で色々と悩んでお蔵入りにしたものです。なんとなく読み直したらそこそこ文量があったので一時供養に置いておきます。続きはありません

    轟出🚺が個性婚(偽装)をする話初めて見た時の印象は『不思議な人だな』だった。

    いかにも着せられたという感じの桜色の和服を纏って、ちんまりと座る姿はかわいらしい。たとえ、その頬に化粧では隠せないほどの傷が刻まれていたとしても、大きな翠の目と、未だに童顔な輪郭は愛らしかった。だが、そんな彼女ーー緑谷出久ーーの戦う姿を、轟焦凍は見たことがある。黒い鞭を操り、己の身体ごと一つの武器であるかのごとく、過酷に舞う姿。獣か怪物かとすら思われるような、黒く変貌した様は、息を呑むほどに美しく、痛々しくもおぞましかった。

    それが今、こうして平和の中でゆったりとしているのは、よいことなのかもしれない。

    ただ、それが、轟との見合いの席でなければの話だが。
    しかも主題は、腹立たしいことに個性婚のためとくる。

    「それでは、あとはお二人で」

    ひと通りの挨拶と自己紹介が済み、オールマイトとエンデヴァー、各々の関係性を鑑みてか、準備された進行役の女性が出て行く。去り際に、オールマイトが緑谷の肩に優しく手を置いたのが印象的だった。同時にこの見合いは、彼女の意に則しているのだろうかと、轟は違和感を覚えた。個性婚など、緑谷は望むタイプとも思えないのに。だが、彼女の静かな横顔から、その感情を読み取ることは不可能だった。

    パタリッと、襖が閉じられる。
    数秒待って、轟は口を開いた。

    「ヒーローデクのことは知っています。その活躍と功績は、尊敬しています。あなたは今の平和に多大に貢献された人だ。それは間違いないと思います」
    「えっ、あり、がとう。僕もショートのことはよく知って……」
    「ですが、あなたとの見合いは受ける気がない。個性婚なんざ最悪だ。なんで、アンタほどのヒーローがここに座ってんだよ」

    自然と、言葉は棘をふくんだ。目の前の柔らかな顔立ちが哀しみを帯びる。それでも、轟には口にした問いを撤回する気はなかった。先の大戦で、一番戦力の要にいたのは、確実にこの女性だ。ヒーローの威厳と信頼があれほど失墜した中で、『頑張れ』との声援を集め、後の諸外国の援助へと繋げたのは、彼女の凄まじいほどの戦いがあってこそだろう。

    ショート自身も戦い自体には参加していた。だが、拠点の違いにより、参戦タイミングにもズレが生じた。本来の雄英の予定を変更し、轟は士傑に通っていたのだ。理由は、直前にエンデヴァーと火災を伴う派手な喧嘩になったこと。事態を鑑みて、関東からいっそ離れた方がいいのではとの根津校長からの助言のもと、代わりに士傑に入学したのだ。最初こそ致命的なまでに揉めたものの夜嵐などの友人もできた。だが、己の抱えた苦悩のすべてを打破できるキッカケたりえる存在とは出会えなかった。その後の対戦に、結果は大きく影響した。迷いを抱えたままの戦いなうえに、氷しか扱わないままでは様になるはずもない。荼毘を名乗っていた、長兄との戦いが、家族内に死者をださずに終わったのはほぼ奇跡としか言えなかった。だが、本来は無関係なプロヒーローに多くの犠牲者がでた。

    (結局、家族の罪を、俺達で受けきることはできなかった。掴みこぼしたものはそのままだ)

    あの一件以来、エンデヴァーは変わりはした。だが、焦るようにもなった。轟家の評判は向上の余地がなく、未子も不完全なままだ。オールマイトを超えたいという妄執こそ消えたものの、未来のために個性を引き継がせなければならないとの考えは強くなってしまったらしい。だが、あくまでも己のためではなく、代わりに犠牲となった者達に申し訳が立たないとの思いからきているようだ。その思考自体は理解ができないわけではなかった。

    (同時に、クソ喰らえだ)

    結局、それでは燈矢の悲劇をくり返すだけだ。そのため、轟は結婚自体をするつもりがなかった。一方で、見合いの席は多く用意された。断るのも面倒になり、会った中には様々な女性がいた。炎を、氷を、より強くするための相手。また別途の相性のいい個性持ち。はたまた、身体能力に優れた女性。いかなる相手も、轟は断ってきた。だが、まさか、緑谷出久まで、あのヒーローデクまで連れてくるとは思わない。どんな手を使ったのかはわからないが、はっきり言って、轟は失望を覚えた。あのヒーローを描いたかのようなかつての少女に、こんな席へ座って欲しくなどなかった。そのせいで、厳しい問いかけが口を吐いたのだ。対して、緑谷は小さくうつむきーーー、

    「わかるよ。個性婚って本当にどうかと思うよね」
    「……えっ?」

    轟への、全肯定の返事を告げた。驚きに、轟は瞬きをする。一方で、緑谷は滑らかに語り続けた。

    「強力な個性を、後世に残すメリットは確かに社会的にも存在はするよ? でも、人間はモノじゃない。その考えは、いかなるときもヒーローにとっての根幹のひとつであるべきだ。ならば、デザインチャイルドなんて人権を軽視した行いは間違ってる。悲しむ人や、泣く人がいるのに、より強い個性なんて人為的に求めるべきじゃない」
    「じゃあ……なんで、アンタはここに」
    「いや……あの、単にお見合いの話が適齢期以来無数にくるようになっちゃって……そろそろ、オールマイトにも迷惑をかけそうだったから、一番断られそうなのを前提で選びました。ごめんなさい」

    そう、ペコリと緑谷は頭を下げた。フワフワした、緑色の髪が愛らしく揺れる。それも、戦いの後には一時大きく剃っていたはずだ。一気に、轟は胸が苦しくなるのを覚えた。緑谷の前で座り直し、深く頭を下げる。

    「こちらこそ、すみませんでした。勝手に勘違いして、決めつけちまった。申し訳ありません」
    「いいよ、いいよ! 気にしないで! それに、僕ら同い年だよね? よかったら、敬語はやめてもらえないかな……ショート……ええっと、ここでヒーロー名も変か。轟さん」
    「……そっちも、『さん』はやめてくれ。落ち着かねえ。好きに呼んでくれればいい」
    「えっと、じゃあ、轟君。まだ、時間は長くとられているし、よかったら、ヒーローの話でもしない? 君の活躍や、周囲のヒーローについても色々と聞きたいなあ」

    キラキラと、緑谷は目を輝かせた。そういえば、彼女のナード気質とヒーローオタクぶりは有名だ。そうして明るい表情を浮かべると、緑谷の顔は更に子供っぽさが加速する。クスリと笑って、轟は口を開いた。

    「ああ、いいぞ。ただ、そっちの管轄の話せる範囲での活躍の話と交換な」
    「うーん、僕の話なんて聞いても、面白いかなあ」

    十分すぎるほど面白かった。緑谷が対ヴィラン用に考案した作戦の数々は、驚くほど参考になった。また、緑谷の解説が詳細かつ的確で、マスコミを通して知るものより、情報が鮮やかに色を持ったこともある。

    時間は飛ぶように過ぎた。
    久しぶりの楽しさだった。

    「それでさ、ここの崩壊対策には悔いが残ってて……轟君はどう思う?」
    「その場にいた五人なら……こっちの二人は、東に回してもよかったんじゃねえのか?」
    「やっぱりそこだよね! でもさ、すると相手の抵抗による第二戦が……」
    「問題はこの転換点をどう防ぎきるか、か」
    「周囲の被害を最小限に抑えたうえでの立ち回りが求められるからね。仮に、ここを四人として、まず活用すべき個性は……」

    時にブツブツと細かくなりすぎる話を聞きながらも、轟は考えた。緑谷出久も個性婚には反対をしている立場だ。同時に、大量の見合いの申し込みがきて困ってもいる。他の誰かならば考えもしなかった。だが、彼女とならば可能かもしれない。

    そのため、お時間ですと現れた進行役の女性に、轟はこう告げた。

    「俺達、結婚を前提に交際します」
    「はあああああああああああっ?」

    同時に、当の緑谷にはめちゃくちゃ叫ばれたのだった。

    *****

    轟>ようは偽装結婚をして欲しいってことだな
    緑谷>なる、ほ、ど?
    轟>俺は生涯にわたって結婚するつもりはない。だが、このままじゃいつまで経ってもうるさくせっつかれる。緑谷の方も、見合いの話が大変だって言ってただろ。だから、おまえさえよければ、利害は一致している、と思う。
    緑谷>確かにそうだね!
    轟>詳しいことは、次に会った時に話さねえか?
    緑谷>わかった!

    最後は、全盛期のオールマイトのスタンプで締められた。オールマイト好きの彼女らしい。緑谷のためにも、轟はヒーローもよく使うという、個室の料亭を予約した。今度は薄手のセーターにジーンズというラフな格好で来た彼女は、キョロキョロと辺りを見回して叫んだ。

    「うそっ、ここ、高いんじゃないの⁉︎」
    「ビルボードランキング一位のヒーローがなに言ってんだよ。まあ、心配はいらねえ。勘定は俺がもつから」
    「いやいや、ちゃんと半分払うからね!」

    その後も、やや不毛な言い合いが続いた。結局、轟が押し負けて、割り勘に決まった。緑谷出久という女性は、変なところで意地っ張りだ。部屋に通され、轟がまずつまみやすい小品をいくつかと蕎麦を頼むと、緑谷はフフッと笑った。

    「ショートの情報も色々聞いていたけど、本当に冷たいお蕎麦が好きなんだね」
    「変か?」
    「ううん、親しみがあって、いいと思うよ」

    フワリと微笑む顔には、邪気も他意もない。なんと言うべきか、不思議な人だった。轟には自覚があるが、大体において見合いを受けた女性は多少の執着は示してくるものだ。轟の顔面の造りと個性には、それだけの価値があるらしい。だが、緑谷には一切、その傾向が見られなかった。ふんわりして、フワフワしていて、ただ、かわいい。

    かわいい?

    「で、偽装結婚の話だよね?」
    「あ、ああ……嫌だったか?」
    「ううん、君となら嫌じゃないよ。轟君は信頼できそうだしね。ただ……」
    「どうした? あっ、悪ぃ。もしかして、好きな相手や……付き合ってる相手でもいたか?」
    「いないよ! だって、僕だよ!」
    「いや……緑谷なら、デクなら、引く手数多だろ」

    なにせ先の大戦で、彼女にはファンが増えすぎた。その後の活躍でもーー不思議と戦闘における力強さこそ減っているように思うがーー様々な功績をあげた。今では、有名人の公開告白や、熱烈なファンからのプロポーズの声も珍しくない。それは見合いの話も殺到して当然だろうと思われた。だが、緑谷は首を横に傾げる。

    「それは轟君の方だと思うけど? 個性婚なんて無関係に、君を好きな素敵な女性なんていっぱいいるはずだ。それなのに、ここで僕と偽装結婚なんかしちゃっていいのかな? って」
    「……荼毘の話を聞いてまで、俺と恋愛を望む奴はいねえだろ」
    「そんなことは!」
    「それに他でもない、俺がいいって言ってる。だから、問題ねえ……ただ、確かに緑谷の将来を縛るのはまずいな。やっぱりなかったことに」
    「わーっ、待って、待って。本当に見合いの話が多すぎて困ってるんだ! 君さえよければお願いします!」

    そう、緑谷は勢いよく頭を下げた。ちょっと額がゴンっていった。仲居に目撃され、思わずといった様子で吹かれた。その様を見て、轟も思わず笑ってしまった。

    「そんなに勢いよく頼むことじゃねえだろ」
    「それは、そうなんだけど」
    「じゃあ……するか、偽装結婚」
    「うん!」

    大きく、緑谷は頷いた。やたらと一生懸命で赤く額を染めているのが愛らしかった。

    愛らしい?

    なんかさっきから、思考にノイズじみた単語が挟まってくる。何が起きているのだろう。その事実に首を傾げながらも、轟は緑谷との結婚を決めた。

    *****

    そこから先は、色々と怒涛だった。

    エンデヴァーは、『本当かしょうとおおお! …………本当かしょうとおおおおっ!』と大事なことなので二回くり返していた。他の家族はわあわあと喜び、オールマイトだけは何故か不安そうで、ソワソワした態度で挨拶を受けた。事前に、緑谷が『偽装』と話をしたのかもしれないなと、轟は思った。マスコミ各社へは通達だけで済ませ、湧く世間とは真逆に式は行わないこととした。ただ、指輪は買い、偽装とバレないためにも同棲はすることとなった。

    「手を出す気はないから、安心してくれ」
    「……うん。信頼してるから大丈夫だよ」

    互いの給料を合わせて、各自ゆったりとした個室を持てる物件を借りた。あとはここで、共同生活を送るだけだ。新居に荷物を運び込みながら、緑谷は意外と楽しそうに笑った。

    「友達とのルームシェアみたいで、楽しいね」
    「そう、思ってくれんのなら、助かる……本当は万が一にもかち合わないように浴室もわけられればよかったんだけどな。または二世帯住宅とか」
    「浴室二つの物件はないだろうし、二人で二世帯住宅はお金がもったいないよ。別に、そこまで気にしなくても大丈夫だから……それじゃあ、僕はオールマイトグッズの陳列にとりかかるね」
    「おっ。大仕事だな?」
    「轟君も、オールマイトのこと好きって言ってたよね。よかったら、後で見に来てよ」
    「ああ、そうさせてもらう」
    「じゃあ、なにか手伝いが必要なことがあったら呼んでね」

    そう、彼女はダンボールを四つ積んで、やすやすと運んでいった。個性を発動させずともあの程度はできるのだから、大したものである。だが、居間にはまだいくつかの箱が残されていた。恐ろしいことに、オールマイトのグッズはまだある。陳列用の道具を取り出した際、いくつかの箱は開封された状態になってもいた。重ねやすいように閉じておいてやろうかと、轟はソレに近づく。だが、中に大事そうに仕舞われている雑誌に気がついて、首を傾げた。

    「士傑の新入生のインターン特集……ヒーロー趣味で集めたやつか? 確か、西側限定の発売だし……それにやけに読み込まれ……」
    「わああああああああああああっ!」

    弾丸のごとく、緑谷がすっ飛んできた。そのまま、彼女はダンボールへと覆い被さる。フルフルと、緑谷は震えた。だが、顔をガバッとあげて、訴える。

    「見た⁉︎」
    「見てねえ」
    「本当⁉︎」
    「本当だ」

    フルフルと、轟は首を横に振った。正確には、彼女が『何を見られた』と危惧しているのかがわからなかった。読み癖のついた雑誌を目撃されて困るとも思えないので、下着の箱を覗かれてしまったとでも勘違いしているのかもしれない。真相はわからねど、轟の返事に緑谷は深く息を吐いた。そのまま、彼女はダンボールを抱える。

    「なら、よかった。じゃあ、コレも持っていくね!」
    「おう……でも、それには特になにも」
    「また後でね!」

    嵐のように、緑谷は去っていった。なんだろうなと、轟はふたたび首を傾げる。だが、深くは突っ込まないことにした。事務所で貰った引越し祝いの蕎麦を食べるのを楽しみに、轟は自分の作業を続けた。

    こうして、偽の結婚生活が始まった。
    それは、思った以上に居心地がよく。

    まさしく、友人とのルームシェアといった感じだった。

    *****

    一人暮らしの間に、緑谷は基本的な料理は学んだという。実は一時多忙すぎたのと、効率のよい家事の仕方がわからず身体を壊しかけたことがあり、教室にまで通ったそうだ。正確には、何事も完璧な幼馴染に、これぞという講座へ無理やり叩き込まれたのだという。

    「だからね、ひと通りのことはできるよ」

    えへんと、緑谷は胸を張った。だからと言って、轟は彼女に己の家事まで負担させるつもりはない。そう話したのだが、そこは共同生活というものの原則に沿わないと首を横に振られた。『互いに多忙なヒーローなのだから、救けあったほうが絶対に効率がいい』とのことだ。

    実際、その通りだった。

    己のパーソナルスペース、つまり個室は侵入不可と定めた。だが、風呂洗いは後から入ったほう。疲れていたら交代。料理は先に帰宅したほう。または予定によって決める。掃除は手が空いたとき。洗濯は疲労の少ないほう。そう、緩いにもほどがある取り決めで分担を始めた。

    結果は、実に上手く進んだ。

    事務所が異なるとはいえ、緑谷はヒーローオタクだ。また、各所の手こずっている案件への情報収集能力と把握が、半端なく早かった。彼女は個人事務所こそ設立しているものの、ほぼ単独で動いており、助っ人としてのチームアップ件数が突出しているのだから当然ともいえる。そのため、轟の疲労度合いの掴み方も上手かった。彼がダウンしている時は生活を回すが、自分が多忙な時は無理をしない。そうして、補いあうような日々は心地いいものだった。

    なによりも、ちょっとした気遣いが嬉しい。

    フラフラになって帰宅した日に、鮭と昆布のおにぎりと、お椀にミニ蕎麦が用意されていた時は、涙が出そうになった。しかも、『食べられるものだけ食べてください。お疲れ様ヒーロー』とまで添えられていた。身に染み入るようだった。全て平らげて翌日に礼を言うと『まさか全部食べてもらえるとは思わなかったなぁ。嬉しいよ』と微笑まれた。やはりかわいかった。

    やはりかわいかったってなんだ?

    そんなこんなで、緑谷との偽装結婚は実に上手くいっていたのだが。
    まさか、彼女と大喧嘩をする羽目になるとは、轟は予想しなかった。

    *****

    炎が燃えていた。頬が痛い。目の前がぐらぐらと揺れる。轟の前では、翠の瞳が輝いていた。宝石のような輝きを湛えた、強い目をして、彼女は言うのだ。

    「君の力じゃないか!」

    長年被っていた厚い殻を叩き割るような、鋭い声。
    それを耳にした瞬間、轟は大きく目を見開いた。


    ようやく、求めていた運命に出会えた気がした。
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