Recent Search

    NNyabolatt19770

    @NNyabolatt19770

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 💎 🐍 📷
    POIPOI 7

    NNyabolatt19770

    DOODLEまさよど
    途中までXにツリー形式で書いていたもののまとめなので改行無しでつらつら書いています
    現パロではないので携帯スマホ無い時代です
    正雄捜査網めずらしく喧嘩をした淀野と正雄。「先生の分からず屋!もう知らない!」そう言って正雄が飛び出していって既に3時間が経つ。すぐに追いかければよかったものの、意地もあったし、どうせ小一時間もすれば戻るだろうと、淀野はたかをくくっていた。しかしなしのつぶてのまま、まもなく日も変わる頃となりいよいよ心配になってくる。行き先の手掛かりは無い。やみくもに探して見つけられるか…?…捜索願…はさすがに大袈裟だろう。あれこれと思い巡らせ、事務所内をうろうろと歩き回って考えた結果、背に腹はかえられぬ、と恥をしのんで昔馴染みの記者仲間、情報屋に夜分にも関わらず片っ端から電話をかけ、正雄探しの手伝いを依頼する。皆、情報収集、調査探索のプロだ。中でも、淀野のかつての後輩で、現在は正雄の勤める出版社で所属するチームの編集長、つまり直属の上司である男、渡邊が、淀さんの頼みだし、部下のことも気がかり、とあれこれ采配を振ってくれることに。彼の一存により、淀野はひとまず事務所にて待機となった(正雄が戻るかもしれないし、捜索チームからの連絡待ちのため)。すると、さすがは玄人集団、30分もしないうちに、正雄発見の報が入る。聞けば少し離れた駅近くの繁華街の一角にあるバーで飲んでいる、しかも何者か、同伴する男がいると言う。彼の友人では?と聞くと、年の頃は淀野より少し下のように見えるがとても友人というような年格好ではないらしい。嫌な予感に全身を震えが走る。淀野は取るもの取り敢えず事務所を飛び出すと、タクシーを掴まえ件の場所へ向かった。到着した店の前には既に仲間達が集まっており、渡邊がそっと扉を開けて指し示した先には確かに正雄の姿がある。客の疎らな店内、薄暗い照明の中カウンターの一番奥の席には飲みかけのグラスが二つ。正雄の隣には見たことの無い男が座っており、したたかに酔った様子の正雄がその肩にしなだれかかるのをいいことに、不埒にも彼の腰に手を回して擦っているではないか。淀野は、カッと頭に血がのぼるのをどうにか収め、つかつかと男のもとへ近寄ると声をかけた。「失礼、この子が世話をかけたようですね?」「はて?あなたは?彼の親御さんですか?」男の存外丁寧な応答を意外に感じたが、それもおそらく上っ面。身なりは悪くないが、時計や装飾品などは華美で悪趣味極まりなく、整髪料で撫で付けた頭がてかてかとしていかにも胡散臭い。しかし、淀
    4974