女神的惩戒与远旨 / 女神の罰と思し召し 俺は姫様から心底嫌われている。
いつも誰にでも優しく接している彼女が俺だけに冷たい視線を向けてきた。
いや、むしろ俺の顔さえ見たくないのかもしれない。
昨日も「ついてこないで」と叱責を受けてしまった。
一体何故だろう、俺はただ近衛としての仕事をしているだけなんだ、姫様に邪魔をするつもりなんてないのに。
時々道端の野良犬が羨ましかった、優しくしてもらえるだろうから。
俺は犬にも及ばないのだろうか?
流石に辛いと感じた。
たしかに辛いが、今日も姫様の護衛任務がある。以前よりもっと後ろに下がる方がいいだろうか?五歩だめなら、今日は十歩下がったら?せめて姫様に怒られないように......
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