【太中】Funeral Flowers·番外　　【逢椿】
　　
　　「与君又逢椿盛时，执手相伴，共赴余生。」
　　
　　脚下是深不见底的河水，河畔是血红的曼珠沙华，花心散发出金红色的微光，盈盈点点飘向空中，环绕在河面上两个黑色身影的周围，他们十指相扣着，并肩走在这忘川之上。
　　一步一涟漪，三步一生花，是带着对彼此的眷恋和不必言说的爱意，绚烂绽放于彼岸。
　　“中也。”太宰治轻唤了一声身侧人的名字，他收回一直看向中原中也的余光，目视着前方，牵着中原中也的手继续慢慢向前走着。
　　闻声，中原中也抬头看向太宰治的侧脸，疑惑的问道：“怎么了？”
　　太宰治却又沉默着一言不发，手心出了汗，身体微微有些颤抖，仿佛是在害怕什么。
　　走到忘川的尽头，便是轮回转世，忘却今生与爱人的刻骨铭心，也许从此陌路人，也许来世永不见，也许……罪孽深重再无生。

薄月夜「中也なに、その恰好」
　先に入ってるぞ、そう声を掛けた中也を見て、太宰が言う。
「何って、これ、こういうモノなんだろ？ここにあったぞ」
「ああ、うん。そうだね。そうか」
「？ なんだ？」
「何でもないよ。私もすぐに入るから。お先にどうぞ」
「何だよ。気持ち悪ぃな」
　そう言いながらも、中也は顔を引っ込めた。
　太宰はひとり、ほくそ笑む。
「へぇ……？」



「何で手前が此処にいる」
　中也の眉間に皺が寄ったのは、ほんの数時間前の事だった。
久しぶりの休日だった。しかも連休。首領からもゆっくり休めと言われている。秋は深まり、冬の足音が聞こえている。すこし遠出するにはいい季節だ。目的地を決め、地下駐車場の愛車に向かうと、そこには如何にも待ち合わせしていたかのように、青鯖がいた。