とあるチャンピオンたちの会話とあるチャンピオンたちの会話
「ヒカリちゃんはね。バトルセンスもそうなんだけど、キラッと光るものがあるの。ポケモンとの接し方とか、人との対話とか」
「自慢か」
にこにこと笑みながらシロナは語る。そんな姿にワタルはまたかと言いたげな目を向けた。バーのカウンターでカクテルを飲みながら、彼女はそうよと悪びれる様子もなく答える。
人気の少ない落ち着いた雰囲気のバーのカウンターに男女が三人。すでに出来上がっているのではといったふうに酔った表情を見せるシロナは自慢したくなるでしょと言う。
「私の可愛い可愛い恋人よ? 自慢したくなるじゃない!」
「確かに可愛い恋人は自慢したくなるね」
「ダイゴくん、シロナくんをヒートアップさせないでくれ。惚気が始まる」
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