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    Twitterがスクショだらけで見にくいので、イラスト系はこっちに上げようかなと気まぐれ更新
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    ヴァンパイア紅蓮と比留間兄弟の話

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    咲楽優

    MEMO他サイトにて公開しているサウンドノベルです
    バックログで文章を確認出来ないつくりにしていたのでテキストにしてみました
    タイトル【Endless road】
    ※約900字
     ダークファンタジー系
     一部残酷な表現が含まれます
      この物語はフィクションです

    (ひとりごと)
    確かにギャレリアの方が機能は豊富だけど私はこっちも好きです
    あるところにひとりの男がおりました
    男は頭からマントをかぶり、手にはつえを持っています
    その男がどこからやって来たのかは分かりません
    男はある目的を胸に、旅をしていました

    男は旅をしています
    あるとき、耳の長い少年が声をかけてきました
    「ねえ、君はどうしてつえをついているの?」
    男はこう答えました
    「私は足が不自由だからだよ」
    男は曲がった足をさすりながら言いました

    =男は昔、ある国の王様でした=

    男は旅をしています
    あるとき、羽の生えたおじいさんが声をかけてきました
    「おぬしはどうしてマントをかぶっているのじゃ?」
    男はこう答えました
    「それは、私の顔が醜いからだよ」
    男はマントを深くかぶりながら言いました

    男は旅をしています
    あるとき、尾びれの生えた女が声をかけてきました
    「あなたはなぜ旅をしているの?」
    男はこう答えました
    「ひとりぼっちはさみしいからだよ」
    男は遙か彼方を見つめながら言いました

    =男は昔、大きな罪をおかしました=

    花ほころぶ丘をこえ、砂塵(さじん)の嵐をぬけました
    海を渡り、広い草原にたどり着いたところで男は腰をおろします
    野原にはゆるやかな風が吹い 943

    dandyhamaki

    DOODLEこれの
    https://poipiku.com/103066/3326049.html

    つづきのENN組馴れ初めもどきの途中もの。
    −−−−−−−−−−−で次ページ前提でなんかやっとる。
    「やぁ、起きられたんだね。」

    まだ誰も居ない試合前の待合室。
    軽い食事を取りつつ他の参加者を待っていれば、昨晩廊下で疲労から行き倒れていた男がやってきた。

    「起きられますよ。そりゃぁ。」

    「そっか。」

    あの晩、いつも人当たりの良い笑顔を保っていた彼の顔は苦悶に満ちていた。
    寝言とは思えない量の独り言を続ける様を見て起こすべきかと悩んでいた時、眠っているはずの君は不意に自らの鼻をさすり小さくこう言っていた。
    「ああ、ひしゃげかと思った。」「破片を抜かなきゃ。」と。
    それまでの寝言とは違い少しハッキリとしたその寝言。些かの違和感。
    そんな違和感を感じる時は大抵悪い方への違和感で。何よりその苦悶の表情と脂汗は、かいている人間を廊下で放置するのは自分の信条的に憚られたのだ。

    「ノートン、夢見はいつも悪い方?」

    少し周りがまだ居ない事を確認してからそう言葉を続けると、ヒクリと笑顔が引き釣ると同時にそれを隠すかの様に彼は己の手で顔を覆った。

    「……毎日な訳では無い、ですね。酷く疲れると見る位ですよ。有るでしょ?そういう事。」

    「珍しい、君にしては分かりやすく嘘をつく。」

    つい呆気 4573